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コメント
3件
え、……きんさんツンデr((殴
ちょっと待て心臓が持たん…(( 好き…😭💖
好きぃぃ……
knside.
5人と離れてから数ヶ月。
もう、俺の心はボロボロだった。
Nakamuたちは、時々話しかけようとしてくれるようになった。
けれど、俺が変に意地を張って、
『今更なんだよ』『もうお前らのことなんてどうでもいい』
なんて、思ってもいないキツい言葉でアイツらを突き放した。
その時の、悲しそうな、苦しそうな顔を見る度、俺の心も消耗していった。
俺が悪いんだ。
俺さえいなければ、アイツらは────
そんなことをぐるぐると考え、
俺の世界は灰色に染まっていった。
そんな日のことだった。
br「きんさん、おはよう」
kn「……おはよう」
br「……ねぇ、あのさ」
br「……久しぶりに、2人で話そうよ」
kn「……2人で……?」
br「うん。最近、ずっと話せてなかったし……」
kn「……っ、もう、お前らとは、話したく、ない」
br「……なんで?」
『なんで?』
そう問うBroooockの目は、悲しそうで。
kn「……嫌」
kn「……これ以上、傷つけたく、ないんだ」
これが、俺の隠しようのない本音だった。
これ以上、キツい言葉で傷つけたくない。
もう、悲しそうな顔を、させたくないんだ。
br「……そっか。でも、僕たちは大丈夫だよ」
br「ここじゃ話しにくいだろうし、屋上行こうよ」
kn「……でも」
屋上にはきっと、アイツらもいる。
だから……!
br「いいから。行こ?」
……ここで行かなければ、きっともっと、関係が拗れる。
時間が解決してくれるなんて、甘い考えは通用しないだろう。
kn「……うん」
そう言って俺の手を握るBroooockの手は、暖かくて、優しい手つきだった。
✧• ───── ✾ ───── •✧
nk「……2人とも、来ないね」
kr「きんときのことだし、俺たちがいることは何となく勘づいてるんだろ。Broooockは2人で話すって言ってくれてるけど」
sha「……だな」
sm「……あ、来たぞ」
kn「……やっぱり」
屋上へ続くドアを開ければ、やはりそこには4人がいた。
kn「……Broooock、やっぱり2人で話すなんて、嘘だったんじゃないか」
br「……気づいてたんだ……嘘ついて、ごめんね」
kn「……いいよ。時間もないんだし、話したいことがあるなら話してよ」
……久しぶりに4人とちゃんと顔を合わせた。
数ヶ月前まで見ていた笑顔はなく、
俺の瞳には、不安そうな4人の顔だけが写った。
nk「……川谷くんの、ことなんだけど」
nk「オレたち、川谷くんの嘘に騙されて、勝手にきんときから離れてた」
nk「……そんなことをしたらきんときがどう思うかなんて、少し考えればわかることだったのに……」
nk「目先の嘘に騙されて、きんときの気持ち、全然考えられてなかった」
nk「……本当に、ごめんね」
そう言って、深々と頭を下げるNakamu。
……俺の気持ち、考えてくれてなかったんだ。
…………やっぱり、友情なんて、そんなもんだったんだ。
そう思う反面、
こうやってちゃんと顔を合わせて、謝ってくれたことを嬉しく思ってしまう自分もいて。
気持ちが綯い交ぜになって、上手く息が出来ない。
kn「……っ、……ぅ……、っ」
足元を見れば、自分の涙でできたしみがあった。
止めようと思っても、言うことを聞いてくれなくて。
気づいたら俺は、ずっと言えなかった気持ちを吐露していた。
kn「……分かって、たんだ」
ここで切ります
多分次の次くらいで終わる