不安定なヨーロッパ情勢の中、それを見守る極東の国があった。
その国も不安定ではあるものの、絶対的な人がいた。
その王は王よりも上で、皇帝よりも上。
天皇、と呼ばれた。
天照大御神のご子孫であり、神の血筋を率いる代表のようなものである。
近衛「ではこれより、御前会議を始める。」
杉山「では陸軍大臣を仰せつかまつっております、私から御説明致します。」
杉山「まず、陸軍に致しましては、蒙古国、満州国からモンゴル宣戦布告後」
杉山「一部で総攻撃を開始致します。」
杉山「しかし、この戦争に中華民国とその軍閥が参戦すると見込まれる。」
杉山「その為、そうなって場合は海軍を使い、山東半島や雲南軍閥等へ上陸します」
杉山「その為…」
永野「少しよろしいか?」
杉山「永野殿、どうされ…いや、その席は米内海軍大臣の席では?」
永野「説明そびれてしまったな、米内は体調を崩したとのことで代わりに私が来た。」
永野「それより、勝手な海軍の使用を見ましたぞ?」
永野「そんな勝手な行動誰も許さな……」
??? 「米内さんが許可しましたぞ?」
杉山「来てくださいましたか、山本海軍次官。」
杉山「で、良くぞ成功を収めてくださいました。」
山本「いえいえ、杉山大臣のお力があったからです。」
永野「……仕方があるまいか…」
杉山「では永野さんも考えを改めてくれたようなので進めましょうか……」
ザッザッザッ……
日本兵1「これをこうしたら……」
カチャ
日本兵1「これでよし。」
日本兵2「しっかしよぉ、ほんとに中国たちに勝てんのかぁ?」
日本兵3「そんなこと思う暇あるんやったら、少しは努力する考えぐらいもてぇ。」
日本兵2「そな言われてもよぉ。」
日本兵1「まぁまぁ、そこらにしとき。日本が負けるわけないやろ!」
日本兵1「なんせ天皇がいっからな!海軍たちだって上陸させないように頑張るだろ」
日本兵2「でも前線は日本じゃなくて満州や蒙古だ。」
兵長 「おいお前たち何してる、休み時間は終わりだ。」
日本兵達「はっ、はいっ!!」
[臨時ニュースをお伝えします、臨時ニュースをお伝えします。大本営陸海軍部、
7月7日発表。帝国陸海軍は、本7日未明、中国大陸においてモンゴル、中華民国軍と戦闘状態に入れり。帝国陸海軍は、本7日未明、中国大陸においてモンゴル、中華民国軍と戦闘状態に入れり。今朝、大本営陸海軍部からこのように発表されました。]
現在の領土
極東でも嵐が巻き起こる。
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