テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
茈 × 赫 ( 桃 × 赫 )
⚠︎︎ 注意 ⚠︎︎
・死ネタ
・病み表現 ( リスカ、OD等 )
・腐表現 ( 微
・すごく長め
( 時間と心に余裕がある時に読むことをお勧めします )
・視点の移り変わりが激しいです 。
・衝動的に書いてるのでかなりぐちゃぐちゃです 。
・長いくせに内容はスカスカです 。
・微空白厨 、強めの筆癖有
・完全に主の癖を詰め込んだ作品になってます
根気強く読める人だけお勧めします
地雷様 🔙
力尽きて
途中できれてます ,,,
―――
茈 「 ,,, なつ 」
低いけど柔らかくて 、優しい声が部屋に響く 。
きっと俺の返事を待ってくれているんだろうけど 、顔を出すことは愚か 、声も出せない 。
茈 「 飯置いとく 。 食い終わったらまたここに置いといてくれたらいいから 。 」
また 、迷惑をかけてしまった 。
赫「 ,,, 会いたい 、会いたいよいるまッ ,,, グスッ 」
ご飯だって食べたいし またみんなと普通に暮らしたいだけなのに
,,, ごめんなさい
茈 「 なぁ 、やっぱり無理にでも部屋入るべきだと思うんだけど 」
桃 「 それは ,,, 俺も思うよ 」
「 でもそれで本人を追い詰めることになっちゃったら元も子もないしさ 」
緑 「 ,,, もう全然食べてないの ? 」
茈 「 ,,, 部屋から出た様子もないんだ 、ここ一週間 」
黄 「 え 、えっ 、それって ,,, ! 」
桃 「 そんなの分かんないよ 、俺らが寝た後とかに来てるかもしれない 」
「 もっと 信じてあげようよ 」
茈 「 信じてあげるのもいいよ 。 いいとは思う 。 」
「 でももしもを考えたら動かずにはいられねぇよ 」
「 夜にきてるって言う証拠もないし 」
「 一週間も飲み食いしてないってことだろ ? 人間が生きていけるとは思えねぇんだよ ,,, ッ 」
黄 「 すごくすごく最悪な場合を想定して 、俺もそろそろ行かなきゃいけないと思う 。 」
桃 「 ,,, うん 、俺も思ってるんだよ 、思ってるけど 」
「 いるまがもしもを言うように 、俺には最悪なもしもがたくさん浮かんでるんだよ 」
「 どれも現実で起きて欲しくない 。あくまでも 、“ もしも ” であって欲しい 。」
緑 「 ,,, 俺も 、らんらんと意見近いかも 」
「 最悪なことに繋がることはできればしたくない 」
「 強引なことも大事だけど 、なにかのトリガーになってしまったらって思うと 、下手には動けないよ 。 」
茈 「 ,,, ッでも !!! このまま放っとけっていうのかよッッ ?!!?! 」
「 お前ら 、それでいいの ? このままなつがいなくなっちまってもいいのかよ゙ッ!!!!」
桃 「 いるま 、いるま一旦落ち着いて 、分かるから 」
「 気持ちは 、よく分かるから ( 拳握 」
茈 「 ,,, ッ 、 こんなの耐えれるほど 、俺は強くねぇよ、 」
「 大切な仲間が 、好きなやつが苦しい思いして、飯もロクに食えねぇで、生死も分かんねぇんだよ」
「同じ家で 、隣の部屋に住んでんのに 。」
「 こんな状況でただ待つなんてこと 、俺にはできねぇから ,,, ッ ( 涙 」
緑 「 ,,, 、あと一日 。明日 、もし出てこなかったら、声も聞けなかったら 、勇気だそう 」
桃 「 ,,, うん 、」
茈 「 ,,, 」
瑞・黄 「 ,,, 、 」
コンコンッ ( ノック
桃 「 は ~ い ? 」
瑞 「 らんくん 、こさめ 。 」
桃 「 ,,, こさ、 どした ? 入っておいで 」
瑞 「 ,,, ( 手握 」
桃 ( 手握
瑞 「 ,,, っ 、ごめんねらんくん 、仕事忙しいのに 」
桃 「 仕事なんかよりも大事なものだからね 。 こさめがちゃんと落ち着けるまで 、俺は傍にいるから 」
瑞 「 ,,, 」
緑 「 ,,, みこちゃん 、大丈夫だよ 」
