テラーノベル
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「とうちゃーく!」
「はぁ…はぁ…えむ…速いってば…」
「待つことを知らないのかお前は…」
「フフ、みんな全速力でえむくんを追いかけていたねえ」
えむ達はとある村にいた。どうやらここには人がたくさんいるようだ。
「む?看板に何か書いてあるぞ …チューリップ村…ここの村の名前だろうか…」
「チューリップ村!いいお名前!」
「名前の通り、そこら中にチューリップが咲いてるね みんな、特に司とえむは踏まないように気をつけてね」
「な、なぜそこでオレの名前が挙がるのだ!オレはいつも慎重に行動をして…」
「いないねえ 断言できるよ」
「る、類まで!」
「あはは!…ん?あそこにいる人、何か見たことあるような…」
「ドウシタノデスカ」
「あ、ネネロボちゃん!あのね、あそこに、見たことある人がいるなーって!」
「ミナサン、アチラヲ見テクダサイ」
ネネロボが呼びかけると、類か振り向く。
「おや、どうしたんだいネネロボ …おや?あそこにいるのは…瑞希?」
続けて寧々も振り向く。
「どうしたの、類 そんな遠く見つめて …え?暁山さん?」
「どうした、お前ら …む?あそこにいるのは…朝比奈さん達ではないか!…よく見ると、桃井愛莉達もいるぞー!」
司の声が届いたのか、愛莉が司達の方に振り向く。
「…あら?何か声が…って、あそこにいるのは…天馬くん達!?」
「本当だ 天馬くん達もこの世界に来てたんだ」
「おーい!私達はこっちにいるわんー!」
「今行くー!待ってろ!」
司達はみのり達のもとへ向かっていった。
「ねえ…杏ちゃん 疲れちゃった…休憩しない?」
「賛成〜 私もヘトヘトだよ〜」
「…おい せっかく新しい村見えたんだからそこまで我慢しろよ」
「いいではないか、彰人 休息も大切だ」
「はぁ… 仕方ねえな」
こはね達が休んでいると、聞き覚えのある話し声が聞こえてくる。
4人は耳を澄 ますと、「ねえ、ほなちゃん、しほちゃん、私疲れちゃった…」、「ずっと歩きっぱなしだもんね…」、「じゃあ、あそこの岩とかいいんじゃない?休めそう」という声が聞こえる。
「どこかで聞き覚えあるような …」
声の主達がこはね達が休んでいる岩に近づいてくる。
「はぁ〜やっと休憩〜 …えっ、あんちゃん達がなんでここに!?」
「どうしたの咲希ちゃん大声出して…って、東雲さん達!?」
「二人してどうしたの…え、こはね?それに、白石さん達がなんでここに…」
「えっ、穂波ちゃん!?みんなもこの世界に来てたの!?…あれ?一歌ちゃんは一緒じゃないの?」
こはねがそう尋ねると「うん いっちゃん、私達がこの世界に来た時からいなくて」と咲希が答える。
「そうなんだ… あ、そうだ!みんなで一緒に行動しない?」
「え、いいんですか?」
「もっちろん!みんなでいたほうが、安心できるし、強い敵が出てきても大丈夫だし」
「そういえば…前に襲われたよな あのデカい魔物に」
「そうだな… 今後またそういう魔物が来るかもしれないしな 団体行動をするのは最善策だろう」
杏と冬弥の発言に、咲希は元気よく賛成する。
「いいねいいね!よし!じゃあ決まり!みんな行っくよー!」
「あ、咲希!勝手に行かないで!まだ休んでないでしょ」
「そ、そうでした…」
その時、ふと冬弥が村のことを思い出す。
「そういえば、あちらの方に村があったな」
「ああ、そういえば… すっかり忘れてた」
「ねえみんな 休んだら一緒にあの村に行かない?」
「村があるの!?行こう行こう!」
今すぐにでも走り出しそうな咲希を志歩がなだめる。
「ふふ 咲希ちゃん元気だね」
「私はいつでもフルパワーで元気いっぱいだよ!」
「まあ…元気すぎる気がするけど とりあえず、今は休むよ」
「よし!休んだらあの村に行こう!」
「ああ」
「そうだな」
咲希達はおしゃべりをしながらしばらく休んでいた。
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コメント
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わあ、第8話読み終えました!各チームがまさかこんな形で合流するとは思わなくて、すごく自然な展開でわくわくしました。えむの元気さと咲希の元気さが重なるとどうなるんだろう…と想像しただけで笑えてきます。それに、チューリップ村の名前からして、この先何かの鍵になるのかな?それぞれが違う地点からこの世界に来ているみたいで、世界観の広がりを感じます。続きが気になります!