コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
セリフじゃないところは神の声だと思ってください!
結成して間もない頃だと思ってください。
最近、涼架は元貴とふたりで曲作りをすることが増えた。
最初は緊張してたけど、元貴の自然な空気に少しずつ慣れてきて、今では気軽に話せるようになっている。
「…ここのコードちょっと違う気がするな。」
涼架はキーボドの前で、一人呟きながら眉を寄せていた。
元貴はギターを抱えたまま、隣のソファから涼架を見ていた。
「涼ちゃん、肩に力入りすぎ。リラックス〜。」
「えっ、そうかなぁ?」
涼架は笑ったけど、少しだけ、緊張が抜けない様子。
元貴は立ち上がって、涼架の隣に座る。
フワッと香った柔らかい香水の匂いに涼架は、かえって緊張してしまう。
「じゃあ、一緒にコード確認しよーよ。ほら、手貸して。」
「うん…ありがと。」
涼架が鍵盤から手を離した瞬間、元貴は自然な流れで彼の右手を取った。
指先がふわっと絡まる。
一瞬、涼架の指先がビクッと震えるが、元貴は何事もないように、鍵盤を指して言った。
「ここ弾いてる時、涼ちゃんの手の動きがちょっと急なんだよね。ほら、こうしたらどう?」
元貴の指が涼架の手を軽く導く。
涼架は、繋がった手に意識が向いてしまって、コードどころじゃない。
でも、元貴はあくまで自然体。
「涼ちゃんの手、あったかいね。」
「えっ…あ、うん…ごめん、なんか…。」
涼架は照れくさそうに笑った。
「何謝ってんの〜俺が勝手に繋いだだけだし、あ、もしかして、照れてるの?。」
元貴は、いたずらっぽく笑い、手を握る力を少し強める。
涼架もそっと握り返した。
言葉ではなく、指先が少しだけ、心を伝えていた。
午後のスタジオに、ふたりの音がゆっくりと流れ始める。
コードと指先が静かに重なっていた。
end.
うん、いいね、もりょき。
皆さんは何カプが好きですか?
私は、全部好きです。
あ、このお話、後半だすかもです。
ださないかもだけど 笑。
リア友が見に来てくれました!
うれし!
長編の方も…テスト終わったら…更新します!(多分…)