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本部に帰った後、俺は改めて西ノ瀬のことを考えていた。
それでも、前に進むしかない。過去ばかり見ておらず、西ノ瀬の為にも前に進むしかないんだと決意した。
西ノ瀬の死後間もない頃では、これからの3番組が大丈夫なのか不安に感じることもあったが、影月がいることと、隊員たちの士気が上がったことにより、俺は安心した。
そして、時本と佐藤と合流し、震洞大隊長の元へと向かった。
震洞「よく来てくれた。今日、呼んだ理由は、伝えたいことがあるんだ。それはこれから行う任務にも関わる」
真剣な表情で俺たちを見つめた。
震洞「実は、ギフテッド側の防衛組を壊滅させる方法がわかったんだ」
俺たちは驚いた表情で見つめた。
そりゃそうだ、今まで何百年も戦ってきたが、壊滅させたなどありえない話だったから
震洞「ギフテッドの隊長格は、1から20番組までの隊長と、大隊長、副大隊長だ。」
震洞「その中でも、大隊長、副大隊長、1から8番組までの隊長、この10人が相手側の主戦力となっている。だから、こいつらを全員倒して仕舞えば、相手は降参して、俺らが勝てる」
震洞「おまえらを含めた隊員たちには、この10人を倒してもらう。俺たちももちろん戦う。ついてきてくれ。頼んだぞ」
神空、時本、佐藤「はい!」
震洞「そして、今日は、8番組隊長と7番組副隊長などが出たと言われている場所を調査して欲しいんだ。宜しく頼む」
神空「わかりました。」
そういうと、スタスタと俺たちは調査場所へと向かった。
神空「随分と入り組んだ街だな」
時本「ここは、現在、この国で最も近代的な都市とされているそうだよ。近代に入り組んだ街は付きものなんだろうね」
神空「そういうもんか」
佐藤「飯も全然違ってうまそうだな」
???「いらっしゃいませ」
???「震洞さんから話は聞いております。今日、お泊まりになる宿へ案内します」
そう言うと、その人は、宿へ案内してくれた。
宿に着いた後
???「そういえば、まだ名を名乗っていませんでしたね。私は間野春(かんの はる)。この街の、知事を務めさせてもらっています。」
神空「ほへぇ!そんな立派な人がわざわざね〜」
時本「震洞大隊長の人脈、本当に恐ろしいな」
間野「では、ごゆっくり」
俺たちはそれぞれの部屋へと入り、今日はゆっくり休むことにした。
神空「山田と八宮、ちゃんとしてっかなぁ」
神空「八宮は家事は論外だし、山田も掃除はできるけど、料理や洗濯がなぁ」
神空「大体、俺がいる時はほとんど俺がやってたしな。本当にどうやって俺がいない時過ごしてるんだか」
神空「まぁ寝るか」
ガタガタッドドンッ
大きな物音と共に、俺を含めた、佐藤、時本の部屋全体ごと、動き出した。
部屋は外へ放り投げ出された。
神空「どうなってんだこれ!」
時本「攻撃だ!神空!佐藤!恐らく、空間を操る能力!本体を殺さなけりゃ、この街全体の建造物が俺たちの敵になるぞ!」
神空(嘘だろ。まさか震洞大隊長が言ってたのって、この街全体のことなのか!)