皆さん!こんにちは!
本日は通常通りグクミンです!
幻獣物語ですね、!
ある日突然あんな事が起こるなんて_
まぁ、そういうお年頃だと思って見てください!
それでは!れりご!!
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この世界には
“幻獣”が存在するという_
彼らの瞳には逆らうことは不可能
ましてや普段は人間の姿をしており
見た目を破く事は出来ない
厄介な人物だ。
幻獣の主な生態は
龍,虎,麒麟,大蛇などなど
その他も多く存在するという_
中でも龍,虎は数少ないと言われている
伝説の生き物なのだ。
そしてこれは1人の男の子と幻獣の物語。
🐣視点
🐣「はぁ。”」
僕の名前はジミン。
大学受験を控えた普通の高校3年生だ。
この万端高校(ばんたんこうこう)に新しい転校生が来た。
👨🏫(はい。自己紹介をよろしくね。)
🐰『···チョン・ジョングクです。よろしくお願いします。』
ジョングクと名乗った彼は
金髪にピアスがガッツリと開けてある
いわば”不良”のような見た目だった
第一印象は最悪だった。
でも、彼の瞳は綺麗だった
大きくてクリクリしていて兎みたいだった
🐣「···はぁ。(💭絶対合わないタイプだ、)」
👨🏫(じゃあ、席は···ジミナの隣でいっか。)
🐣「···は??」
僕は生まれて始めて先生を憎んだ
なんでだよ···他に席空いてるじゃん!
🐰『···っす。』
とズカズカと歩いてくる
ひぇぇ···怖いよ~~····
ドンと荒々しく僕の隣の席に座る
ぴぇっ、
🐰『あ~···よろしく。』
話しかけられちゃったよ!!
🐣「アッ··よろ、···ヨロシク。」
🐰『····』
その後はと言うと先生の話など何一つ耳に入らなかった
隣の席の人が怖すぎて
休み時間__
🐻【じーみな!】
と後ろから抱き着かれた
🐣「うわぁっ、!?」
🐻【ははㅋ!驚き過ぎㅎ。】
こいつは”キム・テヒョン”この学校で一番のイケメンだ
別名”ハイスペック王子”と呼ばれている
ふっㅎいつ聞いても笑いが止まらない
誰だよこれ考えたやつㅋㅋ←
🐣「ちょっ!驚かせてこないでよ、!」
🐣「テヒョンアは隣のクラスでしょ?!」
🐻【ジミナに逢いに来たんだよ!】
🐻【それに、別に驚かせようなんて__】
🐻【···え?】
🐣「、ん?」
🐻【お前···お前!転校生君の隣じゃーーーん?!】
と僕とグクを交互に見合い
🐰『···どうも。』
とテヒョンアに向かって首だけお辞儀している
🐻【俺!テヒョン!よろしく!】
と手を差し出すが
掴まず
🐰『···よろしく。』
と素っ気なく返している
🐣「うるさいって···、」
🐻【てかてか、!やばいよ!お前!】
と俺の肩をバシバシ叩いてくる
正直痛い···
🐣「なんだよっ、」
テヒョンアの腕退かし
🐻【今この子有名なんだよ!】
🐣「はぁ?」
🐻【このルックスで雑誌にもテレビにも出てるんだよ!】
え?
ええ?
🐣「えええええ!?!?」
🐻【うるさっ、】
🐰『···』
初耳なんだけど!?
🐣「···まじかぁ、」
🐻【それに親が資産家なんだって、!】
ええええ!?
