真白「……じゃあね」
一戸建ての、大きな私の家。
でも、今日からは私の家じゃなくなるのかも。
共働きの両親は今は家に居ない。
家出するなら今がチャンス。
ガチャン、とドアが閉まる。
じゃあね、糞両親。
じゃあね、学校。
じゃあね、私のいじめっ子。
じゃあね、クラスの糞担任。
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切符を買って、電車に乗る。
自分の家や、自分の学校が電車の窓越しに見えた。
この電車は、ヨコハマに着く。
売っていた切符の中で、ヨコハマが一番遠かった(気がする)から。
真白「あ……」
糞両親のメールの電話、ブロックしとこ。
ポチポチッとボタンを押す。
これで、会うことはない_______っと。
私が行方不明になって、身内が電話でもしてきたら困るので、親戚、祖父や祖母のメール・電話、全てブロックする。
私の上半身と同じくらいのサイズのカバンには、お財布、水、寒くなった時用の上着。
余ったご飯で作ったおにぎり、携帯、パン(菓子パン)などが入っている。
あと、4歳の頃から溜めているお年玉も。
軽く、10万以上はある。(嘘、もっとある)
……一週間は生きられるかな、、
金が無くなったら、其処らへんのオッサンにでも身売りすればいいかな……。
まあ、そんなに気にしてないけどさ。
あ、、、やべ、、ねむ、い………
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ん……?
私、、寝てた、、?
真白「ヤベッ!!」
もう着いてんじゃん!
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って言っても、何もすることがない。
どーしよー!!
歩くこと数時間…
真白「つっかれたぁ、、、、」
もう夜の9時!!
餓鬼は寝る時間だな。
私にとってはお昼なんだけれど。
毎日のように徹夜で勉強させられる私の気持ちなんて誰もわかんねぇ、、
地獄だよ、、ありゃ、、
モブ「ねぇ、、お嬢ちゃん、、今暇、?……♡」
真白「あ?」
真白「暇だねーやる事ないし」
なんだこのキショいオッサン。
モブ「ぼ、僕の家に、、っ、来ない?…♡♡」
いちいち「♡」つけんなよキモい。
真白「…..いいよ」
モブ「じゃあ、ぼっ♡僕の家に_________ゔあ”っ」
真白「なんて言うと思った?」
真白「キモいんだよ、オッサン」
ソイツの汚ったない手をゴキっと鳴らす。
モブ「ゔあ”あ”っ!?!?」
真白「二度と私に近づくな(圧)」
モブ「ひっ、、ひいいいっ」スタタタタタッ
逃げ足”だけ”なら世界一だな、アイツ。
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電車で寝過ぎて、全然寝れない、、
ん? 何処にいるかって?
ビルの隙間♡
壁にもたれて、寝ようとするが全然寝れない。
寝心地悪いし、、👎
すると、
???「ゔあ”あ”あ”っ!!!」
ん?
叫び声、、?!
なんか面白そう、、!(((は?
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ここ……?
壁の後ろから覗き込むと、、、
真白「うっ、、」
グッッッロ……(引)
殺すとはいえ、ここまでする必要がある、、?(ないでしょ、多分)
???「其処に居るのは誰だ」
真白(ヤベ、バレてる?!)
逃げよッッ!!
ダッ!
???「! 待て!!」
待つバカがいるかバカ!!
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真白「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
あ、アイツ、体力バケモンかよ、、、
撒こうと思い、壁を曲がるが、
真白「行き止まりッッ!!??」
ヤバいっっ!!
???「動くな、動けば殺す」
真白「っ…..」
はい、あげたよ、手。
真白「あ、」
コイツは動くなと言った→手を挙げた=動いた=”“‘死”“‘ッッ!!!!
ア、オワタ☆
あ、、?
確かコイツ、、、、
真白「指名手配犯!?!?」
???「!」
ビックリ顔草w
真白「……」
てか、コイツイケメンだな(()
真白「確か……」
真白「芥川、龍之介、だっけ?」
芥川「!」
芥川「…..そうだ」
やっぱりぃ!?!?
実物(?)初めて見たー
圧(?)がすごい。
真白「警察には突き出さないから! 安心して!!」
真白「あー……でも、アンタが私に手を出すってなるなら、、、、言っちゃうかも、、?」
芥川「っ、」
脅しということだ!!(?)
真白「警察には言わないから、お願いがある」
芥川「………なんだ」
あ、聞いてくれるんだ。
真白「泊まらせてくれません? 貴方の家に」
芥川「はぁ…..?」
真白「え?! ダメ?」
あのオッサンは泊めてくれそうだったのに?!
芥川「ダメだ」
真白「……」
芥川「ダメと言ったらダメだ」
真白「……」
芥川「っ、」
真白「……」
芥川「…………わかった、泊まらせてやる」
真白「っしゃぁぁぁぁぁい!!!!!!!」
芥川「煩い」
真白「はい、w すいませんw分かってますww」
芥川「五月蝿くしたら追い出す、僕と極力関わるな」
へぇー……
一人称『僕』(やつがれ)ってあるんだー……
芥川「…聞いているのか」
真白「はい! 貴方が言った事一文字も頭に入っていません☆」
芥川「……八つ裂きにするぞ」
真白「きゃーこわーいやめてー」
芥川「………着いて来い」
真白「うい☆」
芥川「…なんだその返事は」
真白「SPY×FAMILYのアーニャの真似!」
芥川「誰だそれは」
アーニャ知らないの…….?!
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芥川の家 ※あくまで作者の想像です、原作で芥川の家は描かれていません※
真白「ほぉー」
家具が揃ってる、、!?
物が必要最低限しか無い、、!
