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rchnk 寝バック お付き合い済 かなり印象操作
「…たまには俺の性癖に付き合ってくんない?」
「…は、ぁ…?」
風呂上がり、2人でバニラの棒アイスを食べている時。
誘うタイミングを完全に間違えているな…と思ったがそんなことは別にいい。
彼とする時は全て対面座位か正常位なのだ。
別に可愛いし、いいんだけど…。
顔を見られるのが、少し苦手で。
バックを提案してもさりげなくムードを変えてくる。
「…内容次第。」
「寝バックしたい」
正直に言った。
愛おしい子が俺の力に抵抗できずに下で潰されているのが可愛くて。
それを彼で見たい。
「…やだ」
「、え!?」
「嫌だって」
棒アイスの木の棒を加えながら彼はそう言った。
ここまで来たらなんでこんなに嫌なのか聞きたい。
もしかして、顔見られるのが好きとか。
「…なんで、そんないやなの?」
「…え、っ…」
目をそらし、耳が赤くなるのが見えた。
もしかしてこれ、相当かわいい理由かな?と期待を胸に踊らせる。
「…の顔、好きだから…」
「…え、なんて?」
「…あぁ、も〜…、お前の顔、好きだから…
!」
「…え」
本当に可愛い理由だった。
まさか俺の顔が好きなんて。
小っ恥ずかしくなる。
「……ふは、にきにきかあい〜…♡」
「黙れよマジで…」
でも、こんな可愛い理由を聞いたらもっといじめたくなってしまう。
尚更、寝バックしたい。
「にきにき、今日しよ?」
「…っえ、…う、うん…」
あくまで君が嫌がらないように誘う。
やるにはまず髪を乾かさなきゃ。
「おれ…先寝室行くから…」
「…うん、まってて」
「ん、きたよ」
「っ、あ…」
「あは、期待してた?」
「別に…」
年上の彼をいじめるのはとても楽しい。
年下の俺にぐしょぐしょにされる感覚に依存して、期待するのも、本当に愛おしい。
「…ふ、こっちおいで?」
吸い付かれるように座りながらちょこちょことこっちに来る。
小動物のようで愛らしい。
仕事のときはあんなにアクセル全開なのに俺と2人の夜は無口になって素直になるのが可愛い。
「…ふ、ん…ぁ…♡」
「ん…ふ、ん…」
弱い耳を撫でながら上顎や歯列を舌で懐柔する。
彼の震える手は俺の肩にある。
何も言っていないのに、彼の全てを俺に預けているようで、支配しているようで。
ああ、なんて愛おしい子なのだろう。
口を離してからは銀色の糸が引いた。
「…にきにき、うつ伏せに寝転がって、?」
「え…、なにするつもり…?」
やはり警戒した。
さて、ここからどう持っていこうか。
彼はきっと対面座位をするつもりだったんだろう。
急にうつ伏せになれなんて言われても戸惑うだけだ。
「まぁ、とりあえず寝っ転がって?」
「…ん。」
案外素直に寝転がってくれた。
体だけは布団に向けて、顔だけはずっとこちらを見ている。
「ここ、からなにすればいいの…」
「あは、えらいえらい…うん、そのまままってて」
今日は彼が嫌なことをする代わりにいっぱい褒めてあげたい。
どんな反応するのかな。抵抗するのかな。
どんな反応にせよ少し楽しみ。
「っ、なぁ…りぃちょ、お前これ…!」
「かわいーよ、にきにき♡」
手錠で彼の両腕を奪った。
鍵がないと取れないモノだから簡単には取れない。
そして、体位についても色々察したようで、相当嫌な顔をしている。
逆にそそってしまう、俺が怖い。
ここまで来ると逆に俺も止められなくて、彼にずっとつけれなかった目隠しもつけた。