黄 「 おれっ 、おれなんもできないっ ,,, ( 泣 」
緑 「 俺にも 、なんにもできない 。俺らにできるのは 、ひまちゃんを信じて待つことだよ 」
「 それ以上はきっと要らない 。 それ以上は 、ひまちゃんにしかできないことだからね 」
黄 「 ,,, なっちゃん 、っ ( ぐすっ 」
緑 「 ,,, だいじょうぶ 、大丈夫 。 ( 背撫 」
茈 「 ,,, 」
茈side
なつが部屋に籠もりっきりになってから約1ヶ月が経った 。
リビングでも 、廊下でも 、一度も顔を合わせてない 。
らんがいうように俺らが寝てる間にいろいろ済ませてるのかもしれない 。けどそんな証拠もなければ 、なつがちゃんと息をしてるって言う保証もない 。
原因が分からない今 、もし俺らが原因になってしまっていたとして 。
その中無理やりな行動を働くと良くない方向へ進んでいってしまう。らんやすちはきっとそれをどうしても避けたい 。
でも俺は 、それ以上に顔が見たい 。
顔を見て 、また前みたいに頭を撫でて 。
たくさん泣いてくれたら良かった
たくさん笑ってくれたら良かった
愚痴られても 、文句を言われても
お前なら全部受け止められるのに 。
茈 「 どうしちまったんだよ ,,, ッ 」
しゅーっ 、しゅーっ 、ざっ
ぷちっ 、ぷちっ 、 ごくっ 。
赫 「 ッ゙ぁ゙ ~ ,,, 」
赫side
喉はいかれた 。きっと当分声は出ない 。
頭もきっとおかしくなってる
いや 、もうずっと前からおかしいけど 。
血もどんどん減っていって 、目の前があまり明るくない 。
視界は常に暗くて 、ふらふらしてる 。
物の形もはっきり捉えられないような 、そんな感じ 。
足も腕も傷は増えつづけるばかりで 、もう立つことも重いものを持つこともできない 。
もう人間を辞めてしまった 。
赫 「 ,,, ッめ 、ん ,,, ぃ 、ま 、、 」
ごめん 、いるま 。
そう言いたいだけ 。
言葉にして、声に出して伝えようとすると
壊れた喉はそれを許してくれなかった 。
脳が溶けるほどの量の薬たち
錆びて異臭を放つ刃物 、ろくに手当もされず少し力を入れれば血が溢れ出す腕と足 。
あ ~ 、もうほんとに 、なにがしたいんだろう 。
俺は 、だれが好きなの ?
なにしてたっけ 。 これは この前買ったやつか 。
今イヤホンから流れてる曲は 、だれの ?
あれ 、電気のリモコンは ,,, 、
ガタンッ
すぐ後ろ 、扉の近くで音がした 。
何か大きいものが倒れるような 。
くるっ 、って振り向いた 。
頭をこう ,,, くるって 。
あんま動かないからか首がすこし痛かった 。
桃 「 ,,, 、な 、なつ ,,, ? ( 震 」
赫 「 ぁ゙ 、,,, ら 、ぁ ん ,,, ? ( 掠 」
らんだ 。
髪綺麗だなぁ ,,, つやつやだ
桃 「 なつ 、なつ ,,, ? 」
赫 「 ,,, ( にこ 」
笑ってあげた 。
多分これが見たかったんだろうなって 。
ずっと顔見せてあげられなくてごめんね 。
あ 、そうだ
声 、出ないんだった 。
桃 「 ッ ,,, ( 抱締」
俺が笑ってあげるとすぐ抱きついてきた 。
ものすごい力で抱き締めてくる 。
あぁ あぁ 、そんな強くするから血がでてきちゃったよ
,,, 離さないんだね 。
桃 「 ,,, なつ 、なつ ,,, ッ ( 涙 」
なんで 、泣いてるの 。
なんで 、震えてるの 。
抱き締めながら震えないでよ 。
声を殺して泣かないで 。
茈 「 おい ,,, なつ ,,, ? 」
また 、光が差し込んできた
ずっと閉じていた扉から 、また光が差し込んできた 。
らんのつぎは 、いるまだ 。
赫 「 ぃ゙ぅ ,,, ぁ ( にこ 」
桃 「 ッ ,,, ( 抱締 」
桃side
あと一日待とうって 、みんなで約束した 。
あと一日 、出てこなかったら、声も聞けなかったら強引にでも連れ出そうって 。
じゃあもし、連れ出せたとして
その先はどうする ?
