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🐙🌟がエイプリルフールで記憶を取り戻すって話
100%捏造
捏造すぎて怖い
VTA時代
伏文字無
2人は両思いなんだって
「 ほしるべ 」 『 こやなぎ 』
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小柳side
「 もう23時56分ですよ 。 」
『 明日はエイプリルフールだな 。 誰に嘘つこうかな 〜 笑 』
「 ふん ! 俺は騙されませんからね ! 」
『 そんな訳 。 変な壺でも買ってそう 。 』
「 それ 、 小柳くんもですよ ! 」
『 うっせ 笑 』
日付が変わる頃、俺らは海で夜景を見ながら歩いていた。
「 ぁ 、 流れ星 、 」
『 ほんとじゃん 、 なんか願おうぜ 。 』
俺が願うのは、
一日でも、星導が記憶を取り戻してくれますように。
「 24時 、 日付 、 変わったよ 。 ぴょん 。 」
声と言葉に驚き瞑ってた目を開け、星導の方を見る。
星導は顔も、見た目も、全部変わっていた。昔のに。
『 ほ 、 ほしるべ 、 ? 』
「 僕 、 記憶が 、 戻って … 」
『 星導 、 星導 、 っ ! 』
名前を呼びながら、星導に抱き着く。
「 ぴょん … 」
「 自分を見てみて 、 ぴょん 、 」
俺は海の水面に映る自分を見る。
俺も、自分も見た目が変わっていた。昔の姿に。
「 これはね 、 僕が願ったの 。 僕だけ変わっても 寂しいでしょ ? 」
『 んは 、 ありがと 。 』
「 でもね 、 僕達 午前中で 元の姿に戻っちゃいそう 。 」
『 星導に会えただけで 、 十分 。 』
「 僕も 、 今だけだけど 、 ぴょんのこと思い出せて良かった 。 」
『 懐かし 、 昔も此処に来たよな 。 』
「 うん 。 今日みたいに 流れ星も見たよね 。 」
信じられない。本当に星導が思い出してる。
昔の会話が、できてる。
『 うれしいなぁ 、 笑 』
「 あの 、 観覧車 、 乗りたい 。 あそこの 、 」
星導が指さしたのは海の向こうの遊園地。
『 いいよ 。 行こう 。 』
電車で行けば午前中には行ける。
どうしても、星導、星導晶を観覧車に乗らしてあげたい。
普段は絶対に行かないが、星導晶にだけ、そんな気持ちができた。
「 いつもより優し 、 」
『 今のお前は 晶だからな 。 笑 』
「 ずっと 、 このまま 居たいなぁ 、 」
『 何 、 いつもより優しい俺がいいの ? 笑 』
「 いや ? だって 今だと 記憶も全部あるし 、 僕も ぴょんも 、 幸せじゃん 。 」
『 … 別に いつものお前も大好きだけどな 、 』
「 そんなの 知ってるよ 笑 」
『 ほら 、 次の駅 、 降りるから 。 』
「 はーい 。 」
「 今 … まだ 4時か 、 余裕じゃん 。 」
『 あと 8時間だぞ ? 今の時間を大切にしろよ 。 』
「 ぴょんの方こそ 。 」
「 朝早いから 、 誰もいないじゃん 。 貸切みたい 笑 」
『 誰もいない方がいい 。 』
「 そうだね 。 」
「 観覧車 、 おっきいね 。 」
『 な 。 』
星導晶と、観覧車に乗れる。
まだ暗い空を見つめながら観覧車に乗る。
「 また 、 昔みたいに 遊びたいなぁ 、 」
『 俺だってそうだよ 。 』
「 ぴょんはさ 、 今の僕と 、 昔の僕 どっちが好きなの ? 」
『 どっちも 、 だけど 、 やっぱ 昔の方が好きかもな 笑 』
「 それ 、 午後 今の僕に言ってみてよ 。 絶対怒られるじゃん 笑 」
『 今のお前は せっかちだから 笑 』
「 ん 、 もうすぐ頂上だ 、 」
『 星導と居たら 早く感じる 、 』
「 それ 僕の事 好きすぎじゃないですか ? 笑 」
『 好きで悪かったね 』
「 まぁ 僕も 、 ぴょんの事 好きすぎてるけどね 」
『 ツンデレ 、 ってやつかよ 笑 』
「 ツンデレは 、 違うじゃん ! 」
『 見て 、 頂上 。 』
「 んわ 、 ほんとだ 」
俺は星導が話してるのにも関わらず、キスをした。
キスって言っても、ディープキス。
『 キス慣れしてないのも 、 変わってねぇな 笑 』
「 だって 、 何年ぶりだと思ってんの 、 笑 」
『 星導晶 、 好き 。 』
「 僕も 、 好き 、 愛してる 。 」
『 んは 、 録音成功 〜 』
「 録音してたの 、 !? 」
『 いつまでも聞けるようにな 』
「 それなら いいけど 、 」
「 その前に 、 観覧車降りないと 、 もうすぐ 、 」
『 そんくらい分かってる 笑 』
「 11時30分 、 早いね 。 」
『 もう お別れか 、 楽しかった 。 ありがとう 星導晶 。 』
「 こちらこそ 。 」
「 じゃ 、 また 逢える日まで 。 」
『 うん 。 』
「 またね 。 」
またねって、またなんてないかもしれないじゃん。
でも、色々な別れの挨拶があるのに、その中からまたねを選んでくれた。
でも、また、逢おうな。
『 ほしるべの ばーか 、 』
「 … 馬鹿なのは そっちですよ ! 」
泣いてる俺を見て、少し笑いながら言ういつもの星導。
「 ていうか 、 なんで 遊園地に居るんでしたっけ ? 」
『 なんでだろうな 、 』
「 早く 、 帰ろうぜ 。 」
『 はーい 、 』
星導ショウと手を繋ぎながら帰る俺。
なぁ星導晶。俺どんなお前でも、大好きだよ。
後日、録音した星導晶の言葉は無かった。
ちゃんと保存されていなかったのか、そもそもあれは夢だったのか、
どっちにしろ幸せだったな、
コメント
2件
2人とも儚くてふらっといなくなっちゃいそうっすよね… 最高でした!