テラーノベル
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下半身の鈍痛と腰の痛さで目覚めた。
素肌に触れる布団は肌触りが妙に良くて
ベランダからは身体を冷やすように
冷たい夜風が吹いていた
「 . . 。 」
風の吹き込む窓の向こう
首だけを曲げて見てみる
ちょっとしたバルコニーがある彼奴の家
真っ暗な夜空に赤髪を結んだ後ろ姿が
妙に目立っていた。
鼻腔を香るこの匂いは
おそらく煙草。
確か、プルームとかいう銘柄
声を出すのも気怠くて
少し寝返りを打とうとした
『 . . 起きた? 』
『 よく寝てたね、今日 』
「 誰のせいだと . . 、 」
『 ごめんじゃん、笑 』
『 ま、嬉しそうにしてたのは
どっちかって話だけどな 』
「 、、うっざ 」
男同士、こんな関係。
今は社会総出で多様性なんて言うけれど
結局大衆の目は変わりやしない。
_____普通って何だろう。
と、彼奴といると考えさせられる。
心の淋しさには目を塞いで
身体だけを貪り合う
こんな関係になんと名前をつけようか。
「 . . いつ迄こんななの? 」
「 お前はさ 」
『 . . 、 』
『 そんな事考えた所で何になるの? 』
『 どうせ俺もお前も _______ 』
その先の言葉は
車の音で掻き消された。
『 寝よ。 』
「 . . ん 」
夜空は
当たり前に綺麗だった。
没かも。
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