色々考えたけどもう何も出てこなくて 。
俺もきっとわかってた 。いるまの言うように無理やりにでも入るべきだって 。
でも俺は臆病だから 。 頭に浮かぶ最悪なもしもが現実になるのは本当に嫌で 。
もし 、明日待って声も聞けなくて
無理やり中に入ることになって
その先の景色が 、最悪なものだったら 。
きっと他のみんなは耐えられない 。特にいるまなんて 、きっと同じ道を辿ろうとするはずだから 。
俺が先に見ておかなくっちゃって
考えになった 。
もう分かんない 、深夜だったし 。何をどうすればいいのか分かんなくって 。
開けてしまった 。
簡単に開いてしまった 。
籠るようになってから初めの方はなつの方から開けるなって言われてて鍵もかかってた 。
なのに、鍵は開いていて、なつはそこに座ってた 。
赫 「 ぁ゙ 、,,, ら 、ぁ ん ,,, ? ( 掠 」
扉を開けた先 、その部屋に明かりは灯っていなくて 、扉があいた隙間から差し込む廊下の光に照らされていた 。
その光の先にあったのは 、 最後に見た時よりずっと細くなった背中 、重たそうに首を回して 、こちらを見たなつの顔 。
青白くて 、なにより目の下の隈が酷かった 。
唇も血色がなく頬も痩せこけてしまっていた 。
扉を開けた瞬間に漂った鼻の奥を刺す異臭 。
床に広がる大量の薬瓶や箱 。
そして 、俺をみて掠れた声で名前を呼び 、無理やりな笑顔を向けるなつ 。
嫌だ 、嫌だ嫌だ嫌だ ,,, 嫌だッ ,,,
俺の背中に添えられた手は弱々しくて 、服には血が滲んでいた
いなくならないで 、いなくならないで ,,,ッ !
無機質な人形のような外見になってしまっていた 。
だけどそこに温もりはあって 、生きてるんだって 、ちゃんと息をしてるって分からせてくれた 。
なつを抱き締める力は強まって 、涙も溢れて 、声を必死に抑えながら安堵と絶望を繰り返していた 。
赫side
らんが 、なにを考えてるのかは全くわかんない 。
多分 、ちょっと前だったら分かってたはずなんだよね
ごめん 、こんな風になっちゃって
なりたくてなったわけじゃないって言葉も
声にすれば嘘になってしまうけど 。
最悪な不安が 、最悪な寂しさが 、嫉妬が 、俺を壊したって
言ったらちゃんと信じてくれる ?
茈 「 なつ ,,, ッ !!!! 」
茈side
いつもみたいに部屋で編集やらやり取りやらを済ませていた 。
集中力はなくなってるし、アイディアも浮かばない 。歌おうとしても思うように声は出てくれなくて
でも中途半端な作品は残したくないから 、ずっとなにも更新できないでいる 。
少し休もう 、きっと思い詰めすぎてる 。
そう思ってヘッドフォンを外した瞬間 、隣の部屋で音がした 。
大きいものが倒れるような 。
それと 、微かに声も聞こえる 。
,,, なつだ 、隣の部屋 、なつの部屋だ 。
気付いた時にはもうなつの部屋の扉の前にいた 。
ずっと閉ざされていた扉は微かに開いていて 、覗けば廊下の光に照らされた部屋の中が見える 。
なつがそこにいる 。
ゆっくり開けると光が入って部屋の中がよく見えた 。
なつの丸まった背中と 、なつに抱きついて啜り泣くらん 。
らんのことだからきっと最悪なことになってしまっていた場合の責任を負おうとしてくれたんだろう 。
生きてる 。なつが 、息をしてる 。
ただひたすらにそれが嬉しくて 。
「 おい ,,, なつ ,,, ? 」
名前を呼んだ 。我慢できなかった 。
ずっと会いたかった 。ずっと顔が見たかった 。
また笑って 、泣いて欲しい 。たくさん話して 、遊びたい 。
子供みたいな考えしか浮かばないけど 、そんなのはどうでもよかった 。それで良かった 。
それ以上は要らなかった 。
子供でも叶うような当たり前の日常が欲しかった 。
でもその嬉しさを汚すような絶望も生まれた 。
赫 「 ぃ゙ぅ ,,, ぁ ( にこ 」
掠れきった声と 、死人の様な顔色 。
笑顔だってもう作れてない 。
唇は震えてる 。
『 誰がなつをこんな風にした ? 』
分からない 。何が原因か分からない 。
何でこんなふうになってしまったのか 。
