生きる意味なんてないと思ってた
俺は元々、目の色が赤黒っぽくて、周りから遠ざかられてた。
『人間じゃない』と言われていた。
だが、俺はれっきとした人間だ。
人間は俺が目の色が違うというだけで俺のことを雑に扱って、 掃除や料理など、面倒くさいことは全部俺。
時に、ヤられたことだってあった。
なんせ『人間』じゃないから、何したって許される、そう思っているヤツらが大多数だったから。
『家来る?』
そう言われ、救われたと思って着いて行っても結局は体が目当てだった。
『僕の家来なよ』
あー、また体目当てなんだ
そう思った。
でもその人間は違くて
美味しいご飯と服、お風呂を
全部お金を取らないでくれた。
優しい言葉を投げかけ、辛いことがあったら全部肯定してくれる
俺が求めてたのはこういう人間だったんだ。
…離さない
殺してでもそばに…
そう思い始めたのはいつだろう。
俺は今まで、ずっと人間嫌いだった。
⚪︎のおかげで、今こうやって生きてて…
だから、⚪︎が好きになった。
勿論、他のヤツなんて眼中にもない。
コメント
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最高です早く続きが気になる!