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____君の友達、呼べる?
騒がしい休み時間中の廊下。
トイレから出て教室へ戻っている最中、あと少しというところで、突然誰かに腕を引かれる。
m/ねぇ、君ってさ、
m/なつの友達の子だよね
香水臭い女が二人。
上履きの色的に、一つ上の学年だろう。
なっちゃんが前言ってた「メアリー」だっけ…
m/なつ呼べる〜?
桃/…今日、あいつ休みです(にこ
m/…ああ、そうなんだ
m/わかった、ありがと
教室に戻り、次の授業の教科書やらをロッカーから取る。
机に向かうと、クラスメイトと楽しそうに笑い話をしている張本人。
桃/……(ぱしっ
赫/ぃ゙った、
話に割り込まないよう、代わりに持っていた教科書で彼の頭を叩いた。
赫/……なにすんだよ、
桃/別にー?
桃/…あ、そういえば
桃/今日、なつ休みですって先輩に言っちゃったから
桃/お前今日は休み時間中教室の外出れないよ
赫/いやしれっとなにしてくれてんの?
桃/「メアリー」が会いたがってたよ
赫/……誰
桃/お前が自分でつけたんだろ、笑
桃/二年の、香水の匂いが強烈な人
赫/…ぁ〜〜、、
赫/そんなやつ、いたか…
これが、日常。
なつはいろんな先輩たちと関わりを持ちすぎてる。
たった一回、高校入学して初めての全校集会で、新入生代表の言葉を発表しただけで、次の日から学校の王と化していた。
そして、中学の時からの仲というだけで、何故か俺にまで被害が飛び火して。
色んなところで、「なつの友達の子」というレッテルが貼られていた。
まあそれでも、友達を危険な道から守れるならそれに越したことはないと思ってる。
なつが一度だけ、悪そうな先輩からタバコを貰おうとしているところを見かけた時は、ガチめに息が止まるかと思ったけど。
ある日の昼休み
赫/……あ、
鞄の中を見て、なつが小さく叫んだ。
茈/どしたん
赫/…弁当、忘れた
黄/ぅえっ、!?
黄/大丈夫なん、、?
赫/購買で適当にパン買ってくるわ
桃/いってら〜
赫/お前もついてこい
桃/……、(手出
赫/…は、何この手
桃/なんか奢ってくれるんなら、行ってあげてもいいけど〜
赫/…炭酸、
桃/まあ、良しとしよう
購買からの帰り道
桃/やっぱ、パンは人気だね〜
さっき買ってもらった炭酸を首元に当てて冷やす。
赫/てか、結局お前もパン買ってんじゃん
桃/今日の夜食〜
m/お、なつやん
赫/…どうも
桃/……、
m/今日の放課後、予定ある?
m/俺等と一緒にボーリング行こうぜ
舌ピに金髪、シワの目立つワイシャツ、ジャージのズボン
堂々と校則を破りまくるこの男。
……たしか、「ティム」だっけ
赫/…あ〜、
赫/すんません、
赫/今日、こいつと遊ぶ約束あるんで、無理っすね
桃/……、(睨
m/まじか〜…
m/盛り上がんね〜、笑
赫/また予定合ったら誘ってもらって
m/わぁ〜たよ
m/じゃあな、
校舎の奥へ消えていく姿。
赫/…っ、はあ、
赫/まじ殴られるかと思った
桃/早く縁切れよ
赫/それができてたら苦労してねーよ
桃/はやく教室戻ろ
黄/…ん、っ!
黄/おかえりー!
桃/ただいま、笑
茈/さっきお前らがいない間、二年の女子が顔出しに来てたけど
赫/どんな奴?
茈/どんなんだったか…
桃/化粧濃い?
茈/んや、そこまで
桃/黒髪だった?
茈/ああ、そうだわ
赫/……誰
桃/三組の人じゃない?
赫/あいつ最近彼氏できたって聞いたけど
黄/ポニーテールやったよね、?
桃/ああ、
赫/桃/「ジェシー」だ
茈/誰やねんそれ
黄/外国人さん…?
赫/廊下ですれ違いざまに落とした筆箱拾っただけで纏わりついてくるようになった奴
黄/なっちゃん、ほんまに人気者やな〜、
茈/もはや異常だわ
桃/なつばっかモテてんのずるい!
桃/でも顔は俺のほうが小さくない?
黄/んぇ…、わからん、、
茈/顔小さくても、何事もバランスが大事だからな
桃/……、
黄/らんらんも毎日こんなんなら大変やね、(笑
赫/こいつはおれのボディガードだから、特別な訓練受けとるけぇ、平気よ(笑(肩組
桃/お前のボディガードになった覚えはない、!
放課後、二人並んで歩いて帰る時間。
スマホの待機画面の通知欄から、一件の通知が目に入る。
桃/…あ、
桃/ミスドのクーポン、期限明日までだ
赫/明日俺バイト
桃/じゃあ明日俺一人でいってくるわ
赫/じゃあお前が行ってる間、俺もバ先の先輩と焼肉食ってこよ
桃/今日一緒に行こう!
赫/この辺にミスドあんの
桃/一駅先になら駅前にあるらしいけど
赫/家から反対方向やん
赫/ん、(手出
桃/え?
桃/何、この手
赫/…お前、俺に電車代払わせる気?
桃/…あ〜、はいはい、分かった
桃/食い物の金は自分で払えよ
赫/奢ってくれてもいいけど
桃/やだよ、笑
9月と言うにはまだ暑さが残る。
何処かで夏の虫が鳴いている。
今日も乗り越えた自分、よく頑張った。
よく分かんないですよね、すんません
バッドエンドとかそういうわけではなく、ただなつらんの友情話が書きたかったんです…