なんでなつがこんな目に遭わないといけないのか 。
なんでなつが自分を傷つけないといけないのか 。
籠ってる間 、なつに何があったのか 。
もう 、考えたくもない 。考えると苦しくて 、息ができない 。自分の事のように痛くて辛い 。
頭になにかが浮かぶ度に吐きそうで 、今にも息すら出来なくなりそうで
「 なつ 、なつ ,,, ッ !!!! 」
また名前を呼んだ 。俺も引き止めないと 。
らんと一緒に引き止めないと 。
なつが何かしてるわけじゃない 。刃物を持って自分を刺そうとしてるわけでも他人を襲おうとしてるわけでもない 。
ただ今のなつはふらっとどこかに行ってしまいそうで 。脆くなりきったなつを引き止めないと 、きっと崩れ去ってしまうから 。
「 なつ ,,, なつ ,,, ッ ,,, ごめんなッ ( 抱締 」
らんと共に 細く薄くなったなつの身体を強く抱き締めた 。
『 どこにも行かないで 、ここに居て 。 』
そんな女々しい想いを抱き締める力にのせた 。
それと大きな安堵も共に 。
『 生きててくれてよかった 。 』
本当に 、ただそれだけを 。
赫side
呼ばれて少しして 、またいるまがおれの名前を呼んでくれた 。強く抱き締めてくれた 。
二人とも力が強くて血が止まらない 。
でも 、今はそれで良かった 。
それが良かった 。
離さないで 、どこにも行かないで 。
ずっとここにいて俺を抱き締めて 。
愛して 、愛して 、愛して 、愛して 、愛して 。
窒息するほど抱き締めて俺を壊して欲しい 。
こんなに不安定な中でもずっと揺らがずそこにあったのはらんと、こさめと、みことと、すちと 、そしているまへの信頼だった 。
ただ 、迷惑がかけたくなくて
泣いてる自分を 、弱ってる自分を見せたくなくて 。
籠っていたら顔を合わせることすらなくなって
一日中布団に縋りついて泣く日々 。
いつの間にか昔から向き合ってきた不安や寂しさや嫉妬が大きくなって抑えきれずに 、俺を壊した 。
溢れ出る血が自分という存在の証明で
薬を飲んで頭を騙すことで嫌な記憶から逃れて 。
そんな最低な生活を繰り返した結果がこれだ 。
合わせる顔もなかった 。会ってなんて言えばいい ? そんなことはもう考えられないほど自分の身体も脳も弱っていた 。
前から病みがちで死にたがりなおれを受け止めて 、自分のことを傷つけるようなことだけはしないでくれって傍で言い続けてくれたらんといるま 。
ごめん 、ってそんな言葉じゃ足りないくらいのことをした 。
5人のなかでも2人は特にずっとおれを気にかけてくれて 、しんどい日はずっと隣で寄り添ってくれた 。
いるまはどんな時もおれへの気遣いは欠かさなかったし 、自分で自分の感情を伝えられない時も静かに汲み取って離れないでいてくれた 。
“ お前 、そろそろ迷惑なんじゃね ?笑 ”
頭のなかで反芻される言葉 。
そんなの分かってる 、おれが一番よく分かってるから !!!!!!!!!
心臓がはやくなって
息も上がる 。
いつの間にか止まっていた血も溢れ出して
手が震えだした 。
だめだ 、泣いてしまう 。
泣いてるところは見せたくない 。こんなことをしてまだ心配させるなんてそんなこと
したくない 。
あ 、薬が切れたからお前が出てきたの ???
じゃあ飲めばいーじゃん 。
飲んでないと落ち着かない 。あいつが出てきて傷を抉ってくる 。
俺のせいだけどその言葉に耐えられるほどの強さはない 。
分かってるから 、自覚があるから辛かった 。
痛かった 。苦しかった 。しんどかった 。
寂しい 、悔しい 、憎い 、妬ましい 、狡い 、やめて 、やめて 、やめて 、やめてやめてやめて ,,, !!!!!!!!!!!!!!
赫 「 はっ 、はぁッ 、ん゙ッ ,,, はぁっ ( 震 」
桃 茈 「 ,,, なつ ,,, ?! 」
くすり 、くすり 、くすり 、くすり 。
寝たい 、寝たい 。寝てリセットしよう ¿?
夢を見て忘れよう !!! 笑笑
嫌なことはぜんぶ忘れちゃえばいいんだってね !
あ 、まだのこってる
1瓶のこってる !!!!!!!!!!
あれぜんぶ飲んだらどうなる ?
