テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
全知全能の神
258
#さよーならまたいつか!
21
雨夜 リズ 樣 依 「 道連れ 」 の 曲パロ です 。
⚠ わんく ⚠
・ 曲 パロ .
・ どろどろ ?
・ rurb .
・ 虐め 等 の 表現 有 .
・ 検索避 等 無 .
3,167 文字 .
よろしければ お進みください .
教室のドアを開ける 。 クラスメイトが嘲りを含んだ目で自分を見てくる 。 もう慣れてしまった 。 何も言わず自分の席に向かう 。 花瓶と 、 落書き 。
「 ⋯ 又 此れ ですか 。 」
( 誰に聞かせるでもなく呟いて )
死ね だの 学校来るな だの 。 そんなことしてる暇あったら勉強でもしてればいいのに 。 人を傷つけて周りのウケを狙うような人間が未だ存在する 。 触るだけで道連れ 、 とか言われるし 。
花瓶は適当に飾って 、 机の落書きを落とす 。 水性で落とせるようにしてるのは落とす面倒も押し付けているからなのか 。 まぁそんなのどうでもいい 。 教師も見て見ぬふりだし 、 此の状況も珍しくない 。
すぐに終わらせて席につく 。 教科書は破けるし落書きあるしで読めたものじゃないがないよりマシだ 。
「 ⋯⋯ ほんと 、 飽きないのかな 。 」
早く終わればいいのに 。 そう願うばかり 。 学校に来る意味もない 。 でも学費も払ってもらってるから行かないのは失礼 。 学校だけでなんでこんなに疲れるんだろ 。
授業終了のチャイムが鳴る 。 クラスメイトが気怠そうに号令して終わる 。 帰りのHRも問題なく過ぎる 。 今日は何時に帰れるんだろう 、 と思いながら廊下を歩く 。 体育館倉庫 。 いつも通りの場所 。
向かう途中 、 見慣れない人影を見つけた 。 特に興味もなかったし 、 其儘通り過ぎた 。
今日も変わらない 。 怒鳴られて 、 脅されて 、 殴られて 、 嗤われて 。 よく飽きないな 。 もう傷にすらならない 。 明日も明後日も 、 ずっとこう 。 生きることも死ぬことも出来ずに彷徨うだけ 。
こう 、 のはずだったのに 。
朝 。 又 教室に入って嘲りの目を向けられる 。 花瓶も机の落書きも其儘 。 いつも通り花瓶を片付けて机の落書きを落とす 。
そうしたら急に前の席の人が話しかけてきた 。 小柳 、 とか言ったかな 。 なんかそんな感じの人 。
「 ⋯⋯ 其れ 、 毎日辛くねーの ? 」
( 机を見てから見詰めて )
今更何言ってるんだろ 、 と思いつつも心配してくれたのは事実なので取り敢えず御礼だけ言う 。 どうせ此の人も 。
「 ありがとうございます 。 優しいですね 。 」
そう言うと小柳くんは手を差し伸べるように俺に出して口を開いた 。
「 其れ 、 手伝うから 貸して 。 」
「 ⋯⋯ え 、 」
手伝う ? 消すのを ? 何の罠 ? ただの善意だったら申し訳ないけど 。 少し驚きながら雑巾を渡すと 、 小柳くんは当たり前みたいに俺の机を拭いてくれた 。 優しくしてくれてるのは嬉しいけど 、 俺の所為で小柳くんも道連れにされたりしないか少し心配になった 。
「 はい 終わり 。 教科書 は ? 」
( 首を傾げ )
「 教科書 は 大丈夫です 、 」
( 腑に落ちなそうに )
「 そ 、 なら よかった 。 」
そう言うと小柳くんは自分の席に戻った 。 何もなかったみたいに 。 珍しいこともあるものだな 、 と思いながらもその背中を黙って見詰めた 。
其れから 、 小柳くんだけが俺に優しくしてくれるようになった 。
周りが俺を見る目も 、 教師の無視も 、 全部続いてるけど 、 小柳くんは無視せずに落書き落としも手伝ってくれて 、 教科書も自分のは読めないけど小柳くんの教科書貸してくれて 。 放課後も治療 ? してくれるし 。 一緒に帰ってもらえるし 。 いつしか俺も小柳くんは味方だと思うようになってきて 、 期待するだけ無駄だと分かっていても期待してしまう自分に腹が立つ 。 それでも 。
