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目が覚めると、そこには新しい家のソファーで寝ていた。
「あ、起きた」
なるが言う。 他のみんなは黙ったまま。
「…戻らなきゃ」
私はそう言い走って家を出ようとすると、しゅうさんから行くのを止められた。
「行かせてください!」
「…がくなら今は、病院にいるよ」
「なら、病院に行きます!!」
はるさんはこちらに来た。
「なのかちゃん話だけ聞いて。今君が行っても君は警察の元で保護されるかもなの。外に今出ては行けない状況なの」
あと、と続いて言う。
「あお、捕まってない」
「う…そ……」
私は涙を流した。がくさんの無事、近くに行けないこと、そしてあおさんの逃げに。 このことがニュースになってたみたいで、今、捜査を続けてるみたい。警察の目は厳しくなっているらしい。
「私、あおさんが許せません」
「なのか、気持ちはわかるけど大事な仲間…」
「仲間とか関係ない。私には”大切”な人を…だから私は許さない。絶対…絶対絶対」
私は気がつけば殺意しか無かった。
絶対私の手であおを…
がくさん、 大好きだよ…
手紙
拝啓、愛する人がくさんへ
あの時は助けてくれてありがとう。
あの日がくさんに出会って人生が大きく変わりました。楽しい事も、笑いも、幸せも。嫌なことはがくさんがいれば全然へっちゃらでした。 本当に、がくさんは心から大切な人。
だからこそあいつは許せないんだ。
がくさん、ごめんなさい。
なのかより
一章~完~