そんな凄い子の隣なの?!僕···
🐰『···。』
🐣「凄いね!···確かにかっこいいもん!ㅎ」
🐰『は、!?』
🐻【····お?···おぉ?ㅎ】
🐣「てか、テヒョンアもう鐘なるよ。!」
🐻【やべっ、!あの先生うるさいから····】
🐻【じゃあね!ジミナ!とグク!】
またもや小さくお辞儀をしている
🐣「ばいばーい」
放課後_
🐣「···はぁぁ~あ”.」
大きく背伸びをして
そう言えば今日テヒョンア遅くなるって言ってたな
いつも通り屋上にでも居ようかな。
荷物をまとめ教室を出る
屋上_
ここの屋上は鍵が壊れていて
誰でも入れる
でも、放課後は僕だけの屋上だ。
🐣「···寒っ、」
外は11月な事もあって寒かった
柵を掴み夕暮れを見る
この時間が僕は一番好きだ。
“ふぅ”と息を吐くと白い息が上がる
いきなり後ろの扉が開く音がした
🐣「えっ、?」
後ろを振り返ると
🐰『どうも、。』
とお辞儀をしているグクがいた
🐣「···どうも、?ㅎ」
🐰『···てか、寒っ···』
体を身震いさせていた
🐣「···ここ、おいでよ。」
と自分の隣をポンポンと叩く
🐰『えっ、?』
🐣「暖かいよ。ㅎ」
🐰『···失礼します。』
と隣りに座ってきた
🐰『ほんとだ···あったか、。』
🐣「ㅎㅎ」
🐰『いつも···屋上に居るの?』
いきなりグクの口が開いた
🐣「いつも···は居ないけど、たまに居るよ。」
🐰『へぇ~···』
🐣「あ、そうだ。」
🐰『ん、?』
🐣「転校生の君に、いいものを見せてあげる!」
こっちに来てと手招きをして
テコテコと着いてくる
その姿が愛らしくて可愛かった
普段とのギャップが凄い······
🐣「···ほら、」
と先程いた所の裏側に来ると
夕暮れに照らされる海が現れる
まるでマジックのように
グクをちらっと見ると
瞳がキラキラしている
ふふっ、ㅎ連れてきてよかった
🐰『綺麗···』
🐣「でしょ?」
🐣「僕の一番好きな場所なんだ~···!」
でも、ここまで綺麗な夕暮れと海は初めて見た
普段ももちろん綺麗だが今日は
もっともーっと綺麗だった
何故だろう···
🐰『”ジミナ。”』
🐣「!?ぴゃい!!」
いきなりの名前呼びに驚いて変な声が出てしまった
🐰『ㅎㅎ.』
ふにゃと笑った顔に不意にもキュンとしてしまった
じゃなくて····僕名前教えたっけ??
🐰『···素敵な場所に連れていってくれたお礼に』
🐰『見せたいものがある。』
🐣「えっ、?」
🐰『普通は出会って初めての人に見せるものじゃないけど。』
🐰『ジミナなら見せられる···』
手をぎゅっと掴まれた
なんだ??いきなり····
グクの大きなクリクリの瞳が閉じた
次に開けた時
その瞳は猫のような縦の瞳孔と
海と夕暮れが反面されて、青と紫とオレンジと黄色その他の色も沢山映っていた。
あまりの綺麗さに言葉を失った
でももっと驚くのはこれからだった_
ふわっと世界が浮いた気がした
驚いてグクを見ると
龍のようなのが僕の前に優雅に振舞っている
🐲『···。』
大きな瞳が僕を捉える
🐣「あっ···あぁ、。」
腰が抜けた
尻餅を着いて
あまりの綺麗さに驚いたからだ。
🐲『!···やっぱり、怖かった、?』
違っ、!
🐣「違うよ!!」
🐲『え、?』
🐣「綺麗すぎて尻もち着いちゃったㅎㅎ」
グくの大きな瞳が更に大きく開き
元の人間の姿に戻って行った
🐰『綺麗···??、今綺麗って言った??』
🐣「言ったけど···??」
それがどうしたんだ?
図々しかったか?
🐰『生まれて···初めて言われた、』
🐣「え、?」
🐰『綺麗なんて···、嬉しい····よ、』
僕の両手を又掴み
愛嬌のある笑顔で僕の両手をスリスリする
おぅ!···うさぎみたいだなㅎ
🐰『···ジミナはやっぱり優しいね。ㅎ』
やっぱり??
🐣「···??」
🐰『あァ···そっか、』
🐰『実は僕···ジミナと会ったのはこれが初めてじゃないんだよ』
🐣「···え?」
どういうこと?
だってさっき···初めてって_
🐰『···人間の姿で会うのは初めてって事だよ』
🐣「···え?」
僕の心が読めてる??
そんな····
🐰『ジミナは···”幻獣”って知ってるよね』
🐣「···知ってるけど···細かくは知らないかな」
🐰『え?ジミナの親友のテヒョンさんは”虎の幻獣”でしょ?』
🐣「···え?」
🐰『え?···あれ?知らなかった···??』
🐣「初知りなんだけどっ、!?_」
僕が驚いてる見詰めてると
“あっちゃー”と素振りを見せる
🐰『もしかして秘密だったのか···』
としょぼんとしている
なんだろう···こんなに不良みたいな見た目なのに
きっと根はいい奴だと確信できる。
🐣「···虎って、」
🐰『虎は凄く珍しいんだ。』
🐰『それも色によって別れる···白ければ白いほど珍しい』
🐣「ほぇ···」
🐰『そういうジミナは···』
と僕をじっと見詰め
🐰『”まだ”なんだね、···』
🐣「??、なにが···」
🐰『いや、こっちの話だよ』
🐰『それより···もうこんな時間か、』
つられてスマホで時刻を確認すると
18時を回っていた
🐣「···」
ふわりとまた体が浮いたかと思えば
🐲『それじゃあ、また明日』
身を乗り出し
🐣「あっ、!また明日!!」
と手を振ると
🐲『ㅎㅎ。また明日、』
そして飛び立つ
夕日に照らされていてとても綺麗だった
···マジックみたい。ㅎ
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続きみたいです!!!!!!!!!!!!!!