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私は、自分で言うのもなんだが猫被りだ。
教師の前では優等生を演じ、友人の前では話しやすい人間を、親の前では成績上位のお利口さん。
相手の求める自分になる。
それがこの世を渡るのに最も重要な処世術となる。
先生「それじゃあこの問題、今日は4日だから、出席番号4番答えてみろ。」
生徒「分かりません!( ・´ー・`)」
先生「なんでそんなドヤ顔出来るんだよ、、、仕方ないこの問題分かるやつ答えろ。」
私「百済です。」
先生「正解‼️」
由衣「見てみて〜新しい香水付けてみたの〜」
私「えっ、いい匂いだね〜、どこのメーカーのやつ?」
由依「〇〇って言うとこの香水なの、値段も手頃だし香りも良いのよね〜」
私「そうなの!?それじゃあ今度私も買いに行こ〜、由衣が選ぶやつってみんなセンス良いから真似したくなっちゃうよ」
母親「あら、またテスト100点!?すごいわぁお父さんお父さんまた100点だって」
父親「また!?すごいじゃないか!今日はご馳走にしようか母さん」
私「(✿>ω<✿)アリガトォ~♥お父さんもお母さんも大好き!」
いつもの光景だ。
ただ、ふと思うのは本当の私って何なのだろう、いつも相手の望む自分でいて、私って何なの!!
気が付くと、ベットに飾ってあったぬいぐるみや今まで買ってきた化粧品や香水などが散らばっていた。
急いで片付けていると、
母親が「大きな音がしたけどどうしたの?」と言われ、
私は「なんでもない!ちょっと参考書が落ちただけ」といい片付けを再開した。
その日は、夜になっても寝付けず、ずっと頭の中でぐるぐるとワタシってなんなの、と疑問が沸いていた。
ワタシッテナニ
???「ふふっ(´˘`*)、猫を被り自分自身を見失うとは 愉快なものですね。」
アナウンス「来館者の皆様、閉館の時間となりました。またのお越しをお待ちしております。」
???「おや?気が付いたらもうこんな時間ですか、楽しい時は一瞬で過ぎていきますね。
まだ残っていたのですか?もう閉館の時刻は過ぎておりますよ、そうあなたです。
今これを読んでいる、ね
えっ、私がなんなのか、ですか?
( *´艸`)ふふそれはまた近々お話すると致しましょうか。」