注意書き
・ブルーロックの二次創作です。
迷惑のかかる行為はお辞め下さい。
・相変わらずrnちゃんが弱ってるし、可哀想です。
・冴凛前提のモブ凛です。
・クソなモブが出てきます。
・最後らへん飽きたので、文章ぐっちゃぐちゃです。
・無駄に長い(5500文字)
・読後の苦情禁止
地雷配慮してません。
なんでも許せる方だけどうぞ
気持ち悪い。
「可愛いね」
そう投げかけられる言葉も。
気持ち悪い。
「ゃ⋯⋯ぁっ、ンぅ⋯⋯!」
酷く艶っぽい自分の声も。
⋯⋯全部が全部、気持ち悪い。
──⋯⋯懐かしい夢を見ていた気がする。
ふわりと意識が浮上して、幸せな夢から無情な現実へ引き戻された。腰や臀部が酷く痛み、声は掠れて発せられない。ナカにまだアイツのモノが入っているような感覚が不快だ。
上体を起こすと、その反動で白濁が流れ出てベッドに落ちる。手を伸ばすと、ジャラリと手首に付けられた鎖が鳴った。
──嗚呼、どうしてこうなったんだっけ。
2週間の休暇。家に帰って、もやもやする思考を振り払うためにランニングを行った。未来が崩れることなど考えもせず、走って、走る。汗を拭って。呼吸を整えて。水分補給をして。そうやって、また走り出そうとしたとき⋯⋯。
強く手首を捕まれ、車に引きずり込まれた。大声をあげる暇など無く、ハンカチを口に押し付けられる。消毒液や薬物の混ざったような、病院でよくする香りがした。睡眠薬だったのだろうか。薬の効果と、酸欠による影響で瞼を閉じる。
そうして、目が覚めたときには知らない天井があった。
よくある、家の一室だった。だが、そこには俺が眠っていたベッドが1つあるだけで、他には何も無い。殺風景とした部屋だ。
そうして、自分に目を向ける。手首に付けられた鎖。鍵で開くタイプで、硬い金属で出来ている。自分じゃ外せそうになかった。
辺りを見回していると、扉が開く。現れた男は、20代後半といったところか。黒髪で一見地味に見えるのに、どこか目を引く場所がある男だった。その男がにこやかに笑い、俺の方へ近づいてくる。口を開くよりも先に、男が喋った。
「凛くん、俺のこと覚えてる?」
「⋯⋯は?」
心当たりは無い。記憶の中からこの男を探すが、見覚えなどなかった。クエスチョンマークを浮かべていると、男が息を吐く。
「覚えてないの?」
「⋯⋯⋯⋯」
「あっそ」
強く肩を押されて、ベッドに倒れ込んだ。柔らかいシーツだから、痛みは無い。だがそれよりも、目の前の男が無表情でこちらを見つめていることの方が恐怖を感じる。
凛くん。と男が零す。男は、どろりとした独占欲を瞳に秘めていた。鼓動が早くなる。それを悟られないように、精一杯の強がりで相手を睨んだ。
男は無言で服に手をかける。嫌でも、次の行為が脳内に浮かんで、吐き気がした。
「っ、やめろ⋯⋯! はなせっ!」
「は? なんで離してもらえると思ってんの?」
男をどかそうと足を暴れさせると、その上に陣取られて動けなくなる。ひゅ、と喉が鳴ってみっともなく体が震えた。
そんな俺を男は満足気に眺めると、一言。
「【お仕置】だからね」
それから、【お仕置】と称された性交と暴力を繰り返された。体を重ねて。その度に気持ち悪くて死にたくなって。ぐるぐるぐるぐる。ずっとその行為が頭を回って、逃げられない。現実でも、空想でも、それが脳を支配して。
気持ち悪い。
ご飯が食べれなくなった。食べる瞬間に、性行為が頭を過ぎって。吐き気がして食べられない。無理やり押し込んでも、悪心で全て吐き出してしまう。人間が生きるために必要な最小限の食事を詰め込み、嘔吐感と戦う。
眠ることが怖くなった。昔の幸せな夢をよく見る。そうしたら目が覚めたときに、過去と現実の大きなギャップで死にたくなるから。
無駄なことを考えなくなった。一々傷ついて、神経をすり減らされて。そんなことをしていたら、心が耐えきれなくなる。無駄な希望を抱いて、また絶望して。そんな繰り返しに、気力を使いたくなかった。
「早く舐めろよ」
⋯⋯あぁほら。今日もまた、絶望の日々が始まる。
凛が居なくなった。その知らせを聞いたのは、日本に居るときだった。電話での母さんの声は酷く震えていて、電子機器越しでもやつれていることが見て取れた。
鞄に荷物を詰めてホテルを出る。実家までタクシーで送ってもらって、扉を開ける。
最後に見た母さんは、笑顔だったはずなのに。今の彼女は、あまりにも面変わりしていた。
「凛が居なくなったって、」
「⋯⋯ランニングに出かけて、そのまま帰ってこなかったの。私が、私がちゃんと止めてれば⋯⋯」
そう大粒の涙を零す母さんの背中に、父さんが手を当てる。目でリビングに行っておいで。と言われた気がするので、母さんは父さんに任せることにした。
