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おどみんエイプリールフール①
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!わ、私、えっぇぇっ!!!???」
ある男の低い声が、早朝に響き渡ったのだった。
ーーーーーーーーーーーー
えっ……いや……えっ?
私…いや………俺(?)は、鏡を見ながら絶句していた。
ガチで何なの!?
ま、マジでどんな状況!!??
本当にこれは夢なんじゃないだろうか…と思ってしまう。
だって………だって…………………!!!
性別が変わってるんだもんっ!!!!
朝から、髪が軽いなぁって思ってたら、短くなってるし!?
身長は伸びてるし!?
声も変わってるし!?
な…な…な……なんじゃこりゃぁぁぁぁ、だよ!!!
うぅ………これは、何か幽霊の仕業とかかもしれないし?あふぇさんに電話でもしてみるか………
デュルルルルデュルルルル(電話の音)
「も、もしもし!!べるです!!べるです!!助けてぇ!朝から性別が変わってるんだよっ!!!」
『…………べるさんもか…』
「べるさんもって!?……………ん?」
な、なんか………可愛い声が聞こえたような…?
私…あふぇさんに電話かけたような……?
「えっいや…………あの〜……す、すいません、あふぇ…じゃなくて、北園くんのお母さんですか……?」
それだったら、私、変な感じに電話しちゃったよ!?
『………………………………そんなわけないでしょ、べるさん ゛も ゛って言ったじゃん?』
可愛らしい声の裏にすげぇ棘があるような声がした。
「えっ、あっ………この…冷たさ……………黒熊ですね!?」
『……………黒熊って……はぁ…………まぁ良いや、僕は今日休むから。じゃあ』
ピッ
突然あふぇさんに学校休む宣言されて、突然切られた。
いや………ええ………??
そんな……………
休むって酷くない!?
こんな、楽しい事普段じゃあり得ないのに!?
もー、あふぇさんったら素直じゃないんだからさ?
朝から、今日は、あふぇりるちゃんと瑠璃くんに(なってると信じて)会いに行くぞぉぉ!!!!
ーーーーーーーーーーーー
ピーンポーン
私は、北園家のチャイムを鳴らした。
「んふふっ」
私はにこにこと笑顔を浮かべ、あふぇさんを待つ。
少し経った後に、ドアがガチャっと開いた。
そして……そこに現れたのは……………
「あっ、はい。何ですか?」
首を傾げた瑠璃ちゃんだった。
「えっ………………瑠璃ちゃんは……そのままだ!?あ、あふぇさんは変わってるんだよね!?」
私はえっ、えっ!!??と叫ぶ。
そしたら、瑠璃ちゃんは目を丸くして、
「べるさんですか!!??べるさんもお兄ちゃんと同じように性別が変わったんですね!?」
と、言った。
「そう!そうなの!!!!だから、こんな楽しいことがあるのに、休むのはもったいないよね!ってなって家まで来ました!!」
私はパァァァと笑顔で心から叫ぶ。
だってね?
もう、こんな楽しいこと、普通もう起きないよ!!
楽しいことが起きるのは、学生のあいだだけとか、色々言われるじゃんっ!
「瑠璃ちゃん!あふぇさんを連れてきて!!絶対に一緒に学校に行ってやるから!!!」
私は自信満々にそう告げた。
そうすると、
「分かりました!!連れてきますねっ!」
瑠璃ちゃんも元気にドタバタとあふぇさんを連れてこようとしてくれた。
ーーーーーーーーーーーー
「あふぇさーん、今、どんな気持ちー?」
私がうざったらしくにこにこと笑顔を向けると、あふぇ子ちゃんは美しい顔をしかめて、睨んできた。
「はぁ………何でこんな日まで学校に行かなくてはならないのさ」
「えー?だって、こんなイベントが起きたんだよ?そりゃあ、楽しむよねって話よ!」
( ´∀`)にこにこ
ーーーーーーーーーーーー
「………………………」
ううっ……あふぇさんは未だに不機嫌だ……。
煽りすぎたか…?(´-﹏-`;)うーん
ーーーーーーーーーーーー
〜校門前〜
「………絶対に行かなきゃだめ…?」
「うん!行こう!!」
私は、あふぇさんの手を引いて、教室まで行くのだった。
ーーーーーーーーーーーー
「はいはい、入るよー!」
私は強引にあふぇさんを入れる。
そして、私たちが入った途端、みんなが動きを留めて私たちを見てきた……ような気がする。
まぁ良いや!!
