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蛍が飛び交う野原青年は汗を流して走り抜ける。
「坊やどうしたんだい。」ルビィの様な青い瞳の一張羅の男性が手招きをするとぐちゃと時空が歪んだ。
目を覚ますと布団に居た。
「あなたは誰だ。」
「こっちが質問したいなぜ逃げる。」蝉の声が遠くまで聞こえてくる。
「怖いんだこの世が。」
「良くわかぬが此処に居ると良い。」男性は蛇の様な舌を出して笑う。
「居て良いのかな。」青年はどこか恍惚な顔でじっと見つめた。
「其方は怖くないのか 。」
「ううん綺麗だ。」
男性は高笑いする。
「人間とは不可解だでもそこが愛らしい。」
青年は男性の妖力にどんどん惹かれていく。
「嘘じゃないよ。」
「私を綺麗だなんて可笑しな坊やだね妖怪を恐れぬとはたまげたよ。」縁側の風鈴がチリンとなり生暖かい風を吹く。
「怖くないよだって僕平気だから。」
「そうかいずっと独りで寂しかったよ。」男性はにっこりと微笑して青年を抱きしめる。
青年はビクッと体を反応させ思わず吐息が零れる。
「んぅ…。」
「如何わしい子だね。」男性の耽美な唇が青年の下腹部を攻めるように滑らかに落ちる。
「…。」青年は口を開けて腰を揺らす。
「はぁ…私の妖力が満ちていく。」
「僕も君の魔力にやられたよ。」熱気が和室にたちこむ。
求め合い続け青年が目を閉じるとまた時空が歪み気がつくと元の場所に居た。首を傾げながら
野原を出た。