注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・シェアハウス設定です。
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ci「散歩行ってくる」
kn「今からか!?もう外真っ暗やで!?」
ci「うるせぇ!!」
絶賛反抗期のci。
そして、内面過保護のkn。
2人は、玄関でずっと言い合いをしている。
ciは一人で居たいらしく、散歩がしたい。
knはこんなにも可愛い弟を、夜中に外へ行かせることができない。
まあ、お互いの気持ちも分かる。
俺は、他人事のように、リビングから
玄関の様子を伺っていた。
tn「まぁた、喧嘩してんの?」
ut「ああ、おもろいから見てる (( 笑」
shp「…」
knは、大声をあげて、ciを説得しているが、
ciは、knを無視して、玄関から飛び出した。
knは、崩れるように倒れた。
kn「ぁ”ぁ”ぁ”〜……!!!!」
rb「ま、まあ…一応高校生やし、大丈夫やろ」
kn「あんなにも可愛ええ子がぁぁ…!!!!」
玄関で大の字に寝転がるknを、
必死に持ち上げてリビングに連れ戻した。
ut「まあまあ、落ち着けよ (( 笑」
kn「なんでお前らは止めてくれないん…」
sho「高校生やし、別にええやん (( 笑」
zm「まあ、確かにshpくんに比べたら、反抗しまくりやな (( 笑」
shpは、ciの一個上で、絶賛反抗期だ。
だが、ciとは違う。
あんなに、反抗という反抗はしない。
今も、キッチンの端でお茶を飲んでいる。
俺たちの家は、基本一人部屋がない。
あるのは、家の最年長の、knと、tnくらいで、他は2人部屋とか、3人部屋だ。
shpとciは同部屋で、両方とも反抗期だ。
sho、zm、emが3人部屋。
前まではshoとzmが反抗期で、大変だった。
そして、rbと俺が、同部屋だ。
rbはいつも腹筋やらなんやらをしていて、
本当にうるさい。
ut「大きい家に引っ越せばええ話やん」
kn「ん〜……、でも金がなぁ、」
tn「わがまま言わんの!!」
ut「はぁい」
shpを見ると、shpはお茶を飲み終わり、
こちらを見ていた。
ut「shpも、ciと同部屋大変やなあ」
shp「そんなことないっす」
shpはそれだけ言い放ち、部屋に入っていった。
んん、冷たい。
kn「そ、それより、俺はciを探してくるぞ!!」
rb「やから、過保護すぎるわ!!」
kn「どこがやねん!!」
knは、靴を履いて、玄関から飛び出した。
その後から、shpが静かに出かけた。
ut「どこ行くん?」
shp「ciが迎えに来てって、」
tn「俺も行こか?」
shp「いいです」
どうやら、shpにだけ来て欲しいとの事。
knは、一体どこを探しに行ったのだろうか。
きっと滑稽に違いない。
rb「knに戻って来いって連絡するか…」
zm「せやな」
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チャリを急がせて、離の公園に向かう。
ciから来て欲しいと連絡がきた。
ciと俺は1個差の兄弟で、共に反抗期だ。
同部屋な事もあって、よく愚痴を言い合うので
仲が良い。
shp「ci〜」
ci「shp!!」
チャリを止めて、公園のブランコに腰をかける。
shp「皆心配しとるで」
ci「あっそー…笑える」
ciは、どこか寂しそうに遠くを見ていた。
兄さん達には分からない。
俺たちは、クラスの仲間にハブられていて、
そのせいか、上手く友達もできない。
shp「なんか今日あったんか?」
ci「…別に、」
shp「なんや、隠し事するんか」
ci「……実はさ」
今日の出来事を話し合う。
その間、ciは俺にだけ涙を見せる。
震えた身体を俺に寄こす。
shp「そか…よぉ頑張ったな、」
ci「うん……ッ、、」
そんなこんなで、1時間。
辺りはとっくに暗くなっていて、風も強い。
shp「そろそろ帰ろか」
ci「俺はもう少し頭冷やすよ、」
shp「んなこと無意味や」
ciの腕を引っ張り、公園を出る。
暗いのは、俺も苦手だ。
ci「…あーあ、ほんま俺要らんやつ、」
shp「俺ら似たもん同士や」
チカチカと、消えそうな電灯を頼りに
家に帰る。
微かな虫の声が聞こえる夜道。
俺らは、明日も生きなければならないのだと。
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kn「ci!!」
帰れば、思い切りに抱きしめられた。
鬱陶しいはずなのに、唯一俺を見てくれるのは
家族だ。
kn「どこ行ってたんや!!心配したぞぉ!!」
ci「言うて、数分やん…」
kn「俺にとっての一日や!!」
乱暴で痛いが、頭を撫でられれば
安心して、笑顔が漏れる。
隣ではshpがこちらを満足そうに見ていた。
学校は嫌いだ。
友達も居ないし、皆俺を無視してくる。
俺がなにをしたのかも分からない。
でも、家族に言うほどのことでもない。
暴力を受けたとかなら言うけど。
shpも同じだ。
ut「とりあえず、スープでもどうや?」
rb「寒かったやろ?暖かいで!!」
煙を立てるスープを渡される。
shpと、共にソファに腰をかけて
スープを口にする。
コーンスープの暖かい風味が、口に広がり、
体も温まる。
shp「…うま」
ut「やろ??」
辛いとも言えないくらいのしょうもない毎日。
でも、家族が居るから、明日も生きようと思う。
ここなら、俺の存在があるのだから。
ci「shp、明日も頑張ろうな」
shp「おう」
コメント
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言わんかったら言わんかったであれやし言ったら言ったでクラスメイトの明日は無いしで大変やね
学校でのいじめかぁ、相談できなくとも存在が生きる意味になっているっていいですねぇ...。