「ななっし〜!!!おはよ〜!!!」
私は親友のななっし〜に飛びつく。
「ふえっ!?」
そしたら、ななっし〜が驚いた顔して、次第にはドン引きしたような顔をする。
「えっ?どうした?ななっし〜?」
私は意味が分からず首を傾げる……が、ハッとした。
「もしかして……………ななっし〜、突然知らない転校生から抱きしめられたように感じた……?」
私が恐る恐る聞くと、ななっし〜が大きくうんうんと頷く。
「あぁぁぁぁぁ、あふぇさんが恐れてた事実ってこれね!?」
私は、あふぇ子ちゃん(笑)に向かって、聞く。
「そりゃあそうでしょ。それ以外に何がある?」
あふぇさんは真顔で言う。
「確かにぃ。親友からこの反応はダメージが来る…………」
私はしょぼーんとうなだれる。
そしたら、さもさんとななっし〜が口をポカーンと開けて、叫んだ。
「「もしかして………べ、べるさん!!??」」
「イエース!」
私はグッドマークを作る。
そして、私はななっし〜を瞳に映す。
「ねぇ!私さ、思ったことがあるんだけど…………」
私はさもさんとあいつ(摩理之介)をチラッと見て、ななっし〜を抱き寄せる!
「べ、べるさん!?」
「わー!男子視点から見るななっし〜って小さくて可愛いね!?女子視点から見るとななっし〜のほうが高いからなんか新鮮!!」
私はノリでななっし〜の頭を撫でる。
すると………やっぱり、さもさんとあいつが変な顔をして睨んでくる。
「二人ともー?これは親友権限でーす!お前らが抱きつくより私が抱きつくほうがななっし〜が笑顔でいれると思いまーす!」
私は勝ったな!と言う顔で二人を見る。
「ぐ、ぐぬぬ………いや、俺は、ななっし〜の彼氏だから!!こっちのほうが権限が上かもよ!?」
「それを言うなら、俺は未来の夫だから!!」
二人ともななっし〜の権限がどっちが上か醜い争い始めた。
あはっ
やっぱりこういうの面白いなぁ
「ななっし〜、ごめん。借りましたー。面白かったでーす!」
私はにこにこと笑いながらあふぇさんのほうに向かったのだった。
ーーーーーーーーーーーー
「あふぇさーん?どうー?女子の体。大変でしょ?」
私はあふぇさんの席の隣で空気椅子になる。
「……………べるさん、座って」
あふぇさんは空気椅子が大変だと思ったのか、自分が立って私を座らせようとしてくる。
「えー?良いって!私、今の体では男子だし?今ではあふぇさんより体力あると思うんだよねー!」
私はニコっと言った。
すると……………あふぇさんがさっきまでの表情をくるりと変えて、にこにこと笑った。
「えっ………と…?」
「じゃあ、体力比べしよっか☆」
あふぇさんが私の手首を握る。
「えっ、えっと……………」
「放課後、ね?」
うぅ………あふぇさんの圧がすんごい事に………
「くぅ……わかりましたよ…」
まぁ、別に……体は男子だし…?勝てるでしょ……
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〜結果〜
べる、ボロ負け
ーー
〜性別反転パロでした〜
コメント
2件
うん、エイプリルフール大好き、てか「1」!?まだあるの!? 楽しみにしてますね