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#創作
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配信「年に一度の身体測定」
神様
「今年も身体測定の日だよー!」
新人隊員たちが体育館に集まる。
すると奥から、
ゴゴゴゴゴ……
大きな機械が運ばれてくる。
新人
「……え?」
「で、でかい。」
翔は平然としている。
「僕と一惺は、あれ。」
一惺も頷く。
「……いつもの。」
新人
「いつもの!?」
⸻
機械には大きく、
『工業用高精度重量測定システム』
と書かれている。
新人
「身体測定ですよね!?」
璃音
「そうよ。」
「普通の体重計では計測範囲や耐久性が足りないの。」
千風海
「この二人は装備込みで測定することもあるから、工業用のほうが正確なのよ。」
⸻
翔が機械に乗る。
ピッ。
測定終了。
翔
「はい、終わり。」
新人
「早っ!」
⸻
続いて一惺。
工業用の計測台へ。
ピッ。
一惺
「……終わった。」
新人
「なんでそんな慣れてるんですか!」
一惺
「……毎年。」
⸻
神様は横で普通の体重計へ。
ピッ。
「測れた!」
新人
「そっちが普通ですよね!」
⸻
翔が苦笑する。
「普通の体重計でも測れないわけじゃないんだけど。」
「大型で安定した計測台のほうが、安全で測りやすいんだ。」
千風海
「医療用や産業用の大型計測器って、安定性が高いものもあるからね。」
⸻
コメント欄
工業用で身体測定する人初めて見た
「いつもの」で笑った
機械のほうが慣れてるの面白い
新人の反応が完全に視聴者
⸻
最後に新人がぽつり。
「この部隊……。」
「身体測定までスケールが違う……。」
翔と一惺は顔を見合わせ、
「「毎年だからね。」」
と息ぴったりに答えるのだった。
年に一度の身体能力測定
新人隊員。
「今日は体力測定です!」
翔。
「うん。」
「頑張ろう。」
⸻
握力測定
新人が普通の握力計を持ってくる。
翔。
「それはやめたほうがいいよ。」
新人。
「え?」
璃音。
「壊れるから。」
新人。
「……はい?」
奥から運ばれてくる。
工業用荷重測定器。
新人。
「握力測定ですよね?」
千風海。
「そうよ。」
一惺。
「……いつもの。」
翔が握る。
ピピピピ……
測定完了。
新人。
「人間用じゃない……。」
⸻
脚力測定
新人。
「今度こそ普通の機械で……」
翔。
「それも厳しいかな。」
また運ばれてくる。
工業用脚力測定台。
新人。
「また!?」
璃音。
「普通のは耐荷重も計測範囲も足りないの。」
一惺。
「……壊れる。」
コメント欄
工業用シリーズ好き
「いつもの」で済ませるなw
⸻
長座体前屈
新人。
「これは普通ですね!」
翔。
「これは普通。」
一惺。
「……普通。」
神様はいないが、四人全員普通の測定器。
新人。
「安心した……。」
⸻
反復横跳び
翔。
「床が滑らないように確認。」
璃音。
「安全第一。」
一惺。
「……了解。」
これは問題なく終了。
新人。
「普通だ!」
⸻
シャトルラン
新人。
「では20mシャトルランです!」
翔。
「音源。」
「三周分ある?」
新人。
「……え?」
千風海。
「一周じゃ足りないの。」
新人。
「足りない?」
璃音。
「途中で音源が終わるわ。」
新人。
「そんな人いる!?」
一惺。
「……いる。」
翔。
「ここ。」
自分を指さす。
コメント欄
音源不足www
公式音源が負ける世界
⸻
スタッフ。
「急遽、三周連続編集版をご用意しました。」
新人。
「用意するんだ……。」
⸻
シャトルラン開始。
一周。
誰も止まらない。
二周。
まだ余裕。
三周。
新人。
「まだ走るんですか!?」
翔。
「音源終わったね。」
一惺。
「……まだ。」
スタッフ。
「終了です!!」
⸻
新人は床に座り込む。
「体力測定というより……」
「機械との戦いだった。」
璃音。
「毎年こんな感じよ。」
千風海。
「今年は機械が壊れなかっただけ優秀ね。」
翔。
「更新費用がかからなくてよかった。」
一惺。
「……平和。」
コメント欄
「まともなの長座体前屈だけ」で笑った
工業用メーカーがスポンサーになりそう
シャトルラン音源3周分で腹筋崩壊
新人の常識が毎年壊されていく
最後に新人が小さくつぶやく。
「この部隊……人じゃなくて機械の限界を測ってる気がする……。」
コメント
1件
うわ、これめっちゃ好きです。工業用測定器で身体測定って発想自体が新鮮で、しかも翔と一惺が「いつもの」って顔で乗り込んでいくのがもう完全に絵になってる。新人くんのツッコミが読者の代弁者で、そのギャップが楽しい。特に「長座体前屈だけ普通」っていうオチ、笑いました。機械の限界を測ってる感、確かにありますね。設定の一貫性とユーモアのバランスが絶妙で、読んでて自然と口元が緩みました。