目隠しをすると俺の体の一部分も見れなくて、寂しいらしくて。
彼はずっとりぃちょ、りぃちょ、と今にも泣きそうな、震えた声で名前を呼んでいる。
なんて愛おしいのだろうか。
「にきにき、俺、ずっとここいるよ」
「…っ、ぅ…は、り、ちょ…これ、外して…」
「…にきにきが抵抗しなかったら外したげる、ね?」
「っひ…い…」
隠している目元から涙が出ているのが分かる。
いつもならここでやめているけど今日は違う。
「がんばろーね、にきにき…♡」
「っん、う…あぁ…♡り、ぃちょ…♡」
「だいじょーぶ?にきにき」
うつ伏せの彼に乗ってゆるゆると腰を振る。
抵抗はしないものの目隠しをし始めてからずっと俺の名前を呼んでいる。
きっと、相当嫌なんだろうな。
少し申し訳ない気持ちを抑えながら、大きく腰を振る。
「っ、お゛、っぁ…!?」
彼の腰が曲がったところで彼のナカには俺のモノがもっと奥に入ってしまった。
きゅうきゅうと締め付けられるナカはまるで離れないでと言われているようだ。
「はは、締まるね…笑」
「ぅ、う゛〜〜っ、♡」
彼がまだ慣れない中イキをしてから彼の背中がずっと痙攣していた。
それを落ち着かせるべく腰を動かすのを辞め、ゆっくり背中を撫でてやる。
そうすると浅い呼吸ではあるが落ち着き始める。
「っ、は…ぅ…は…♡」
「ん…、落ち着いた?」
「う、ん…っ♡」
痙攣が落ち着いてからは一定のペースで最奥に差し込む。
彼のナカは俺の欲を吐き出せと言わんばかりにきゅうきゅうと締め付ける。
「っ…あ、もっと奥入りそ…?」
「…っ、え…無理、無理無理無理…!」
彼の腰は逃げようと必死になっているけど俺が乗っかっているから動こうにも動けなくて。
苦しそう。
抜けそうなギリギリまで抜いてからその更に奥まで狙う。
ごちゅん、ととても人体からは出ないで欲しい音が鳴った。
さっき落ち着いた彼の痙攣もとても酷くなる。
「お゛、ぐっ、ぉ…?♡」
彼の汚い喘ぎ声が腰にくる。
快楽でぐずぐずにされ、溶かされ、舌っ足らずな言葉を喋る。
人はここまで快楽に溶けてしまうのかと思うと少し怖くなる、けど今は彼を攻めることしか考えたくない。
「っお゛、ひ…ぃ、あ、゛へ…!?」
どうやら彼はずっとイッてるようで、そんなのもお構い無しに奥を突いていると勢いの悪い潮が出る。
「んは、にきにき潮吹いたの…笑」
「っ、や…うるさ…ぁ゛…」
「り、ちょ…顔、見せてほし…♡」
俺はまだイッていない。
でも、彼が本当に嫌がっていることをもうここまで頑張ったのだ。
良心が働いて、目隠しや手錠を取った。
目元には赤い涙のあとがあって、手首にはきっと取ろうと頑張ったのであろうあとがあった。
「っは、り、ちょ…?♡」
まだ蕩けている彼はそんなふうに俺の名前を呼んだ。
とても愛おしくなり、抱き締めたくなったが一旦抑えて彼の腰を撫でたりする。
「うん、りぃちょ。ここにいるよ」
「は…お前、さいてい…」
少しムッとした顔でこちらを見てくる。
申し訳ない気持ちと可愛いなという気持ちが同時に浮かんだ。
「んふ、ごめんごめん…」
「でも、良かったでしょ?」
「…っ、え…ぅ…」
まるで図星をつかれたかのように目線を逸らす。
ああ、かわいい。
「…ね、にきにき、俺まだイッてないんだよね」
「ぅぐ…っ!?♡」
彼が正面を向いてもまだ俺のモノは入っていたのでこう言ったあとに奥をグイッと突いた。
不意打ちすぎたソレは彼もまだあまり状況を把握出来ずにいた。
まだまだ付き合ってね。