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第六話
注意書きは第一話をご覧下さい。
水side
テスト当日
紫「ついにきちゃったな……」
赤「教えてもらったけど…緊張でできるか不安……」
桃「も〜2人とも元気だして!大丈夫だよ!努力は実る!!」
黄「せやで!♪」
水「…」
ついに来たテスト当日。
絶対にいふくんに負けられない。
負けたら__
水(……もう、みんなとは過ごせなくなっちゃうから)
青「なあほとけ」
水「…?」
青「今回のテスト、俺に勝つって言っとったやん?」
青「せやから、勝負しようや。勝った方がなんでも1つ命令できる的な?♪」
水「……わかった、いいよ」
青「おし、絶対負けへんからな!」
水「こっちこそ、!…ていうか、いふくんは命令決まってるってこと?」
青「もちろん、ほとけは?」
水「うーん………」
願い、は……
水「………ずっと、“友達”でいて欲しいな……♪」
青「……そうか」
紫「ッッ…ww」
赤「ちょっ、しょうちゃんダメでしょ笑っちゃ………w」
紫「だって……まろちゃんの顔が………w 」
青「おい聞こえてんぞテメェら」
桃「どんまいまろw」
黄「気の毒やな…w」
青「お前ら自分が彼女いるからってッッ……💢」
水「…?」
……なんか変なこと言っかな。
先生「__それでは、始め」
ペラッ…
水「…」
大丈夫、全部わかる。
落ち着いて、圧に押しつぶされそうな手を動かして。
じゃなきゃ解けないんだから。
水「ッ…!」
……手……が………思うように動かない……。
震えてて………文字がッッ………
水「……ふーっ……」ガシッ(手を掴む)
落ち着け、落ち着け自分。
勝てなきゃ、この先の人生は真っ暗なんだ。
1位にならないと白い光なんて見えないんだ。
朝、水家にて
母「……ほとけ」
水「ッ…!?は、はい……」
今朝、珍しく話しかけられた。
話しかけてくるのなんて、いつぶりだろうか。
母「今回のテスト、学年で1位を取らなかった場合、学校の送り迎えは私がします」
母「そして、最低限外に出ることを許しません」
母「暇さえあれば勉強してもらいます」
水「ッ…!」
その言葉を聞いて最初に思ったのはあの5人と離れ離れにはなりたくない。そう思った。
水「……わかり、ました…」
だから、今回だけはどうしても勝たないといけないんだ。
お昼休み
水「…パクッ」←ご飯を食べる
なんとか、全部解けたけど……さっきから心臓がバクバクしてる。
水「……あの5人は………自分にとって大切な人達だったんだな…………」
あの和に入っている自分は、傍から見れば浮いてるかもしれない。
自分だって何回も思ってきた。
だけど、みんないい人で、面白くて、大切な人なんだ。
2位以下だったらもうきっと関われない。
お母さんが監視してるから。
水「……いふくんとも………話せなくなっちゃうのかな…………」
水「……あれ、?」
なんで今……いふくんの名前が………?
青「ほとけー」
水 ビクッ
水「ど、どうしたの…?」
青「テストどうだったー?」
水「……今回は結構自信あるよ!✨そっちは?」
青「俺もぼちぼちって感じやな」
水「じゃあ今回は勝ちだね!♪」
青「俺を甘く見るなよ?♪」
……お願いだから1つくらいミスしてよ。
ケアレスミスでもいいから。
青「午後のテストも頑張ろな♪」
水「ッ……うんっ!♪」
青 ニギッ
水「ッッ…?」
いふくんが…手を握ってきた…?
青 ニギニギ…
水「ど、どうした?」
青「ほとけ、手が震えてたから温めてやろうと思って♪」
水「!」
気づかれてた…
青「…よし、これで大丈夫やろ♪」
青「俺先戻るな。また後でな〜」タッ
水「……」ギュッ(手を握る)
確かに………暖かいな……♪//