リビングは、なんだか静かだった。いつもの家族の暖かみはなく、雪が降ったときのように冷えきっている。当たり前のようにあった凛の笑顔は消え去ってしまって、ただ切なさが感情を支配する。
「こんなことになるなら、もっと早く⋯⋯」
それから、凛の居ない生活が始まった。
スペインに戻るギリギリまで、俺は日本に居ることになった。理由は単純。凛が見つかったときに、一番に会いに行ってやりたいから。凛に会って、そして告げる。「お前のことが、大好きだから」と。
夕食の空気は硬い。俺の隣の凛の席だけが空白で、酸っぱいものを差し出す凛の姿はもう無い。ちゃんと食べろよ、勿体ないだろ。なんて言いながら、凛から貰った食事を食べていた頃が懐かしい。今なら酸っぱいものでも、苦いものでも、なんならポテトも食べるから早く帰ってこいよ。
『なあ、これお前の弟じゃないか?』
そんなメッセージが届いたのは、凛が居なくなって約2週間後のことだった。ブルーロックプロジェクターは再開しかけていて、凛以外は全員参加しているという。
レ・アールのチームメイトから送られてきたURLをタップすると、とあるゲイサイトに飛んだ。思わず、う、と呻き声を漏らす。ゲイが嫌な訳では無い。スペインではゲイが多いし、最初は驚きはしたものの、徐々に慣れていった。
顔を顰めた理由は、そのサイトにあった。所謂⋯⋯『特殊性癖』と呼ばれる、少し変わった様々な動画がアップされているサイトだったからだ。しかも、法律ギリギリを攻めているラインのやつ。生憎、俺の性癖はノーマルなので、こういうのは受け付けない。
チームメイトが送った動画を選択する。その動画は、高校生を強姦すると言う、何ともまぁアレなものだった。そんな呑気なことを考えていたが、動画が始まって小さく息を飲む。
黒髪。前髪の隙間から覗くティファニーブルー。長い下睫毛。
そこに映っていたのは、間違いなく凛であったから。
酷い嘔吐感に負け、吐瀉物をベッドに零す。男が苛ついて小さく舌打ちを零した。それだけで、身体が大きく震えて、逃げるように後ろへ下がる。しかし、そこにあるのは壁だけであり、すぐに男に身体の主導権を握られた。
「や゛⋯⋯っ、やだやだ、やだぁっ!」
「うっせぇよ、黙って突っ込まれてろ」
「やぁ⋯⋯! ひっ、にいちゃ⋯⋯っ゛!」
ぐずぐずと赤ん坊のように泣いて、行為から逃げ出そうとして。そんなことしたって解放される訳がない。それどころか、寧ろ火に油を注ぐように、男の怒りを増やしているだけなのだが、弱った頭では考えられずに、酷い方へ足を突っ込んでいく。
心を守るために、この行為に快感を無理やり見出した身体が気持ち悪い。自分が自分じゃないみたいで。気持ちよくなんかない、嬉しくなんかない。辛くて苦しいはずなのに、男を歓迎するかのようにぎゅうぎゅうと締め付ける自分の後孔が大嫌いだ。
男が切羽詰まった様子で、耳元で「出すぞ」と囁く。もう抵抗する気力すら残っておらず、与えられたものを不快に思いながらも受け入れた。男がびくりと一際大きく震えて、体の内側が熱い液体で満たされる。
嗚呼──。本当に、
(気持ち悪い。)
男が寝静まったのを確認して、引き出しの中に隠されていた鍵を取り出した。出来るだけ音を立てないよう静かに、でも迅速に行動をする。かちゃりと軽い金属音が鳴って、足首に着いていた鎖が外れた。手首の手錠は、行為の邪魔になると言われて外されている。良かった。あれがあったら手間取って、男にバレてしまっていたかもしれない。
部屋の扉に手をかける。ドアノブはひんやりと冷たかった。逃げたことがバレたら、本当に俺は殺されるかもしれない。ここで助けを待っている方が安全かもしれない。それでも、
(外に、出たい)
部屋の扉を開けた。玄関の鍵を開けて、外に飛び出す。靴は無かったから裸足だ。素足で感じる地面は少し尖っていて痛いけれど、久方ぶりにコンクリートを踏み締められた嬉しさの方が勝った。
冬特有の冷えきった空気。ちらちらと雪が舞い降りてきていて、呼吸をする度に白く染った息が吐き出される。
詳しい場所は分からないが、ここは神奈川県内だと思う。だから、きっとフラフラと歩いていれば知った道に出るかもしれない。そんな漠然とした目的を立て、歩みを進める。
「兄ちゃん、」
無意識に口から漏れていた言葉に、ハッとした。もう俺の身体は汚れてしまっている。男に汚されて、穢れて。こんな醜い身体じゃ、兄のところへ行けない。
頭を撫でてもらうことも、抱きしめてもらうことも、キスをくれることだって。こんな身体じゃ出来っこない。なら、どうすれば。どうしたら、兄ちゃんと触れ合える?
