「ッ、?」
しまった、私も寝ていたのか…
ジャラ…、
?!
何だコレは、!手錠?!
見渡すとそこはコンクリートのような物でできた正方形の部屋だった。部屋いっぱいに血の匂いと変な匂いがする……嫌な気分だ。
!そう言えばアキトは?!
「………、」
寝てる…?
「お、起きて!アキト、!大変だ…!」
「ん、?」
兄さん…?なんでそんな慌てて……
ん、…?なんか手に違和感が、って…?!
何だコレ…なんで手錠かかってるの?!
「に、兄さ…なにこれ…」
「私も分からない……一体誰が…」
コツコツコツコツ……
そう足音のような音が響く、僕達は息を呑んだ
「お目覚めかい?」
そこに現れたのは全身を黒の衣服で纏い無精髭を生やした男だった
「ッ…誰だ!」
「俺?そんなん知らなくて良い、ほらお前ら来い」
するとゾロゾロと後ろから太った男達が歩いてきた
「本当に良いんですかい?こんな大層な顔立ちをした子供ヤッちゃって(笑)」
「角も生えてるしオークションで高く売れそうだ(笑)」
「これでもう億万長者になれるんじゃねぇの?(笑)」
「何したって構わねぇよ、その代わり…」
「分かってますって、ほら」
そう太った男達の1人が袋を投げた
投げた音的に金だろう、それも結構な額が入っている
「わ、私達をどうするつもりだ…!」
「そんなん俺の知ったこっちゃねえよ、今からお前らの相手をするのは俺じゃねぇ。コイツらだ」
汚い笑い声が部屋に響く
「僕達…僕達どうなるの、?」
「わ、分からない……取り敢えずアキトは下がっていて…」
「ま、俺もそんな鬼じゃねぇ。」
「選ばせてやるよ、白いヤツが受けるか黒いヤツが受けるか」
「さぁ…」
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