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こんばんは。ラッキーです。今回は2回目の初授業ということでね。もちろん原作通りに作りましたよ。ちょっとセリフ変えてる所はあるけど。次回は座敷さんの話です。もしかしたらその次もやるかも····?てな訳でまた次回。
🕊️:こんにちは。
生の管理人のラッキーです。
🦋:死の管理人のアンだよ!
🕊️:それでは第三話「参組と、二度目の初授業。」
🕊️🦋:スタート!
神酒:学園長、あの安倍晴明いう男···
一体何者です?
学園長:おや、彼に不審な点でも?
神酒:まぁ···
身内と知り合いやいうだけで学園長が人間を雇うとは思えへんのでね
学園長:それもそうですねぇ···
千年前···
まだ妖怪達が表立って行動していた時代の話です
人間に悪さをする妖怪達を片っぱしから退魔する
それはそれは強い力を持った人間がいました
現代になって人間社会となり妖怪が表立って出てくることはなくなりましたが
彼の末裔にその力は受け継がれ今は神社を営みながら土地を守護しているのです
で、そこの次男坊が晴明君です
確かに彼は人間相手には最弱です···
ですが、人間としては最弱であっても我々妖怪にとって晴明君は最強の存在なんですよ
弐年の教師も足りてませんでしたし
生徒達にとっても人間が身近に居た方がいい刺激になるかもしれませんしね···
なんせ化かす対象ですし
はてさて彼を学園に招いたことが吉と出るか凶と出るか
楽しみですねぇ
ということでこんにちは!
僕安倍晴明!
訳あって逆行しました!
今日は逆行してから初めての授業!
またもや泥田君に嫌われるかもしれないけど、頑張るぞ〜!!
泥田:豆、佐野おはよー
よぉ!!
狸塚:泥たーん!!!
ハワイから帰ってきたの!?
佐野:おかえり
泥田:おう!!
そんでもってホレ約束してた土産のトーテムポールだ!!
狸塚:キャーッ!!!
泥田:お前らも土産にマカダミアチョコ
つーか狢
その頭どーしたよ···
狸塚:で、泥たん
お姉の結婚式どうだった?
狢:ムダに甘ぇっ!!
泥田:結婚式···
狸塚:あれ?なんか聞いちゃマズかった?
泥田:まぁ···姉ちゃんはスゲェ奇麗だったよ···
タダシ新郎ブッ殺ス···!!!
狸塚:わあああ!!義理の兄に何か殺意を抱いてた!!!
入道:泥田の姉さん人間と結婚したんよ
一族総出で妖怪ってこと隠してな
狢:ラスト1個俺ンだ
秋雨:黙れアフロ
泥田:言いふらすなよこの顔面凶器!!
はっ倒すぞ!!!
入道:俺に当たんなよ
殴るぞ
泥田:あ、ごめん
佐野:んっとにシスコンだな泥田
でも真のシスコンなら姉の幸せを願って祝福してやれよ
狸塚:真のシスコンってなんぞ
泥田:祝福はしてるけど姉ちゃんにはもっといい男がいると思うんだ···
だから式の途中で抜け出してハワイ観光してたぜ!!
狸塚:あっ、思った以上にハワイを堪能してるぞコイツ
泥田:もう”人間”って単語が地雷だわ
人間見つけたら片っぱしからこのチョコぶつけてトーテムポールで殴ってやりてぇよ
···ってどうした豆···
狸塚:“あちゃー···”のポーズ
晴明:あ
もしかして泥田君?ハワイで式あげたっていう···
佐野:その言い方だとそこの泥田が式あげたみたいだぞ
狸塚:あっ、担任の晴明君
晴明:あーん、晴明だよ〜
泥田:俺は泥田坊の泥田耕太郎
よろしく、せんせー
晴明:よろしくね、泥田君!
えーっと確か泥田坊って田んぼの妖怪だったよね。
ユルっと妖怪辞典
○泥田坊○
泥を操る田んぼの妖怪
“田を返せ”と言って
なんか泥なげてきて迷惑
泥田:なんだよ、教師のクセに泥田坊も知らないのかよ
晴明:ごめん、僕昨日この学校に来たばっかで
妖怪の存在も昨日知ったばっかりなんだ
泥田:は?
晴明:人間なんだ僕
泥田:
し···
死ねオラァ!!!
晴明:何が君をそうさせた!!!
:だがしかし、晴明に攻撃は当たっていない!!
流石2回目の男!!元々人間離れしてる程の運動神経も加わり1ミリも掠っていない!!
晴明:(まぁ2回目だしなぁ)
泥田:なんで当たらねぇんだよ!!
晴明:え、急に殴られたから避けただけだよ??
それに後もう少しでチョコが顔面に付くところだったし·····
佐野:泥田有言実行型だな···
晴明:でもなんで僕は君に殴られそうになったのさ、?
(なんでだったっけ)
〜説明中〜
晴明:えぇ〜ッ!?そんなの八つ当たりにも程があるよ!!
泥田:とにかくテメェは今日から俺の敵だ!!!
晴明:そんなあ!!!
なんてこった人生辛すぎる
(そうだった、こんな感じに嫌われるんだった···楽しいことがありすぎて忘れてた···)
狸塚:晴明君!!
これからの人生もっと辛いことが沢山あるんだからこんなことでしょげてちゃダメだよ!!
晴明:それは慰めの言葉としてどうだろうか···
狸塚:···で授業始まったのにずっとあの調子だね
富士:メンドクセェ教師···
狸塚:せ、晴明君!頑張って!!