芥川「散らかすなよ」
銀「兄さん、誰?その人」
芥川「貴様、名は何という」
真白「あー…名前?」
糞両親がつけた名前を言いたく無い、、
でも、言わないと殺されるかも、、、?
真白「小白真白、真っ白の漢字で真白」
真白「んで? そこのキレイなおねーさんは?」
銀「銀……」
真白「銀ちゃんねぇ……かっこいい名前」
銀「//」
あ、照れた。かわい
真白「私、家出してるの、」
芥川「家出、だと?」
真白「家庭も学校も最悪だから、ヨコハマに逃げてきた」
芥川&銀「……」
真白「ん? 私変なこと言った?」
家出なんて言葉、、聞き慣れてると思いますけどね、、?
銀「っ……あ! 私、ご飯作ってくるね……!」(銀ちゃんの口調分からん dy作者)
と言って、キッチンに急いだ銀ちゃん。
芥川&真白「………」
一方ここはと言うと、、、
芥川&真白(気まずい……!)
と、なっている。
芥川&真白「おい…/ねぇ…」
芥川&真白「あ」
シンクロした。
そして、また黙り込む2人。
真白「ねぇ、私、明日どうしたらいい?」
さすがにずっとここには泊まれないし、、、
芥川「知らぬ、勝手に出ていくかしろ」
真白「冷たいなぁ」
真白「私が家出した理由、詳しく教えよっか、暇だし」
真白「聞きたく無いなら聞かなくていい」
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自慢じゃ無いけど、私の家、結構裕福だったんだよ。
一流会社の社長のお父さん、大学教授のお母さん。
保育園で割り算叩き込まれたんだから。
週6で塾に通ってて、月曜に陸上、火曜に水泳とバトミントン、水曜にバスケと野球。
木曜にそろばん、金曜日に料理教室。そして土曜に朝9から夕方6時まで塾。
休みの日が日曜日だけだったんだよね。
たったの1日。
98点のテストでも、親からしたら0点だったんだ。
クラスの担任も、私のことを区別してた。
『小白は○○と違って真面目だな』とかさ、言われて。
プレッシャー掛かってんだよね。
クラスメートからは、いじめられたんだよ、
別に傷ついてないけど。
『どうせ先生にでも媚び売ってんでしょ?!』とか、
『差別だ!』とか『えこひいきだー』とかね。
いろいろ言われたの。
傷ついてないよ?w
ストレスだったんだよ、毎日が。
怖いよね、社会って。
何の罪も無い人が酷い目に遭う。
でも、私のことは誰も聞いてくれなかったんだよ。
私はこんな世界に絶望というか、失望、幻滅してんの。
私にとって、生きるって意味のないことだった。
だから私、正直言って、今ここで芥川に殺されたい。
楽になりたいんだ、例えあの世が地獄でも。
でも、そんなの芥川に悪いから。
ごめん。
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真白「ごめん、こんなこと話して、芥川が困るだけなのにさ」
芥川「……」
真白「……聞いてないか」
芥川「…..否、聞いていた」
真白「別に、何も面白くないと思うよ、?」
真白「……実は私、泣いたことがないんだよね」
芥川「……そうか」
真白「泣いたとしても、相手を刺激させるだけだって思ってたから」
真白「泣くこと=無意味って考えてんの」
芥川「……」
銀「あの……料理出来たよ、?」
真白「あ、ごめん」
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真白「はぁーっ!」
真白「銀ちゃんの料理美味しかった(^∇^)」
毎日食べたいくらいだ、、!
あの料理を芥川は毎日食ってんのか、、、くっ、羨ましいっ、、!
芥川「貴様着替えは持っているのか」
真白「んー? まぁ一応」
芥川「湯が溜まった、さっさと風呂に入れ」
真白「はいはーい」
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入浴後
気持ちよかったー( ^ ^ )
真白「あ……」
着替え、、芥川の部屋に置きっぱなしだっ、、、!!
ヤバいっ、、、、
真白「あ、芥川ー!」
芥川「……何だ、」
真白「あ、あんたの部屋に着替え、忘れた」
芥川「……取ってこいと……」
真白「うん」
芥川「……」
芥川からデカいため息が聞こえたのは気のせいだろう。
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芥川「……取ってきたぞ」
真白「ほー ありがてぇ」
着替えしゅーりょー!!
真白「芥川ー? 着替えたぞー?」
芥川「着替えたのならさっさと寝ろっ💢」
真白「はいはーい」
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真白「……」
寝れない。
電車の時に爆睡し過ぎた、、
何時間寝た?私。
真白「あくたがw____」
芥川「何だ」
返事はやっ!! ある意味キモッッ!!
真白「寝れないんだけど、どうしたらいい?」
芥川「知らぬ」
真白「私の事をカーペットすら無い床でタオルだけかけた人がわからない訳ないでしょ」
芥川「何のことか知らぬ」
真白「殺すぞ」
芥川&真白「……」
真白「カーペットくらい敷いてくれてもよくない?」
芥川「カーペットを敷いて何になる?」
真白「あー…えっとぉー…」
ヤベ、思いつかねぇ、、
真白「あ、足が汚れない!」
芥川「はぁ?」
真白「あ・し・が・よ・ご・れ・な・いっつってんの!!」
芥川「意味が分からぬ」
脳味噌あんの?コイツ。
真白「ふん! もういいもん!」
明日になるまで許さないから!
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作者の千織です! スクロールお疲れ様でした!
初めて6000文字超えた、、、!!
あと、言い忘れてたんですけど、、、
11月14月(もう過ぎたけど)は、私の誕生日だったんです!
祝ってくだs(((殴
こんなバカがすいません、、言い忘れてて、、
この作品はちまちま投稿します!!
コメント
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ハァッピバァスデェテゥウユゥウウウウ‼︎‼︎