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痛い、痛いよ。冷たい。暗い。誰か、誰か。お願いだから。






助けて。













何を間違えたんだろう?いや、何も間違えなかったはずだ。皆幸せだ。やっと、皆を幸せな未来にできたんだ。なのに。なのに。


なのに、彼は今日も、オレを彼の愛で縛り付ける。彼くらいにイケメンだったら、他の女の人なんてすぐに恋してしまうはずなのに。何でオレに執着するんだろうか。

何処にでもいるようなオレには、何も魅力は無い。

でも、彼はオレが逃げることを許さない。オレが彼を拒むことを許さない。

何度も抵抗した。泣き喚いて、拒絶して、罵って、また泣いて。その度に殴られた。「これは躾だ」と言って。殴られ、蹴られ、髪を引っ張られ、無理やり犯された。痛いのに快感を拾ってしまうオレを見て、彼はにっこり笑う。元々整った顔立ちをしている彼の笑顔は、見惚れるほどに綺麗で。弱い自分に腹が立った。何にもできない自分に絶望した。



「ここにいて。俺から逃げないで。タケミっち」



オレが抵抗する度に、彼はそう言う。一種の呪いの言葉のように。それを繰り返す。

















薄暗い部屋に、オレの惨めな声と聞くに堪えない卑猥な肉と肉が触れ合う音が響く。

「ゆ゛る゛しでッッ…、!ま゛ぃぎ、くッ…、! い、ゃ゛ッ…!、だめ゛ッッ!!だ、め、ッぉお~~~~ッッ♡♡゛、♡゛」「ははッ!なに、タケミっち。めっちゃ感じてんじゃん」「ごめ゛、なさい゛ぃッッ …!イ゛ってる゛っっ!!♡゛イって、からぁッッ!!♡♡゛ あ゛ッぁ、 あ゛~~~~…………ッッ♡♡゛」涙と鼻水でぐちゃぐちゃな顔を、彼は満面の笑みで覗き込む。容赦なく彼は腰を打ち込んでくる。必死になって強制的に与えられる快楽から逃げようとするオレは、何度も足首を引っ張られて戻された。「こら、逃げないで。また殴られたいの?」この言葉が出たらもう駄目だ。彼は決して冗談で言っていない。本気だ。さっき忠告したでしょ、と言い訳のように言って殴るのだ。この言葉が出たら、オレは抵抗するのを諦めるしかない。彼の気が済むまで。彼がオレに飽きるまで。その日をずっと待ちながら、オレは今日も彼に弄ばれる。

「ねえタケミっち。俺、今幸せだよ」

彼が、オレの耳元で低く囁く。オレが聞き逃さないかのように、ゆっくりゆっくりと。

そっか。彼は幸せなのか。なら、いいのか。





「……オレ、もですよ。マイキー君」






抱しめてくる彼 ──── マイキー君に腕を回しながら、オレもかすれた声で呟いた。

















洗脳:その人の主義や思想を根本的に変えること。また改めること。


痛い、痛いよ。冷たい。暗い。誰か、誰か。お願いだから。






助けて。













何を間違えたんだろう?いや、何も間違えなかったはずだ。皆幸せだ。やっと、皆を幸せな未来にできたんだ。なのに。なのに。


なのに、彼は今日も、オレを彼の愛で縛り付ける。彼くらいにイケメンだったら、他の女の人なんてすぐに恋してしまうはずなのに。何でオレに執着するんだろうか。

何処にでもいるようなオレには、何も魅力は無い。

でも、彼はオレが逃げることを許さない。オレが彼を拒むことを許さない。

何度も抵抗した。泣き喚いて、拒絶して、罵って、また泣いて。その度に殴られた。「これは躾だ」と言って。殴られ、蹴られ、髪を引っ張られ、無理やり犯された。痛いのに快感を拾ってしまうオレを見て、彼はにっこり笑う。元々整った顔立ちをしている彼の笑顔は、見惚れるほどに綺麗で。弱い自分に腹が立った。何にもできない自分に絶望した。



「ここにいて。俺から逃げないで。タケミっち」



オレが抵抗する度に、彼はそう言う。一種の呪いの言葉のように。それを繰り返す。
















薄暗い部屋に、オレの惨めな声と聞くに堪えない卑猥な肉と肉が触れ合う音が響く。

「ゆ゛る゛しでッッ…、!ま゛ぃぎ、くッ…、! い、ゃ゛ッ…!、だめ゛ッッ!!だ、め、ッぉお~~~~ッッ♡♡゛、♡゛」「ははッ!なに、タケミっち。めっちゃ感じてんじゃん」「ごめ゛、なさい゛ぃッッ …!イ゛ってる゛っっ!!♡゛イって、からぁッッ!!♡♡゛ あ゛ッぁ、 あ゛~~~~…………ッッ♡♡゛」涙と鼻水でぐちゃぐちゃな顔を、彼は満面の笑みで覗き込む。容赦なく彼は腰を打ち込んでくる。必死になって強制的に与えられる快楽から逃げようとするオレは、何度も足首を引っ張られて戻された。「こら、逃げないで。また殴られたいの?」この言葉が出たらもう駄目だ。彼は決して冗談で言っていない。本気だ。さっき忠告したでしょ、と言い訳のように言って殴るのだ。この言葉が出たら、オレは抵抗するのを諦めるしかない。彼の気が済むまで。彼がオレに飽きるまで。その日をずっと待ちながら、オレは今日も彼に弄ばれる。

「ねえタケミっち。俺、今幸せだよ」

彼が、オレの耳元で低く囁く。オレが聞き逃さないかのように、ゆっくりゆっくりと。

そっか。彼は幸せなのか。なら、いいのか。





「……オレ、もですよ。マイキー君」






抱しめてくる彼 ──── マイキー君に腕を回しながら、オレもかすれた声で呟いた。















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