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夜が来て、朝が来る。そんな日を2週間ほど、超えたとある日のこと。わずかな陽光が体を照らした。
碧という2つ上くらいの女性が、そこに立っていた。
「…ねぇ。君はそこで何してるの?」
状況を理解できないまま、再び寝ようとする。
「君だよ。君。風邪引くよ?」
「…どうして俺に声かけようと思ったんだ?」
「未成年が路地裏で寝てたら変でしょ」
「どこで寝たって自由だろ…ほっとけよ」
「とりあえず、お姉さんに話してみなよ」
僕は事柄の成り行きを話した。
碧はとりあえず、飯に行こうというので
ついていくことにした。
ファミレスについて、とりあえず餃子と定番のオムレツを2つ注文した。
僕が感謝を述べようと口を開く前に、彼女が
言葉を発した。
「まずね。さっきの答えなんだけどね」
「私は困っている人を助けたいの善意で」
まぁ、言わんとしてる事は理解できる 。
「…助けて貰ったのは感謝してる。理解が出来なかっただけ」
「…もし、その優しさで勘違いしたら?」
「勘違いって?どういうこと?」
「…好きになってしまったら?相手のことが」
「…それも人生なんじゃないかな。私は良いと思う」
「…それじゃあ、俺と付き合いませんか」
「…はい。喜んで。」
人生初めての彼女に胸が高鳴った特別な日だった。