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…真夜中なのに、
病院の屋上へ来てしまった…
あぁ…風が気持ちいい…
復興が進んでる…
あれだけ凄い自体だったのに、もう…
もう…僕はやりきった
そうか…やりきったんだ…
だから、もう僕は…
ふらふらと個性を使ってフェンスを越え、
身体の力を抜…
「テメェ!何してンだよ!!!」
こうとした瞬間に、かっちゃんに掴まれた。
「なンで…??」
「出久のやる事はお見通しなんだよ、ほら涙拭け」
「え…?」
自分でも泣いていた事に気付かなかった。
心がぽっかりの隙間から、感情が溢れていた。
「出久、俺は今からズルい事をする」
「ぇ…?」
「テメェが弱ってる所につけ込む」
「あ、あの…?」
「その心の蓋が要らなくなったら、返しに来い」
「かっ、ちゃん…?」
「………好きだ、出久」
「………!」
「俺にはお前が必要だ」
「かっ…ちゃん…」
「だから、死ぬな」
「………、 」
「テメェが望むこと、何でもしてやるよ」
「……。 」
「死ぬな、デク…」
出久は必要とされたら、見離せない性格だ。俺が必要だと伝えれば、必ずコイツは生きられる。
俺は出久を失う事が1番怖い。
好きかどうかは正直分からないが、出久のためなら大体の事はしてやるつもりだ。