しぬ ? しぬかなぁ 笑笑
まぁ 、死んでもいいか 。
茈 「 ,,, おい 、らん瓶捨てろ !!!!! 」
桃 「 はっ 、え ? なに 、? 」
茈 「 あいつおかしくなってる 、1瓶いくつもりだろ 、あれ1瓶いったらぜったいあいつ死んじまうから !!!!!!!!!!!! 」
桃 「 えっ 、し、死ぬ ? なつ ?なつがしぬ ? 」
桃「 やだ 、やだ 、やだやだやだやだやだやだ !!!!!! ッ やだ 、なつやだぁ !!!!! ( 涙 」
「 いなくならないでっていった !!!! ずっとそばにいるって 、いったのに ,,, ッ !!!! 」
茈 「 おいらん!!!!!! はやく!!!!! 」
「 おれなつ抑えてるから届かねぇからッ ,,, !! 」
桃 「 なついなくなっちゃ嫌だ ,,, やめて 、やめてやめて ,,, ( 震 」
茈 「 らんは無理か ,,, 、ッ なつ !!! 」
赫 「 ゃ゙ぇて ,,, ッ !!! も゙ッ 、ゃ゙ ,,,!!! 」
緑 「 ひまちゃん ッ ?!?!!! 」
茈 「 すちっっっ !!!! そこの薬瓶なつから遠ざけてッ ,,, !!! 」
緑 「 薬瓶 ,,,ってこれ 、はいっ !」
赫 「 ぇ゙せ ッッッ!!!! かぇ,,, てッ( 涙 」
茈 「 ごめん 、すち 、らんお願いできるか ? 」
緑 「 もちろん 任せて 。」
瑞side
瑞 「 ,,, んっ 、んん ,,, ? 」
大きな声と 、大きな音に目を覚ました 。
こさめの部屋はいるまくんの隣で 、いるまくんが収録かなんかしてるんだと思った 。
「 ,,, おい 、らん瓶捨てろ !!!!! 」
「 ,,, ~ ? 、? 」
「 あいつ ,,, なってる 、,,, 瓶いくつもりだろ 、あれ ,,, 瓶 ,,, ぜったいあいつ死んじまうから !!!!!!!!!!!! 」
聞き取れるのはところどころで
なにをはなしてるのかも分からない 。
でも確かに叫んでるのはいるまくんで 、らんくんも一緒にいるってこと 。
そして 、なにか危ないことが怒ってるってこと 。
死ぬ?死んじゃう ?死んじゃうって誰が ?
あいつってだれ ? なつくんじゃないよね ?
らんくんもいるまくんもなつくんもすっちーもみこちゃんも 、誰も死んだりなんかしないよね ?
こさめをおいていったりなんか 、しないよね ?
浮かんだものは恐ろしくて
足の指先が震えて動かせなかった 。
手も 、膝も 、まるで固まったみたいに動いてくれない 。
絶対に助けに行かないといけないのに 。
座った状態から動けない 。情けない 。
瑞 「 す 、すちくんっ ,,, !!! 」
こさめは動けないから 、すちくんにメッセージを送ることにした 。
指先が震えて文字が打ちづらい 。
[ すたくんいるまくんなたあへん ]
とにかく急がないと 。 その一心で打った文はぐちゃぐちゃだった 。
でもきっと伝わる 。すちくんは分かってくれるはず 。
瑞「 おねがいッッ ,,, 届いて ,,, ッ 」
緑 side
ピコンッ
緑 「 ,,, ? 」
ヘッドフォンをつけて 、作業に集中していると耳に通知音が届いた 。
緑「 ,,, こさめちゃんから ,,, ? 」
こさめ から新規メッセージが届いています 。
通知をタップしてメッセージアプリを開くと
すたくんいるまくんなたあへん
という文字が並んでいた 。
すたくんいる ,,, まくんなたあへん ,,, ?