今日は雨だった 。 折りたたみ傘も一応持ってきたけど誰かに取られた 。 まぁそれは別に良かった 。 傘がないなら濡れて帰ればいいし 。
放課後 、 いつも通り小柳くんが隣で歩いてくれる 。 制服は少し着崩されている 。 黙って見ていたら小柳くんが口を開いた 。
「 お前 、 傘 あんの ? 」
「 傘 、 ですか ? 誰か に 取られたんで 其儘 帰りますよ 。 」
「 は ? 取られたの ? 」
「 え ? はい 。 」
そんなやばいこと言ったかな俺 。 普通だと思ったんだけど 。 小柳くんが呆れたような表情で口を開いた 。
「 傘 。 無いなら あげる 。 」
( 傘 を 差し出して )
あげる 。 入れるとかじゃなくて ? あげる ? いくらなんでも優しすぎじゃないか 。 流石に貰うのは申し訳ないな 。
「 貰うのは 申し訳ないのでいいですよ 。 」
( 遠慮するように手を振って )
「 でも 濡れて 帰って 風邪 引いたら どーすんの 。 」
「 ⋯⋯ 大丈夫です 。 多分 。 」
( 目を逸らして )
「 多分って ⋯⋯ お前ほんとにさぁ 、 」
( 呆れて )
「 傘 。 あげるとは言わねぇから 入れ 。 」
「 ⋯ ありがと 。 」
そっか 。 濡れて帰るのって可怪しいんだ 。 傘入れてくれる 、 なんてされたことなかったから少し驚いた 。 濡れて帰るのが当たり前だと思っちゃうくらい 、 ずっと渇いた心で 、 この世を彷徨っている 。
「 ん 、 帰んぞ 。 」
( 歩き出して )
「 ⋯ うん 、 」
( 少し笑って )
「 ⋯ 星導 ってさ 、 いつから あんなの されてんの 。 」
「 いつから ? ん ー 、 いつから でしょうね 。 」
「 もう 何回 も されてるから わかんないです 。 」
( 慣れたように笑い )
「 ⋯ そう 。 」
星導の傷跡になりたい 。
「 あ 、 コンビニ 。 なんか 買ってく ? 」
( 鞄を肩に掛け直す 。 鞄が半開きで教科書が少し出ている 。 中にある折りたたみ傘は見えないように 。 )
「 ぁ 、 買う 。 甘いもの食べたい 、 」
( 少し 表情を明るくして )
破滅も 、 道連れも 。
大した違いはないでしょう 。
「 ぇ 、 あれってさ ⋯⋯ 」
( 偶々通りかかったクラスメイトが近くにいた友達に話しかけて )
「 しっ 、 聞こえたらやばいって ⋯⋯ ! 」
( 慌てて友達の口を塞いで )
一生一緒のハッピーエンド
のその先へ
「 ⋯⋯ 小柳くんは 、 裏切らないでいてくれるんですか 。 」
( 小柳を見詰めて )
「 道連れになっても 。 」
「 ⋯⋯ 今更 何 言ってんの 。 」
「 もう とっく に 壊れてんだから 今更 戻りたい とか 思わねぇよ 。 」
( 星導の顔を覗き込んで )
二人で堕ちて行こう
「 ⋯⋯ じゃあ 、 小柳くんも道連れだね 。 」
( 笑って )
「 ん 、 道連れ 。 」
さあ 。
いや 、 マジ で いいんですよ 。 雨夜さん の 「 道連れ 」 .ᐟ.ᐟ
ちょっと 語るんですけど 雨夜さん の 同期 ? っていうか 同じ ユニット の UNI 全員 歌ってて
神 は 個人的 には 眠雲 さん と 雨夜 さん と 夕霧 さん が 好きですね 。 ( 全員 )
難しかったので 没 です 。 供養 です 。
おつかみ でした ♩
追記 : ʾʾ 脳内ぴんく ʾʾ の ෆ 120 + # rurb 1位 いきました .ᐟ.ᐟ ほんと に 感謝しても しきれません 😿💗 フォロワー 樣 も 9人 も いらしたので 5人 も 増えて .ᐟ.ᐟ ほんとにありがとうございます 😿💖
コメント
3件
読了しました……じめっとした空気がずっと纏わりつくような、苦しいけど目が離せないお話でしたね。教室の花瓶や落書きを「慣れた」って処理してしまう星導くんの感覚が、もう痛いほど伝わってきました。そんな中で小柳くんが「手伝うから貸して」って自然に手を差し出したところ、本当に胸が熱くなりました。最後の「道連れ」のやりとり、あの諦念と信頼が混ざった感じ、とても好きです。続き、ぜひ読みたいです。