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「もう我慢しなくていい」
今日は6人で動画撮影の日。
赤「今日も頑張ろう!」
黄「早く終わらせてご飯行こう!」
橙「楽しみだね!」
青「うん!僕も頑張る!」
いつも通り笑っていた青。
でも、撮影が始まってしばらくすると、青は何度もお腹を押さえるようになっていた。
紫「青ちゃん?」
青「ん?」
紫「さっきから苦しそうだけど……。」
青は慌てて笑う。
青「平気だよ!」
桃は青をじっと見つめる。
桃「青。」
青「……?」
桃「無理してる。」
青「してないよ。」
そう答えた直後、青の表情が少し曇る。
赤「青ちゃん、本当に大丈夫?」
青「……ちょっと、お腹痛いだけ。」
黄「それなら休もう!」
青は首を横に振る。
青「まだできるから。」
撮影は続いた。
でも、青はだんだん話す回数が減っていく。
笑おうとしても笑えない。
立っているのもつらそうだった。
橙「青ちゃん、座ろう?」
青「……もう少しだけ。」
その言葉を言い終えたところで、青は思わずその場にしゃがみこんでしまった。
赤「青ちゃん!」
紫「そんなに我慢してたの?」
青はお腹を押さえたまま、小さく首を振る。
青「……ごめん。」
桃はすぐに青のそばへ行き、静かに声をかける。
桃「青。」
青はうつむいたまま、小さくうなずく。
青「痛くて……。」
その一言を口にした途端、それまで必死にこらえていた涙があふれた。
青「ごめん……僕、もう無理かも……。」
赤「謝らなくていい!」
黄「青ちゃん、我慢しなくていいんだよ。」
橙「ちゃんと頼って。」
紫「一人で頑張らないで。」
青は涙をぬぐおうとしたが、体調はさらに悪くなっていった。
青「……ごめん。」
青は急いでその場を離れようとしたが、途中で体調を崩し、吐いてしまった。
桃はすぐに青の背中にそっと手を添える。
桃「青。もう何も言わなくていい。」
赤「今日は撮影中止!」
黄「青ちゃんを休ませよう。」
橙「飲み物持ってくるね。」
紫「青ちゃん、大丈夫。みんないるから。」
青は涙をぬぐいながら、小さくうなずいた。
青「……みんな、ごめん。」
桃は優しく首を横に振る。
桃「仲間に頼ることは、謝ることじゃない。」
青は少しだけ笑って、目を閉じた。
その日は撮影よりも、青が安心して休めることをみんなが一番大切にした。
🧡akina🧡
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にさん(23) At推し
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コメント
1件
あおいです、読ませていただきました🌷 青くんの「平気だよ」って笑うところ、すごく胸が締め付けられました。お腹を押さえながらも「まだできるから」って頑張っちゃう感じ、不器用で真面目な人ほどそうなっちゃうよなあって……。 それに対して、みんなが「謝らなくていい」「ちゃんと頼って」って優しく受け止めてくれたのが本当にあたたかくて。桃くんの「仲間に頼ることは、謝ることじゃない」という言葉、じんわり沁みました。 撮影より青くんの休息を優先するラスト、このチームの空気感がとても好きです。続きも読みたいなあ、と思わせてくれる素敵な1話でした☺️