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アストロとヴィーに余ったサンドイッチを渡して、俺は自室に戻った。
手に持っているバケットには、卵、ツナ、レタス、と様々な具のサンドイッチが覗いていた。
コニーがしたことは絶対許せないけど、まあ、コスモと俺は友達だし!友達とピクニックなんて普通だし!
「あっスプラウト!みて、ラッピング!」
部屋にかえるとシェリーが笑顔で出迎えて、俺にラッピング済みのプレゼントを見せた。
ブレスレットは茶色を基調としたシンプルな袋でピンクのリボンとともに飾り付けられ、大人っぽいような印象を受けた。
シェリーにしてはいいセンスだ。我ながら酷いことを考えたもんだ。
「お、おお。すごく、いいよ。ありがとう」
俺がそれをうけとってシェリーの顔をみると、シェリーは満面の笑みをみせた。
「えへへ!そうそう、さっきスプラウトさ、なんて言ってコスモに渡そうって言ってたけど、そんなに深く考えなくていいんだよ!」
シェリーの発言の意図が分からず、首を傾げると、シェリーは笑った。
「”日頃の感謝”!いつもありがとう、これプレゼント!でいいんだよ!細かいこと考えなくても、スプラウトがコスモに感謝してるのはほんとでしょ? 」
「…シェリー、サンドイッチ食べる?」
「え!!食べる!!」
シェリーの言葉に納得して、あげるつもりのなかったサンドイッチさえもひとつあげてしまった。まあ、まだ余ってるからよしとする。
俺は本当にあの3人には頭があがらないな…。としみじみ思う。
時刻は午後1時40分。
俺とコスモの待ち合わせ20分前。
思ったよりも早く着いてしまったな。騒がしい心臓を抑えながらそんなことを考えていると、後ろから控えめに声をかけられた。
「スプラウト!早いね!」
「コスモ!えへへ、そう、なんかじっとしてられなくて」
コスモは頬に手を置いて俺を上目遣いにみる。かわいい。それはものすごく。
でも友達だと考えると案外冷静になれるものだ。
俺は早くに来てしまったが、それはコスモも例外ではなく俺と同じくじっとしていられなくなったらしく、少し安心した。
「今日はなにするの?」
「ピクニックとか、どう?みて、サンドイッチとか作ってきてさ」
俺が緊張しながらバケットをみせると、コスモは目を輝かせた。
「これ、スプラウトが作ったの?すごい!早く行こう!」
俺は大きく安堵した。コスモは俺の手をひいた。
すごい中途半端ですが終わります!次はデート編なのでお楽しみに!
コメント
2件
待ってました!!!続きも楽しみにしてます!!!!