設定斎藤家……代々莫大な経済力を持つ斎藤家の分家の1つ
主要人物
斎藤 京士郎……主人公(可哀想な目に遭う人)斎藤家の次男、気が弱くとても女の子顔で可愛い
斎藤 太我……斎藤家四人兄弟の長男、気が強く天真爛漫、才能の塊
斎藤 光正……斎藤家の三男、正直者でどこをとっても優秀で鬼才
斎藤 やよい……斎藤家の母、優しめ
斎藤 明……斎藤家の父、厳格な人、一代で大企業を創ったすごい人
ある日の親戚の集まり
⁇?「京僕の家に来なよ」
僕はこの人が苦手だ、本心が見えないし、突かれたくない所を突いてくる。本当は関わりたくないけど関わらざるをえない。
京士郎「光くん……うーん、僕学校とかあるし、光君の家僕の学校から少し遠いし……ほらあれとかごにょごにょごにょ」
光「なんだ、断られるなんて思ってなかった。でも、京はあの家に似合わない」
京士郎「え……」
光「あれ、もしかして感じてなかった?京の家の人みんな優秀じゃん?息苦しさとかないの?」
京士郎「それは……」
光「やっぱり自覚はあるみたいだね!話は明さんにしておくから!」
京「えっちょっと!」
明「話は光君から聞いたぞ。よかったな」
京士郎「でも僕は……」
明「もう決定した事だ。荷物をまとめなさい」
光「いらっしゃい!京のために部屋を用意しておいたよ!家具はまだ何もないけどね」
京士郎「うん……ありがとう」
使用人一同「いらっしゃいませ」
すると光が京士郎に近づき耳打ちした
光「それにしても……本当に明さんが認めるなんてね。よっぽど君が目障りだったんだね」
僕は光君のことが苦手だ。今まで見て見ぬふりをしていた秘密をいとも簡単に言われてしまう。でも光君はどこか特別で、怖くて逆らえない。
光「ここが京の部屋だよ!広いでしょー」
京士郎「うん、すごい広い」
光「喜んでもらえてよかったよ!軽く荷解きしたら僕の部屋に来て!」
確かに広いでも嫌だ、窓が一つもない。それに、トイレは部屋にあるけど、どこに行くにも光君の部屋の前を通らないといけない。
コンコンコン
光「京?入るよ?」
京士郎「あ、うん」
光「なんだ荷解きほとんど終わってんじゃん」
京二郎「うん、ごめんちょっと疲れちゃって」
光「へーてかさ、この家にいる限り優先すべきは僕だよね?何自分のこと優先してるの?」
京士郎「ごめん……」
光「そんなんだから……家族に捨てられるんだよ。ところで、僕が明さんに話持ちかけた時どんな反応したと思う?」
京士郎「いい、知りたくない……部屋に行かなかったことは謝るから、言わないで欲しい……」
光「分かってるのに知りたくはないんだ。まあいいよ!今日は初日だし許してあげる!意地悪してごめんね!」
光君はやっぱり怖い。数秒前まで真っ暗で残酷な顔だったのにいきなり明るく優しい振る舞いをする。
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