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ただ1つ「今までありがとう」の言葉を述べた手紙だけを置いて家を出てった。
『ごめんな。今までありがとう。』
そう彼が寝た寝室で小さく呟き家を後にした。
「っ〜〜あ、寝すぎた。佐野くーんって、」
「あれ、どこいった?」
俺はいつも隣にいる彼がいなくて少し困惑をしたが、早く起きてリビングにいるのかなぁなんてことを思いリビングへ向かった。
「..なに、これ」
『今までありがとう』
「今まで..あり、がと、う、?」
急なことに状況が理解できず、寝起きのボサボサな頭で家を飛び出した。
「勇斗っ…はやっ、と、、!!、」
「っあ、、はぁっ、はぁ、勇斗、」
【おー、仁人やん。ってどうしたん?笑】
「勇斗っ、勇斗が、、」
【なに、なんかあったん?】
「出てった、の、」
【えっ..?!あんなラブラブだったんに、?!】
【ちょ、一旦俺の家おいでや、ゆっくり話そや?】
「ん、わかった、」
太智は戸惑いながらも大まかな状況を把握して家に入れてくれた。
「お邪魔します、」
【っー、なんかあったん、?】
「なんか、わかんない、けど、おきたらっ、いなくて、」
「おれ、っ、ずっとすきなのに、」
【っえ、泣いてるん、?】
太智は焦る素振りを見せながらティッシュを俺に渡してきた。ちょっと待っとってな?と言い向こうへ行った。
塩 × 佐 LINE
【ちょ、佐野さん!!】
『んぁ、太智?なに、』
【仁人と、なんかあったん、】
『いや。なんも。』
【でも、なんで、!家出てったん、!】
『なんでしってんの、』
【仁人が寝巻きで外を走っとったから何かと思ったら勇斗の名前呼びながら、、!】
『えっ、ぁ、』
【しかもっ、さっき仁人の涙初めて見たんよ、】
『あいつ、泣いてんの、』
【当たり前やろ、!仁人が、どんだけ勇斗の事大好きだったかわかってんのか、!】
『ごめん、でもおれ、』
【っ、なんや、!言ってみや、!】
『このまま俺と一緒にいたって、仁人、幸せになれない、』
【なんで、そんなこというんよ、!!】
『最近忙しくてまともに会えないし、夜遅くに帰ることが多くなってきて、一緒にいる時朝しかほぼねぇから、仁人っ、、迷惑だって、おもった、』
【はぁ、そんなことかよ!!!】
【仁人はなぁ、!そんなんでも勇斗のこと心から愛し続けてたんやで?!】
【そんな自分の都合で捨てちゃあかんよ、!】
【はよ、はよ謝りにきいや、】
『っ、ごめん、』
【仁人。勇斗来るよ。】
「っえ、なんで、」
【またやり直したいって。】
「っ、あ、そ、うなの、」
【あーあ、泣かへんといてや、笑】
【勇斗に可愛ええ顔見せるんやろ?】
【涙拭きや。】
「ん、ありがと、笑」
あいあい。ちょっと切なき物語になっちゃった。
しかも上手くいかないし。吉田すぁんが下の物語り久々にかきました︎^_^
コメント
6件
マジこの作品に関してはさのじんでもめっちゃすき。ぽまえ書くの上手すき