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貴方は、私を呼び出して「好き」とだけ伝え何処かへ走り去った
正直嬉しいよりも困惑の方が勝った
あの誰からにでも愛されて誰でも愛す人が自分を好きだなんて
そんな夢のような話があるだろうか?
だが、私はその告白を断らなければ行けない
だって、貴方と私は寿命がとても違うから
貴方がたとえ90年生きようとも私は1000年生きれる
それだけ人間と妖怪の寿命は違うのだから
だが、貴方がいなくなるのなら、私も貴方と共に天へ帰ればいいと
変な考えまで浮かんだ、でも貴方は決してそんなことを許さない
貴方は超がつくほどの善人だから、だからこんな私にも好意を抱いてくれた
そんな、貴方を振ることなど胸が苦しくてしょうがない
でも、これは貴方のためでもあるから
そんな言い訳を言いながら、私は貴方に返事をする
「ありがとう、だけどごめんね貴方と私の寿命は違うから、」
「ただ貴方を苦しめるだけになってしまう」
最低だ
勇気を振り絞って思いを伝えてくれた想い人に、こんなことを言うなんて
でも、君は怒らなかったし、泣かなかった
むしろ、
「そっか、ごめんね!!こちらこそ迷惑かけちゃって」
私に対して謝った、何故?
何故、私が振ったのに貴方が謝らなければいけないの?
何故、私はこんなにも愛おしくて優しい人を降ったのか
心の中でとても困惑してしまった
それからというもの貴方は私を避けるようになった
それはそうだろう、寿命が違うからと言って自分の好意を踏みにじった
相手など、もう好きになることは無い
自分で振ったんだこれくらいは覚悟していた
なのに、なんだかとても辛かった
心の中がとても狭くなったようで、なにか息が苦しくなりそうだった
程なくして気づいたんだ
これは、後悔というものだと、
大好きな人を降り、それを後悔している自分が憎たらしくて仕方なかった
今すぐにでも殴りたいくらいだ
ねぇ、晴明くん
貴方は一体、今どんな事を思って過ごしているなですか…?
私のことはもう嫌いになってくれましたか?