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「イカとタコのシューティングチャンネル！」

第1話 - 第1話

2025年09月01日

#スプラトゥーン

海月　るな

「みなさん、こんにちは～！今日はスプラトゥーンの世界で、私たちが一番得意なことを見せるよ！」

イカのナナはカメラに向かって元気よく手を振った。鮮やかなピンクの髪が、スタジオのライトに照らされて輝く。後ろには、スプラッシュボムが散らばったカラフルな壁が飾られている。

「おうおう！みんな元気にしてる？タコのタクだよ！今日はナナと一緒に、超アツいバトルを見せるから、最後まで絶対見逃すなよ～！」

タコのタクはそのしぶとい笑顔でカメラに向かってウィンクし、両手を広げて挑戦的にポーズを決めた。彼女は青い髪と黄色のタコのゲソが特徴的だ。

二人はイカとタコのコンビで、YouTubeチャンネル「イカタコバトル」を運営している。コンテンツは主にスプラトゥーンのバトル映像や、カスタムマッチでの奇想天外な対決を配信しており、視聴者からの人気はうなぎ登り。

「さて、今日は何をするかって？もちろん、みんな大好きなスプラトゥーンバトルだよ！でも、ただの対戦じゃない！特別ルールを作ったからね～！」ナナがウキウキしながら言うと、タクも目を輝かせる。

「なんだって？！特別ルールって、どういうことだ？」

タクは少し驚きながらも、その興味津々な顔がすぐに画面に映し出された。

「それは…バトル中に、どちらかが『イカ』か『タコ』に変身できるってルール！」ナナがニヤリと笑って言った。

「え、待って！それってどういうこと？」タクは一瞬戸惑うが、すぐに何かを閃いた様子で顔をほころばせる。「あ！それなら、戦略がめっちゃ面白くなるかも！」

ナナとタクは、各々の武器を手に取り、準備を始める。ナナはやはりイカらしく、長距離の攻撃が得意なスプラシューターを選び、タクは近接戦が得意なローラーを選んだ。二人はスクリーン越しに視聴者に向かって笑顔で手を振る。

「じゃあ、スタート！」ナナが合図をすると、画面が一瞬暗くなり、いよいよバトルが始まる。

ゲーム内では、ナナがすぐに『イカ』のフォームに変身し、スピードを活かして戦場を駆け抜けていく。一方、タクはあくまでローラーでゴリゴリと塗り広げ、相手を一撃で倒す力強さを発揮している。

「おっと、タクが早速近づいてきた！ナナがどう対応するのか！？」

「よし、今だ！タク、見てろよ！」ナナは、画面の隅からタクの姿を見つけ、素早く『タコ』の変身を選んで、ローラーでの攻撃をかわす。「えへへ、速いでしょ？」

「なにぃ！変身した？！」タクが驚きながら、攻撃の手を緩める。「じゃあ、私も！タコの力、見せてやる！」

二人の変身が駆け引きになり、視聴者からはリアルタイムでコメントが飛び交う。「やばい！これめっちゃ面白い！」「ナナがイカになった瞬間、めちゃくちゃ速くなった！」「タク、ローラーでイカタコバトルしてる！」

バトルが進むにつれ、どちらも得意技を駆使して接戦を繰り広げる。ナナの素早い動きとタクの力強い攻撃が見事にマッチし、視聴者たちは手に汗を握る展開に釘付けだ。

「ふぅ…やっと決着がついたね！今回は私が勝ったけど、次は絶対負けないから！」ナナが息を切らしながらも笑顔で言う。

「うぅ…納得いかねぇ！でも次こそはリベンジだ！絶対に勝ってやるからな！」タクも笑いながら、カメラに向かって拳を突き上げる。

二人はお互いに腕を組みながら、視聴者に向けてお礼を言う。「今日も見てくれてありがとう！次回の動画もお楽しみにね～！」と手を振るナナとタク。

最後に、チャンネル登録といいねボタンを押すように、視聴者に笑顔で促しながら動画が終わった

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海月　るな

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