「 人生 Ⅱ 」
・桃赤
・病み要素有
。.ꕤ………………………………………..ꕤ.。
桃side
桃 「 りうら゛……!! 」
桃 「 どこ……っ 震 」
家中の何処を探してもりうらはいない。
嘘をついたのかもしれない、
なんて考えてる暇はなく。
とにかくりうらが心配だった。
桃 「 電話……っ、 」
震える手で通話ボタンを押す。
桃 「 ………お願い出て… 震 」
けれど、出て欲しい なんて願いは届かず。
)只今おかけになった電話は、電波の届かないところにあるか 電源が 〜 …………
桃 「 くっそ……! 」
思わず地面に投げ捨てたスマホが、がしゃん と鈍い音をならす。
桃 「 何処にいるんだよ………っ ポロポロ 」
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赤side
)ツー、ツー、ツー
赤 「 は゛っ、ひゅっ゙ふーっ゛゛…… 」
規則的な機械音を確認してから、スマホの電源を落とす。
赤 「 はーッ゙、ふ ゛゛っゲホッゲホッ…ポロポロ 」
赤 「 しに゛゛、た ぃの゙……ポロポロ 」
赤 「 ふ っ゛、は ゛゛っ… 」
赤 「 ごめ゛、ん ないく……っゲホッゲホッ 」
“家” なんて言ったけど、それは紛れも無い嘘。
今すぐ死にたい。
そして死ぬにはないくんには会えない。
今の居場所を言えば、彼は必ずここに来る。
俺を永遠に死なせてはくれない。
彼は優しいから。
彼と、大好きな皆といる時間は楽しいのに、
それ以上の苦痛が俺を襲う。
赤 「 ポロポロポロポロッ…… 」
なんて考えてるうちに呼吸も落ち着き、冷静さが戻る。
赤 「 ごめん………ポロポロ 」
覚束無い足取りで、1歩足を踏み出した。
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