テラーノベル
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コメント
12件
やっぱり素敵な作品だね
この異常性に気づいたのは小学校低学年の時だった
きっかけはいつものように虐められ校舎裏で殴られたあとだった
少し気を失ってしまっていたようで周りには誰もいなかった そして手に何かへばりついているような感じをして見てみた
殴られて尻もちをついた時だと思う 自分の掌で蝶を潰していた
普通ならそれに恐怖し吐き気まで催すものだろうが四季にとってそれはとても残酷で美しく感じた
血が、全身が湧き上がるような興奮を覚えた
けどこの事は幼いながらこれは感じてはいけないものだと思ったし戸惑ったしいけないことだと自分を責めたこともあったけど吹っ切れて自分自身を認めてからは誰にも言わず隠れて虫を見つけてはバラバラにしたりしていた
ストレスを発散することもできたし何より他では感じることができない快楽に溺れていった
けど大きくなるにつれ虫では満足ができなくなっていった
もっともっと楽しめるものをと求めていった
犬や猫などは何故か自分の快楽の為に殺すのは戸惑われたし何か違うと思った
何処か満たされないまま虫を沢山殺すことでどうにか誤魔化していた
その日々を過ごしている時テレビでやっていたある映画を観た
今はもうタイトルも忘れてしまったが内容は今でも鮮明に覚えている
人を殺すことに喜びを覚える快楽殺人のお話だった
淡々と斧を使って頭、腕、足、首、腹などを刃の部分と棒の部分を使い
殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って刺して刺して刺して刺して刺して刺して
最終的には誰かわからなくなるまで殺していた
基本無表情で殺しているのにたまに見せる光悦としたうっとりとした愉しそうな笑みを浮かべた
その顔に目が離せなかった 異常なほど体が熱くなって羨ましいと思った
そこからは人に興味を持つようになった
人体のことをひっそりと調べ どこをどう殺せばいいのか どこを傷つければ長く楽しめるのか
それを全部頭に入れた時ターゲットを決めることにした
誰彼構わず殺すのではなく死んでもいいものを選ぶことにし、世間を騒がしたり迷惑をかける裏社会の人たちを狙った
相手は大の大人であり想像するより難しかったし初めは躊躇いもあった けど最終的には殺し 優越に浸った
武器には斧を選んだ あの映画の影響が大きかったしナイフ等より扱うのが得意だった
中学2年か3年の時には手こずることもなく快楽を得ることができた
たまに身元不明の変死体としてニュースになることがあったが俺が殺したとバレることはなかった
殺していくうちに血が好きになっていった 匂いや色等が好きだった 誰かが軽くても出血をしたらずっと見ていたかったしもっと流してほしいとも思った
鬼だとわかったあとは親父を殺されて悲しみもあったがもっと沢山血を見ることができて悪くないと思ってしまった
学園にいる時は外出ができないため自分の腕にカッターやハサミを当てて血を流しどうにか欲を納めて
任務に出たときはひっそりと姿を消し、桃を殺すとこで欲を満たした
無理やり押さえていた分殺せた時の快楽は今までの比にならないほど満たされた
楽しくて美しくて幸せだった
けどこのことは世間一般的に認められないことだからみんなにはこの異常性を隠した
このことがみなにバレたらどういう反応を取るだろうか
拒絶
非難
呆れ
恐怖
怒り
憎悪
想像するだけでゾッとする
けど、それでも止めることなんて出来ないほどこの快楽は抜け出せない
叶うなら皆の血も見てみたい
そしてずっとずっと感じていたい
みんなが血を流すたびに俺はその血が欲しくてたまらない
地獄に堕ちてもいいからこの快楽だけは離したくない
今日も俺は人を殺す
心の何処かでどうかバレないようにと矛盾したことを願いながら