理解に時間がかかったし 、こさめちゃんにしては少し不可解だった 。
でも 、只事ではないとすぐに悟ることができた 。
緑 「 こさめちゃんっ !これ ,,, 」
すぐにふたつ隣のこさめちゃんの部屋に行って訳を聞いた 。
座ったまま首だけをこちらに向けて涙を流す姿 。
本当に 、只事ではない 。
瑞 「 ごめんっ 、すちくん ,,, こさ 、手も足も震えて立てんくて ,,, いるまくんの大声とらんくんの声がちょっと聞こえたの ,,, 」
「あ ,,, あっ 、あいつが死んじまうからって ,,, いるまくんがッ ,,, 」
あいつが死んじまう 。
一体誰が ? 何が起きてるか分からないから見に行くしかない 。でもこさめちゃんは震えて立てないからおれを呼んでくれた 。
緑 「 ,,, 見てくる 。 こさめちゃんは何があってもここから動かないでね 。 」
こさめちゃんもらんらんも 、幼いころのトラウマで少しパニックを起こしやすいところがある 。
いるまちゃんが大声で叫ぶってことは案の定只事ではなさそう 。
そんななかこさめちゃんが来ればきっとパニックを起こしてしまうから 。
そんなことを考えてるうちにいるまちゃんの部屋まで行きつけた 。でも部屋では何も起こってなくて 、声が聞こえるのはその隣 __ ひまちゃんの部屋だった 。
思いっきりドアをあけた 。 そこには頭を抱えてうずくまるらんらんと 、ひまちゃんを必死に抱き締めるいるまちゃんの姿 。
緑 「 ひまちゃん ッ ?!?!!! 」
すぐに傍にかけつけた 。らんらんはこの感じきっとパニックを起こしてる 。ひまちゃんが掠れた声で必死に何かを言っているけど 、その場にいなかった俺は何を伝えたいのかは全くわからなかった 。
でも部屋に入るやいなやいるまちゃんが薬瓶をなつから遠ざけろって俺に叫んだ 。
そこで理解した 。
あぁなるほど
ひまちゃんは薬が欲しかったのか 。
状況把握にかなり時間がかかったものの 、ある程度は理解できた 。中毒症状を起こして苦しんでるんだ 。
言われた通り薬瓶をひまちゃんから遠ざけて 、らんらんのもとに向かった 。
緑 「 らんらん 、らんらん ? 」
桃 「 やだっ 、なつ 、なついなくなるのッ 、やだ俺から離れないでよッッッ !!!!!! やくそくしたじゃん ,,, ッッッッ !!!!!!!!! 」
ひまちゃんが死んじゃうと思ったのか 、周りも周りの音も把握できてない 。
頭の中は混乱してる 。
緑 「 ,,, らんらん 、ひまちゃんは大丈夫だよ 」
「 らんらんの傍から離れたりしないよ 」
「 何があっても 、俺もひまちゃんもらんらんから離れたりなんてしないから 」
桃 「 すち ,,,ッ ? なつが 、なつが大変なの !!!!!! なつが死んじゃうって 、やだやだ !!!!! 」
緑 「 らんらんッ ! 目見て ? 俺の目見て 」
桃 「 な 、え、なつ ,,, ん ? 」
緑 「 ひまちゃんは 、らんらんから 、離れたりしない 。」
「 俺も 、らんらんから 、離れない 。」
「 みんな 、ずっと 、らんらんと一緒にいるよ ? 」
桃 「 ,,, ッ 、はぁっ 、すち ,,, すちッ ( 涙 」
緑 「 うん 、ここにいるよ 。 大丈夫だから 。 ( 抱締 」
桃 side
気がつくとすちが優しく抱きしめてくれていた 。
さっきまで叫んでたのか 、すごく喉が痛くて 、苦しい 。
記憶が全くないのは怖いけどもう慣れっこだった 。
俺は一緒に住んで一緒に仕事もしてる5人に依存してしまっているから 、誰かひとりでもいなくなるのがすごく怖かった 。
俺の前で死んでいった家族を思い出して頭のなかにある全てが一気に混ざり合う感覚 。
そうなるとそこからの記憶はもうなくて 、気づいたら泣いているか 、床に倒れ込んでいるか 。
どうしても 、失いたくないものだった 。
もう目の前で散る姿は見たくなかった 。
でもおれはそのせいで 、大切な仲間も守れない 。
おかしくなる前の記憶が一瞬蘇って 、自覚した 。
桃 「 ,,, すち 、ごめんね 」
緑 「 んーん 、気にしないで 。 らんらんが大変なのはよく分かってるから 。 」
ずっと優しく包み込んでくれる 。
言わずとも分かってくれる 。
理解してくれている 。それがとても心地よくて 、この幸せのまま全てを手放してしまおうかとも思ったけど 、なつが苦しんでいるなか自分が楽になるのは嫌だった 。
桃 「 っあ 、こさめとみこと ,,, 」
緑 「 こさめちゃんは部屋にいるように言ってある 。あとで一緒に行こう 。みこちゃんは多分疲れきって寝てると思う ,,, 心配しないで大丈夫だよ 」
桃 「 ,,, そっか 、」
赫 side
なんで 、なんでじゃまばっかり
おれは幸せになるんだって !!!!!!!
