第七話
注意書きは第一話をご覧下さい。
水side
キーンコーンカーンコーン
水「……やっと、終わった…」
ついに終わったテスト。
あとは結果を待つだけ。
水「……」ギュッ←自分の手を握る
……まだ暖かい…
紫「いむちゃ〜ん!」ガバッ
水「うぉっ!?ど、どうしたのしょうちゃん?」
紫「テストお疲れ〜♪」
紫「どうやった?」
水「ぼちぼちって感じ、そっちは?」
紫「ウチは今までで1番自信あるで!みんなに教えてもらったお陰やわ〜♪」
水「そっか〜♪それはよかったね!♪」
紫「あ、せや!今日は6人で帰ろうって話になって呼びに来たんやった!」
紫「一緒に帰ろ〜♪」
水「わかった!」
紫「みんな〜!連れてきたで〜♪」
赤「やっほーほとけっち」
水「待たせちゃってごめんね!」
桃「全然気にしてないよ〜!」
黄「テストも終わったし、なんだか気が楽やわ〜」
青「俺とほとけには点数勝負が待ってるけどな 」
水「そうだね、いふくん!調子はどう?」
青「午後のテストもバッチリやった!✌️」
青「過去一自信あるで!!」
水「ッ……こっちだって自信あるもん!」
桃「てかお前、過去一つったら500点満点だぞ!?」
青「せやで?」
赤「もう次元が違うや」
黄「まあまあw」
水「……」
いふくんはそんなに、僕と一緒に過ごしたくないのかな。
……なんて、知らないんだからそんなこと思ってないと思うけど。
水「それじゃ、またねー!」
青組以外「ばいばーい」
青「そんじゃ、帰るか」
水「うん」
青「__はーっ、つっかれた〜」
水「なんだか今日だけで1ヶ月分の体力を消費した気分…」
青「そんな?w」
水「…だって……」
水「……」
青「?」
青「『だって』、どうしたん?」
言っても……………いいのかな…………
水「……いや、なんでもないっ!」
水「そのうち分かるよ!」
水「さっ、早く帰ろー!!」グイッ
青「うおっ!?わーったから!w」
水の部屋にて
水「……なにしようかな」
テストが終わって、今日はなんだか勉強する気になれなくて、することないし、なにしたらいいかわからない。
水「…お腹もすかない…」
コンコンッ
水「?は、はい」
ガチャ
妹「…」
水「っ、へ、?」
なにするか考えてたら、普段目も合わせない妹が入ってきた。
水「ど、どうしたの?」
妹「……あんた、なんとも思わないわけ?」
水「?」
なんの事だろうか。
妹「…はぁ、あんた、好きなんでしょ?あの男のこと」
水「え、だ、誰のこと?」
妹「いつもベランダで話してる人」
水「!」
ベランダがあることバレてた…
いふくんのことも…
水「別に…好きではないよ。友達ってだけ」
妹「ふーん………アタシには関係ないけどさ、気をつけなさいよ」
妹「テスト1位にならないといけないんでしょ?」
妹「終わってから言っちゃ遅いけど、お母さんに監視される生活は、監視カメラつけられるんだから」
妹「“自由”なんて夢のまた夢」
水「……そんなのわかってる」
水「今出せるものは、全て出してきてつもり」
妹「……そ。ならいいわ」
妹「………アタシみたくならないでね」
バタンッ
水「ちょっ、今の……」
今の言葉は、すごく引っかかった。
久しぶりに話しかけてきたと思ったら
水「…」
最後の言葉はどういう意味で言ったのだろうか。
コメント
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え???まさかの妹も???