ちらりと視界に入り込んだ海。闇を煮詰めたような暗い色をしたそれは、おいでおいでをするかのように揺れていた。操られたように、海に向かって歩き出す。答えはもう、決まっていた。
「⋯⋯最初から、こうすれば良かった」
もっと早くに気づくべきだった。欠陥品から不良品に成り下がった身体。なら、1度生まれ変わって。完全品として兄ちゃんの弟になって。そうすれば、きっと、兄はずっと自分の傍に居てくれるだろう。
ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる。狭まった思考の中で、そんな考えだけが永遠に回り続ける。海水に足を漬けると、冷たくて少し変な声が出た。凍えそうなほど冷たい海。真っ暗で、ぽっかりと穴が空いたような海。本心では恐怖心を感じているが、ほんの短い間我慢すれば良いだけだと。自分を押し込んで足を進める。
「⋯⋯ごめんなさい」
1つ、謝罪を口にした。
「──凛っ!」
手首を強く掴まれる。激しい水飛沫が飛んだ。
⋯⋯どうして、アンタは、いつも。
そのまま手を引かれ、気づいたら彼の腕の中にすっぽりと埋まっていた。久々に感じる体温。いつもより激しい鼓動。大好きだった兄の匂い。
「凛、りん、良かった」
「兄ちゃ、」
「ずっと探してた」
どうしてここに居るのか。とか、なんでそんなそとを言ってくれるのか。なんて疑問よりも早く、身体中を熱い感情が支配した。どっと溶けたチョコレートのように心臓が甘く蕩ける。激しい心臓の音で生を実感して、目の前が滲んだ。
ぎゅう、と兄ちゃんの腕に力が込められる。苦しい、と言葉を漏らすと、謝罪を口にされた。
「兄ちゃん、どうしてここに」
「お前のことを探してたんだ」
「⋯⋯そっ、かぁ⋯⋯」
ふあふあとした思いに苛まれる思考。眠い。このまま眠ってしまいたいな。
「ね、兄ちゃん」
「なんだ?」
「愛してた」
神様って優しいんだ。最期にこんな幸せな夢を見せてくれるなんて。
目の前の兄ちゃんの姿が滲む。ぼんやりと輪郭を持つそれは、明らかに兄では無い。大嫌いで、死んで欲しいほど憎い男の姿。
限界を超えた脳は、救いを作り上げた。兄ちゃんが俺のことを愛してくれて、そんな兄に助けてもらう。そうして、俺は恋心を告げて、晴れて両思いに。
そんな、反吐が出るほど甘い理想。
逃げたことを察して追いかけてきた男の姿は、兄の姿に変換されて。罵倒する言葉は、愛を告げる言葉に変わって。そんな、世界一幸せな幻想の中で目を閉じた。
目が覚めると、知らない場所に居た。清潔そうな真っ白の部屋。ツンとした消毒液の香り。周りに引かれたカーテン。その隙間から漏れる、淡い光。そして、
「⋯⋯兄ちゃん」
俺にもたれかかるようにして眠っている兄の姿。記憶の中の兄より随分痩せていて、目の下にはクマがある。
一瞬、ほんの一瞬。俺を心配してくれてたんじゃないか、なんて期待した。すぐにその考えを振り払う。有り得ない。きっと、欠陥品とはいえど、書類上では弟とされている人が居なくなったから、周りの目を気にしているだけだろう。きっと、それだけ。
「にーちゃん」
それだけだと、分かっているのに。乾いた心が、愛を渇求していた。汚れた身体のまま、兄に抱きついた。幻想じゃない、本当の体温が俺を包む。
そっと兄ちゃんの表情を覗き見る。相変わらず整った顔立ち。目元に影を落とす長い睫毛を見つめる。この瞼が開いたら、あの宝石みたいな翡翠色の瞳が見えるかも。そんな願いを抱いて、眉目秀麗な兄の顔に唇を寄せた。
軽いリップ音。
驚いたように目を見開く兄ちゃんの姿。その瞳は、やっぱり想像していた通りに綺麗で。
「愛してる」
なんて言葉を告げる。
久しぶりのキスは甘くて、気持ち悪い思いは全て溶けた気がした。
いやあの、まじですみません。最後飽きました。
海のseちゃんは、rnちゃんの幻覚的なアレです。んで、rnちゃんと男がもみ合ってるのを近くの人が気づいて通報→rnちゃん病院で保護って流れです。
説明入り切らなくてごめんなさい!