くすりだってもう残り少ないし1瓶高いのに ,,,
かえして 、かえせよ
“ お前 、そろそろ迷惑なんじゃね ?笑 ”
やめて
“ いつまで頼ってんの ?べつに確証がある訳では無いけどさぁ ,,, ぜったいうざいって 笑笑 ”
やだ
“ えっ ,,, と ,,, ごめん 、俺もう疲れたしお前と関わるの辞めるわ ,,, 笑 ”
赫 「 もうやめろっでッッッッ゙゙ !!!!!! 」
茈 「 なつ !!喉壊れちまうから無理に声出すな !!!!! 」
「 おねがいだからもう自分を傷つけないでくれよ ッ ,,, !!!! 」
『 なつは 、自分のことを傷つけない ! 俺は 、そうだなぁ ,,, 自分のことは自分で守る ! 笑 あと自分の限界もちゃんと知る ! これ 、約束ね 』
『 一緒に頑張ればだんだんできるようになると思うんだよね ~ だから一緒にやろ ! なつくんがいればこさも怖くない ! 』
『 ひまちゃんはほんとに無理をするねぇ ,,, よくここまで耐えたよ 。これからは一緒だからね 』
『 おれ 、なっちゃんの優しいところとかほんまにすきやし、めっっっっっちゃ尊敬してるんよ!!! だから自分を責めないでおれ達を頼ってくれていいんよ ,,, ? おれも頼るしさ ! 』
『 なつが好き 。恋愛的な意味で 。気持ち悪かったら関係切ってもらって構わない 。それぐらいの覚悟はできてる 。 世界で一番頑張ってるお前を傍で支えたいって本気で思ってるから 。』
みんな 、優しかった 。
みんなちゃんと “ 俺自身 ” を見てくれた 。
一緒だよ 、独りじゃないよ 。
ずっと隣で 、ずっと ずっと 。
でも 、誰しも限界があるもので 。
耐えられないこと 、耐えてたものが溢れ出してしまうこと 。
何かの形で 、全てが崩れてしまうこと 。
世界で一番って誇れるほどの幸せを上回る呪い 。
それが人一人の心を簡単に壊してしまうこと 。
幸せをも 、簡単に壊してしまうこと 。
『 愛されているのを自覚しなかったこと 。
特別を当たり前と思ったこと 。
生まれてきたことを後悔したこと 。 』
抱えきれないものを 、背負ってしまったから 。
幸せって 、ちゃんと思えてたら 。
自分を縛り続ける呪いも 、ちゃんと見て見ぬふりができていたら 。
当たり前の孤独を 、当たり前と思えていたら 。
日数なんて分からない 。かなり長い間を独りで過ごした 。 部屋にこもって 、独りをつくった 。
今までがどれだけ幸せだったかをちゃんと自分に分からせたかった 。
最期に自分がどれだけ愛されていたかを分からせたかった 。
「 寂しい 」
そんな想いは閉じた扉の向こうに届く訳なくて 、
扉に残った引っ掻き跡に埋まるように消えていった 。
いつからか起きれば扉の前にいて 、爪がボロボロになっていることが多くなった 。
心が 、あいつらを求めている 。 独りを嫌って押し退けている 。
どんなに苦しい時も支えてもらっていたからこそ今がすごく苦しくて 。
どんなときもそばに居てくれたから今がすごく辛かった 。
感情を紛らわせるための行為は昔から繰り返されていたもので 、最近こそなくなっていたがこうも孤独を感じると癖のように出てきてしまっていた 。
自分の意識のないところで 、自分を傷つけている 。
約束を守れなかった 。
走馬灯のように自分の感情や過去がクリアに脳内へ響く 。
辛かった 、苦しかった 、痛かった 、辛かった 。
嬉しかった 、楽しかった 、幸せになれた 。
こんなものが見たいわけじゃないのに 。
決心を揺るがす記憶を全て消し去るために薬を飲んだのに 。
あぁほら 、またくすりが切れてきてる 。
どんどん頭の中が静かになって錯乱していた感情や情報が整理されていく 。
こうなってしまえばもう戻れないんだ 。
抱きしめた 、抱きしめられた時の暖かさが直接肌に伝わってきた 。
活発に血が通いだし薄く蓋をされた傷口からまた溢れ出す 。
今 、おれが決めたことにこんな感情も感覚もいらないから 。
赫 「 ,,, ッ 、!!! 」