俺、晴明君の授業楽しみだよ!!
晴明:ま、狸塚君!
じゃあ授業始めます
:晴明は立ち直った
晴明:とりあえず今日は初授業だし
まずは百人一首の現代語訳の授業してみようと思うんだ
みんな、壱年の時習ったって聞いたから復習もかねて!!
泥田:(喰らえっ!!)
晴明:じゃあ一番から”秋の田のかり穂の庵の苫をあらみっ (ヒョイッ
泥田:はぁ!?
柳田:(あらみ?)
歌川:(あらみ?荒味?)
晴明:わが衣手は露にぬれつつ”の訳を歌川さんお願いします
歌川:は···はい···
えっと···
秋の田んぼの近くの小屋は屋根の作りが荒くてすき間だらけなので
私の着物の袖は夜露に濡れ続けています
訳:大工仕事しろ
全員:(訳が気になる···)
晴明:じゃあここでちょっと飛んで89番秋雨君読んでみて
秋雨:玉の緒よ 絶えなば絶えねながらへば 忍ぶることの弱りもぞする
訳:死にたい
入道:(黒板の超訳が気になる···)
晴明:じゃあ45番辺りを狸塚君に読んでもらおうかな
狸塚:えっ
···れとも···
佐野:“哀れ”
狸塚:哀れともいふべき人は田心ほえて
佐野:思な
狸塚:身のいたづらに
あれはジョンですか?
いいえ飛行機です
佐野:えっドコ読んでんのお前···
晴明:だ···大丈夫だよ狸塚君よく読めてるよ!!
でこの訳は···
馬鹿な!!! (ズボッ
ちょ···っ泥田君!!!
危ないじゃんか!!
ギリギリ片足浸かっただけで良かったよ!!
泥田:なんで避けれんだよ!!
晴明:全く、僕が何をしたって言うんだ!!
恨むなら義兄を恨んでよ
僕は無関係だよ!!!
泥田:俺たちは妖怪だ!!
人間化かして何が悪い!!!
入道:(確かにどっちの言い分もわかる···)
泥田:嫌なら人間の学校に帰れよ!!!
晴明:!!!
:その言葉は、参組の生徒が大好きな晴明の心を折るには十分な言葉だった。
晴明:···脱線してごめん···
授業続けるね
この歌はね··· “好きな人に振り向いて貰えない悲しさから生まれた”って言われてるけど···
そんなことで何一々ネガってんだって正直思っちゃうよね
僕なんて···ッ
哀れんでくれる人はおろか生まれてこの方友達すら出来たことないってのに!!!
人間社会にも馴染めないみじめな人間だったのに
3日に1回はチンピラに絡まれるし、生徒には嫌われるし
プライドないのかとかよく聞かれるけど
プライドはあるよ!!!ないのは度胸だよ!!!
そんな僕でもやっと教師になれたよ
でもやっと教師になったと思ったらこのザマだよ!!!
確かに僕は人間だよ!
でも僕は種族とか関係なしに君たちと仲良くしたいよ!!
泥田:!!
晴明:僕はただ、君たちと笑いあって助け合える関係になりたいだけなんだ···!!
だから僕と__···
はっ
···という訳です···
全員:(そんな馬鹿な)
晴明:(前はどうやって切り抜けてたっけ)
こ···国語ってただ文を読んで理解するだけじゃなくそこから何を学んで今後に生かすかが大事だと思います
みんなもこれらの歌から学びとってもっと他人に優しくしてあげてくださいね
キーンコーンカーンコーン
い···以上です
秋雨:(何かいい感じにまとめおった···)
号令:きりーつ
きょーつけー
礼ー
全員:あ···ありがとうございました〜
晴明:(やっと終わった···いつもの皆じゃないから凄く悲しいや···)
泥田:オイ
晴明:あ···泥田君···
泥田:···悪かったな···
色々と邪魔して···
晴明:え
泥田:姉貴の結婚でイライラしてたもんだから···
つい八つ当たりしちゃってさ
ちょっとガキすぎた
義兄やその親族の幸せいっぱいな人間ばっか見てたからさ···
こんな気の毒な人間もいるんだな···
ごめんな
晴明:(めっちゃ同情されてる···そういえばそうだった)
泥田:(そうだ···せっかくだからコレあいつに送っとこ···)
座敷:···ん?
泥田か··· なんだよアイツハワイに行ってたんじゃなかったのかよ···
新しい担任が面白い···ねぇ
誰コレ···安倍晴明?
ふーん、たいそうな名前の割に幸薄そうな男···
晴明:(この時期だったらそろそろ記念撮影かな?だったら座敷さんを連れてこなきゃ!次は下着の上で土下座しないぞ!!)
🕊️:おかえり。
えぇ、今から皆様に土下座をします。死の管理人が。
🦋:前回のコメントで飯綱君や恵比寿先生、隊長さんを出すって言いましたよね?
ミキティーしか出てきませんでしたすみません!!
いや、前回までは出す予定だったんすよ!?
でも漫画通りに進めたら出なかったよね!
🕊️:言い訳すな
🦋:すんません!!
🕊️:はい、後でコイツはシバいとくんでご安心を。
ちなみにこの作品は漫画通りに進めてるんで。
もちろんオリジナルの所はありますが、基本漫画通りに進めます。
だから隊長さんの出番はまだ先ですね、はい。
🦋:気分によっては入るかもだけどね!
🕊️:まぁごく稀にだけどね。
って、話しているうちに4000字超えたんで終わりまーす。
それじゃ、またね。
🦋:またね〜!!