テラーノベル
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皆さんは前置きあった方がいいですか?
ない方がいいですか?教えてください!
夜の横浜。
武装探偵社の事務所には緊張した空気が流れていた。
「現場は港の第七码頭だ。」
国木田が地図を机に広げる。
「複数の異能者が暴走している。原因は不明。」
「しかもポートマフィアも動いているんですよね。」
敦が眉をひそめた。
「そうだ。」
国木田は頷く。
「探偵社もマフィアも被害を止めるために現場へ向かう。」
太宰は窓辺で夜景を眺めていた。
「面倒なことになったねぇ。」
しかしその表情は妙に真剣だった。
シグマはその様子に少し違和感を覚える。
何かを知っているような顔だった。
数十分後。
第七码頭。
巨大なコンテナがいくつも倒れ、周囲は半壊状態になっていた。
そして――
「なんですか、あれ……」
敦が息を呑む。
港の中央に黒い霧のようなものが渦巻いている。
霧に触れた人々は突然暴れ出し、異能を制御できなくなっていた。
「あれが原因か。」
国木田が手帳を開く。
その時だった。
背後から聞き慣れた声がする。
「探偵社も来ていたのか。」
振り向くと、そこにはポートマフィアの一団がいた。
先頭に立っているのは――
中原中也。
「中也さん!」
敦が驚く。
「被害を抑えるのが先だ。」
中也は短く言った。
「今は喧嘩してる場合じゃねぇ。」
珍しく意見が一致していた。
探偵社とマフィアは一時的に協力し、暴走した異能者たちを保護していく。
だが黒い霧はどんどん広がっていた。
「このままじゃ港全体が危険だ。」
国木田が言う。
その時。
シグマはふと気付いた。
霧の中心部に誰かいる。
「……あそこだ。」
「何?」
「霧の中心に人影がある。」
全員が目を凝らす。
確かに誰かが立っていた。
黒いコート。
顔は見えない。
その人物はまるで霧を操るように手を広げている。
「元凶か。」
中也が地面を蹴った。
だが――
ドォン!!
見えない衝撃波が放たれ、中也ですら吹き飛ばされる。
「え?」
敦が目を見開く。
中也が簡単に弾かれるなど普通ではない。
「僕が行きます。」
敦は虎の力を発動した。
しかし接近しようとした瞬間、再び衝撃波が襲う。
「ぐっ!」
吹き飛ばされる敦。
誰も近付けない。
その時だった。
シグマが前へ出る。
「シグマ!?」
「試したいことがある。」
彼は静かに言った。
「危険だ!」
国木田が止める。
だがシグマは首を振った。
「このままでは被害が広がる一方だ。」
そして一歩ずつ霧の中心へ向かう。
衝撃波が来る。
だがギリギリでかわした。
さらに前へ。
相手との距離が縮まる。
あと数メートル。
そして――
シグマは相手の腕を掴んだ。
能力発動。
瞬間、大量の情報が流れ込む。
だが今回は違った。
名前も経歴も流れてこない。
代わりに感じたのは、
「助けて」
という強烈な感情だった。
「……は?」
シグマは目を見開く。
この人物は事件を起こした犯人ではない。
誰かに利用されている。
そう理解した瞬間――
背後で銃声が響いた。
パンッ!
誰かが撃ったのだ。
全員が振り返る。
そこには見知らぬ男が立っていた。
男は不気味に笑う。
「やはり気付いたか。」
その目は異様に冷たかった。
「ならば消えてもらおう。」
男の周囲に黒い霧が集まり始める。
そして港全体が震えた。
「まずい……!」
太宰の顔色が変わる。
シグマは初めて見る表情だった。
「全員下がれ!」
太宰が叫ぶ。
だが次の瞬間。
男はシグマをまっすぐ指差した。
「お前だけは生かしておけない。」
シグマの背筋を冷たいものが走る。
なぜ自分が狙われるのか。
その答えを知る前に、
巨大な黒い霧が空へ噴き上がった――。
コメント
1件
ええ〜!前置きはなくて大丈夫だよ、いきなり本文でOK!🫶 てか第3話でこの展開やばすぎん??冒頭から探偵社vsポートマフィアの共闘とか胸熱すぎて叫んだわ😭💥 しかもシグマが「助けて」っていう感情読み取ったとこ、エモすぎて泣ける…!あの黒コートの人物、まさか被害者側だったの?!そして急に現れた不気味な男の存在…まさか黒幕展開?!次回が待ちきれないよ〜!🆘🔥