どんっ 。
茈 「 ,,, ッ え 、お 、おいなつッ !!!!!! 」
力を振り絞って俺を強く抱きしめるいるまを突き放した 。
いるまたちが目をつけた瓶ともうひとつ 、それより強力なものをタンスの上に置いていた 。
頭の中がクリアになったおかげかそのことを思い出し 、一直線に向かう 。
赫 「 ,,, ッ 、( 涙 」
痛い 、痛い 、痛い 、痛い 、痛い 。足からも腕からも痛みが走る 。
歩かなきゃ 。力を込める度に傷口が圧迫されて痛む 。
ほんの少しの切り傷が 、集まればこんな痛みになるなんて知らなかった 。
俺がいた場所からタンスの上までは5、6歩でいける距離 。だけど何十mとあるように遠く感じた 。
ごめん、ごめんなさい 。
罪悪感と解放されたい気持ちとが混ざりあって 、薬を飲んでいる時より錯乱しているかもしれない 。
何が言いたいんだっけ 。
つまり 、なにがしたいんだっけ 。
カタンッ
やっとの思いでたどり着いたタンスの前 。上に手を乗せて薬瓶を取ろうとした 。
が、触れたのに届かなかった 。
桃 「 なつッッッ ,,, !!!!! 」
足元に必死にしがみついて 、こちらを見上げるらん 。
目元には涙が浮かんでいて 、俺の足を掴む手は大きく震えていた 。
俺が 、泣かせた 。
桃「 なっちゃんがいなくなったら 、俺死ぬから !!!!!! なっちゃんいないと生きていけないからッッッ ,,, !!!! ( 涙 」
「 みんな 、なっちゃんが帰ってくるの待ってるから ,,, ッ ( 涙 」
ここまで言ってくれる友達に 、出会ったことはあるか ?
否 、初めてだった 。
だから 、なに ?
だからなに ?
俺がそれで救われる ?
俺がそれで幸せになれる ?
みんなが望むように前の俺に戻って 、前の生活の繰り返しをしたとする 。
俺を縛る呪いは俺を縛りつけたまま 。
それで幸せになれる ?
なれない 。俺は幸せになれない 。
幸せになってはいけない 。
こうやって繋ぎ止めてもらってる命を自分の手で断とうとするやつが幸せになっていい訳ないんだ 。
そしてこの記憶も 、消えはしない 。
またひとつ新たな呪いとして俺を縛る 。
あぁ 、思えばこうやって自分で呪いを増やしていったんだっけ 。
最善を探せば探すほど 、悪い方に転がっていく俺の人生は初めから幸せになれるルートなんてなかった 。
赫 「 ぁ゙、ん 、、ゃえ゙ て 、 ? 」
らん 、やめて ?
桃 「 やめない 、 やめないよ ,,, ッ ! 」
やめて 、やめてよ 。
もう独りにしてよ 。中途半端に救わないで 。
こんなこと望んでないよ 。
赫 「 ,,, ごぇ゙ん ,,, ね 、」
ごめんね 。
カラカラッ
ゴクン
緑 「 ひまちゃんッッ ?!?!!!!! 」
茈 「 なつッッッッッ !!!!!!!!!!!! 」
桃 「 っえ 、あ 、、、なつ ,,, ? なつ ッッ !!! 」
ぼーっとしてきた 。
いいかんじ 、これこれ 。
目のまえがぐらぐらして 、まっすぐ立てない 。
足のつま先からくずれていくような 。
ガタンッ
茈 「 なつッッッッッ!!!!!!!! 」
後ろにたおれたのか前にたおれたのかは分からない 。
気付けばいるまのうでのなか 。
茈 「 吐け 、今すぐ吐け !!!!!! 」
吐かないよ 。
もうこれで終わりにする 。
赫 「 ら゙ぃ ,,, ぅ き ゙ ( にこ 」
だいすき 。
大好き 。
愛してる 。
桃 「 やだ 、やだッッッ ,,, やだよなっちゃんッ !!!!!!!!! 」
緑 「 ,,, 」
緑side
なんでこうなったんだろう
どうして 、?
結局 、俺は誰も救えない 。
また 、二の舞なんだ 。
ひまちゃんは俺を救ってくれたのに 。
ひまちゃんがいるから俺は生きてこれたのに 。
支え合ってこれたのに 。
―――
力尽きました!!!
コメント
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やばいって( 語彙力死亡 )