次の日。あの子たちだ。福沢さんの目を盗んでここまで来たみたい。

太「今日は教えてくれますか？」

敦「太宰さんっ、」

今日も聞いてきた。嗚呼、教えてあげようかな。気まぐれだほんの気まぐれで

乱「これは愛の証だ。」

あ、言っちゃった。でも間違ってないよね？、

そうだ。これでいい

敦「ｯｯｯ！」

太「そうなんですね」

敦「そんなのｯ！」

太「敦くん？」

敦「そんなのｯ！」

「そんなの愛じゃないｯ！！」

….。んぇ？

キーーーーーーーーーーーーーーーン

あ、ぁあ、

敦「乱歩さん！貴方だってわかってるんでしょう？！そんなのは」

うるさい。

敦「そんなの愛じゃ！」

うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい

乱「うるさいｯｯｯｯ！」

敦「ﾋﾞｸｯ」

乱「あ、いや、」

あああ、あ、

敦「ｺﾞｸｯ）乱歩さん。目を覚ましてください」

ああああああああぁぁぁ

敦「愛じゃありませんよ、。」

わかってる、わかってるよ、そんなことわかってる。でも、、でも！これが、！これが

乱「違うよ。これがあの人の愛し方なんだ。」

敦「…」

そうだよ。僕は愛されてるんだ。絶対に。

太「…そうですね！」

敦「太宰さ、」

太「また来ます！乱歩さん！」

太「ではまた！」

---

乱「うん」

---

愛されてるよね？そうなんだよね？

愛じゃない？そんなのありえない..！これは愛！

福「ただいま帰った。」

そう、僕は愛されてる。

福「乱歩。」

乱「あ、お帰り。」

福「どうかしたのか？」

乱「いや、大丈夫。ちょっと考えごと」

福「そうか。」

乱「…ねぇ福沢さん。」

福「なんだ？」

乱「福沢さんは僕のこと愛してる？」

福「嗚呼。愛してるさ」

多分。    福沢目線

---

私は誰かを愛してみたかった。

---

ある日俺は少年に出会った。それはそれは可哀想で愚かで、だけど愛しさを持ち合わせていた。俺はそいつと手を組み新しい人生を踏み出していくことにした。新しい部下もできて弟子だってできた。だがその日はいつもより忙しかった。乱歩には悪いが今日の依頼は1人で言ってくれとたのんだら喜んで承知してくれた。

今回の依頼内容からすると警察は山ほどきそうだ。それに知り合いの家の前なので、心配いらないだろうと油断していた。それがいけなかったんだ。私が乱歩を探し出した時にはもう遅かった。あいつは汚され、殴られ蹴られ、酷い状態で見つかった。乱歩は大丈夫だといっていたが私は心配だった。私は何を間違ったのかよく考えた。そう考えているとある結論にいたる

外に出したのが行けなかったのではないか。と

私は乱歩を監禁した。だが賢い乱歩のことだ。すぐに外へ行くルートを見つけては逃げようとするその度に見つけ出し躾をした。これも全て

乱歩のことを愛していたからだ。

よく逃げ出すもんだから鎖を買った。

乱歩は暗い顔をしていた。その顔に何故か無性に腹がたち。つい手を出してしまった。

あどけない首に爪を立てる。

問いかける

福「俺のことが嫌いか、だから逃げ出すのか」

乱「んう、うぅぅ」

乱歩は泣いてしまったが俺は止まらなかった

問いかける

福「どうなんだ。」

ただ、愛してみたくて。

乱「ずぎ…好きだよぉ」

なんだろうこの気持ち何故か興奮する。

福「そうか。」

---

福沢さんはわかりにくいけど嬉しそうな表情で僕の首をしめる。僕はなんだか嬉しくて。

ただ愛してほしくて。どうしたって貴方は悲しい人。でもね、福沢さん、でもね嬉しいの。

---

乱「そうだよね。よかったぁ」

乱歩は凄く嬉しそうにそういった。

私は乱歩の頬に手を当て乱歩の体温を感じる。この感覚だけは私だけが知っている。

乱歩は私の手に嬉しそうに頬を近ずける。

私は流行病にもかかってしまったのか自然に喉に唾を飲み込む。

---

僕は福沢さんにちゃんと愛されてた。

良かった。僕を見捨てないでね福沢さん。

僕だけが貴方の愛した人。