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#リアンの小説コンテスト
あゆまる
16,919
第2話 「見知らぬ世界」
静かだった。
さっきまで聞こえていた鳥の鳴き声も、風が木々を揺らす音も、全部消えている。
🐑「……なおきりさん、」
後ろを振り返る。
なおきりさんは少し息を整えると、俺を見て小さく笑った。
🌷「大丈夫ですか?」
🐑「そ、それはこっちのセリフ!」
🌷「僕は大丈夫です!」
いつも通り。
その笑顔を見たら、不思議と安心した。
しばらく歩くと、小さな村が見えてきた。
木でできた家。
見たこともない服を着た人たち。
まるで昔話の中みたいな景色だった。
🐑「すご、!」
🌷「人がいますね。」
🐑「聞いてみる?」
🌷「そうしましょう。」
なおきりさんは迷いなく歩き出す。
俺も慌ててその後を追いかけた。
俺達は親切なおじいさんに案内され、宿へ泊まることになった。
部屋へ入ると、大きく息を吐く。
🐑「はぁ〜…」
🌷「少し安心しましたね。」
🐑「いや、少し所じゃない!めちゃくちゃ安心しました!」
🌷「ふふ。」
なおきりさんが笑う。
その笑顔を見ると、俺まで笑ってしまう。
夕食を食べ終え、部屋へ戻る。
窓の外には、知らない星空が広がっていた。
🐑「綺麗だね〜」
🌷「そうですね。」
少しの沈黙。
俺は布団へ寝転がった。
🐑「なおきりさん」
🌷「はい?」
🐑「帰ったらさ」
🌷「はい。」
🐑「ラーメン食べに行きましょうよ!」
🌷「…またラーメンですか?笑」
🐑「え〜、いいじゃん!」
🌷「分かりました!笑」
🐑「ほんとですか!」
🌷「えぇ。」
🐑「じゃあ約束!」
俺は勢いよく起き上がって、なおきりさんへ手を差し出した。
🐑「指切りしましょう!」
🌷「…!」
なおきりさんは少しだけ驚いた顔をした。
🐑「え?嫌ですか?」
🌷「いえ。」
少しだけ困ったように笑う。
🌷「急だったので、驚いただけです。」
🐑「えへへ。」
なおきりさんは俺の小指に、自分の小指を絡めた。
🐑「指切りげんまん!」
🌷「ーーのーます!」
👭「指切った!」
🐑「約束破ったら?」
🌷「……。」
なおきりさんは一瞬だけ目を伏せる。
その表情は、すぐにいつもの笑顔へ戻った。
🌷「針千本、飲みます!」
🐑「なおきりさん、超真面目!笑」
🌷「約束は守らないといけませんからね!」
🐑「そうだね!」
指を離す。
これで約束成立!!
やった!帰ったらラーメンだ〜!
早く帰りたいな、。
🌷「もう遅いですから!」
🌷「今日は休みましょう。」
🐑「うん!」
布団へ潜り込む。
知らない世界なのに。
なおきりさんが隣にいるだけで、不思議と怖くなかった。
👭「おやすみなさい。」
そう言い合って目を閉じる。
明日になれば、帰る方法も見つかる。
きっと、大丈夫だよね。
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コメント
4件
なおきりさん、?
ちょっと、間があったのは気のせいかな? めっちゃ面白かったです!続き待ってます!
あ〜もう、この回すごく良かったです。知らない世界で不安なはずなのに、なおきりさんとの指切りのシーンがあまりにも温かくて…「ラーメン食べに行きましょうよ」って、日常に戻る約束をするのが切なくも愛おしい。お互い小指絡めて「針千本飲みます」って真面目に言うなおきりさんのギャップに胸がきゅっとしました。知らない星空の下で「不思議と怖くなかった」って言葉に、二人の絆がじんわり伝わってきて、読んでてすごく安心できる空気感でした。続きも楽しみにしてますね!