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今日はなんとなく朝早くに起きれた気がする、意味はないけど…
「もう行くの?それなら気をつけていってらっしゃい。」というキエさんの優しい声に「ありがとうございました」と感謝した、声は小さいと思うけど…
そういえば恩返しをしていない、そう気づいて何かしようと慌てる、キエさんはとても困惑してしまってる…
どうしよう…そうだ!あの人を見つけたら帰ってきて決めよう!そう責任なしに決めて歩き出す。
森まではまだ少し遠い、もう一度スライムと戦ってみようかな?……
いや!だめだめ!あんな可愛い子に傷付けることなんてできない!適当なことを考えながら森に向かって歩いて行く、側から見ると私は迷子になりそうなくらい周りを見ていなかっただろう
上を向いて歩いている、いろんな想像をしながら。
結局あの人はなんだったのだろう、なぜ逃げたのか、キエさんはなぜあんなに側にいて安心できるのか、全て謎だ、一回何も考えずに寝たい…頭がショートする…
ふと周りを見ると森がすぐ近くまであった、近くで見ると大きな木だ、町の端からでも見えるのだから当たり前といえば当たり前だろうけど
魔物図鑑を見てみた、3ページから9ぺージが森の魔物が載っているらしい
ホフリン HP12 AT2 スライムより少し体力が高い程度の魔物だ、お金を多く落とす
きっとこの魔物は終盤になると名前が変わって強化された亜種が出るタイプだろうなぁ…って、何考えてんだ?私
キャロッテ HP10 AT7 森にしては高い攻撃力でどんどん攻めてくる、野菜なので一応食べれる
図鑑適当だな…って、食べれるの?!…食べてみたい((
シーノア HP3 AT5 芋虫のようでこっちも焼いて食べると美味しい、森の中で一番弱い
これは料理番組じゃないんだよなぁ…ちゃんとした図鑑にしてほしい…
オードゥ HP20 AT12 滅多に見かけないが見かけると倒しておいた方がいい、XPを多くもらえる
へぇー…って強?!?!私のゲキ弱筋肉だったら10発当てないといけないよ?!
ちょっと後半の方チラ見してみようかな
アナテスノ HP264 AT127 たまに都市にも現れる、勇者でも苦戦する強さを持っている
都市?勇者?聞いたことない言葉だ、ってか強っ、いつかわかる日は来るのかな〜…
「あと何見ようかな…」そう思っていると
魔物が現れてきた!?やばいどうしよう!え〜っとあっそう!この魔物はシーノアだ!…だからなんだ?思ったより虫で大きさや見た目が本当に無理だ…
え〜っとぉ…どうし…あ!そう!剣!どりゃぁああああああ!
嫌悪から放つ一撃は思ったより高く5ダメージ与えオーバーキルだった
「ふーっ…」一気に疲れが出てくる、木に背中を当てへ垂れ込む、1匹魔物と戦っただけなのにこんなに疲れるなんて…これからどうしよう…
とりあえず体力が戻ったのでまた立ち上がり歩き出す、この森の噂は何個か聞いたことがある、「妖精が出る」やら「この森の木を倒すと不幸になる」やら…私はこういう話は信じない系だ。
後「森には神様が宿っている」とか…
「体験しなきゃわからないなぁ…」
とりあえずまた歩き出す、虫はもう懲り懲りだ…ムシキライアラワレナイデ
そういえば森の奥には町があるらしい、町の中では一番発展していると言われている「サイバーシティ」だ、サイバーシティはあんまり知らないけど…デパートとかあるなら見ておきたいな!
私はデパートは一回全部見るタイプなのだ
「そういえば今お金ってどれくらい…」一応持っていたバックを開く
「なにこれっ?!」何かウィンドウが開いた、これは…ステータスかな…Lv2って書いてある?
一つ一つ確認する、「えーっと…」
「カノン」Lv2 HP22/22 AT2 ゴールド3257
これは全て私のステータスのようだ、今思えばひどいステータスだ
周りを見渡すと野菜が埋まっている…?ニンジンのよう…にしては大きいな、これはさっき見たキャロッテかな…一回戦ってみよう、そう思い引き抜いた、思った通りそのニンジンはキャロッテだった
キャロッテは意外と早い動きで近づき1発食らわされてしまった。HP22/15
攻撃はやっぱり痛い、というか痛すぎる!
そういえば食べることができるんだっけ?剣を突けるようにに近づいて屈んでひと突きHP10/7、意外と簡単に刺さった、ニンジンって煮込むんだっけ?…じゃあ結局食べられないな…生のにんじん辛いし
そう思えばいつのまにかキャロッテが抜けている、また飛びかかってきた、今まで気つかなかったけれど私は盾を持ってるじゃないか、これで攻撃をふせ…構える間もなく攻撃を喰らってしまったHP22/8
普通にやばい、ニンジンは横に切ればいいんじゃないかな…キャロッテはもう攻撃しようとしている、急いで斬りかかった、横に切ろうとしたらとても硬い、スパッと切れるものではなかった、しかしHPは削れたようだHP10/3
何だか攻撃が強くなってる?
すぐにまた攻撃しようとするがその前に反撃されてしまったHP22/1
あ…やばいこれはタヒんじゃう…そもそもHPがなくなったらどうなるんだ?タヒぬのか、疲れ果てるのか、最後まで疑問だらけの人生だったなぁ…
とりあえずまた攻撃した
キャロッテを倒した!
あ…倒せた…やったあああああああ!!私頑張ったよ!ねえ!…これより強い敵がいっぱいいるなんて考えたくない…またステータスを見ると今度はLv3に上がっていた、HPは3上がってATも1上がった
ちょうどよく、本当にちょうどよく宿屋があったので泊まりに行く
「いらっしゃいませ、お泊まりですか?」
まだ夜でもないのにこの人はよくわかってくれている
「あ…あ…は、はい!」
う…やっぱり話すの無理…
「ではお部屋の鍵をどうぞ、料金は5Gです」
とりあえず何も言わずにバックに入っていたお金を取る、どうやらこのステータスウィンドウは他人には見えないらしい。
速攻で部屋に入り荷物を置いて寝た
第三話終了