あの日から3ヶ月後の午前四時
ゾムは未だに彼らの事を我々だのみんなに伝えずにいる。
あの日の次の日、本当に緑色は1人で我々だ国のゾムの部屋に窓から凸り、ゾムを連れ出してシャークん達の所へも凸り、遊びに連れ出した。
それは1ヶ月の内に5回は有り、遊び内容は様々だった。それぞれの国の敵対国を順に潰しに行ったり、緑色力作の完全アスレチックなるもので全力鬼ごっこをしたり、なんでもありのガチ模擬戦をしたりもした。その他にも沢山やって、ゾム達の仲の良さは鎖のように頑丈に絡まった。だが、それは本人達も気づいていない。
いや〜昨日は楽しかったなぁ〜。みんなには内緒で遊んだけどやっぱ強い人達と遊ぶのは
楽しいんやわ!うんうん。
ところで今日は暇な日なんだよなぁ、、、何しようかな。運営国と、限界国と、白尾国凸る?
皆起きてるかなぁ、、、というか、俺から行くのは初めてか、、?この前はしゃけさんが俺達を集めたし、、その前はぐちつぼさんやったな、んでその前は、、その前もしゃけさんか、んでその前とその前もみどりくんやろ?、、、、俺誰かを誘ったこと1回も無くない?、、、あれ?
まぁええか。今日は俺が誘いに行こう。暇やし、、、、でも皆忙しかったらどうしよ、、
まぁ行ってみて様子見ればええわな!
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運営国にて
おぉ〜やっぱりいつ見ても運営国でかいなぁ、、凄、、きも、、、そういえばみどりくんの部屋って何処なんやろ、、、俺初めて来たからみどりくんの部屋全然知らんねんなぁ、、、、まぁこっちやろ
ゾムは己の第六感を信じて総統、幹部棟へ向かった。少し跳んで真下に着くと地面と垂直の壁を登り、第六感で緑の部屋を当て、窓をノックした。中は緑色の家具で埋め尽くされていて、可愛らしい雰囲気の部屋だった。小物やクッションなども、何処かで見た事があるような某ゲームのキャラクター物だったりした。
そう言えば知ってるか?緑色ってざっと言って200色以上あるらしいで。みどりくんがこの前言ってた。みどりくんって博識よなぁ、、、尊敬するわぁ
そんな事を考えていると、ノック音に気が付いたのか緑色がベットから起き上がり、こちらを見た。驚いたような顔をして緑色はその場から消え、次の瞬間にはゾムと窓を挟んだ対角線上に居た。緑色は直ぐに窓を開け、嬉しそうな表情でゾムを部屋に招き入れた。
緑色「おはよゾミー今日はゾミーが迎えに来てくれたんだ。」
ゾム「おはよみどりくん、おん。俺だけ迎えに来た事無かったしな。今日は暇だし、皆遊べるかなって」
緑色「俺は大体いつも遊べるよ!俺が守ってるの情報だけだし」
ゾム「、、、、いや1番重要やないかい!」
緑色「んへへっ!まぁまぁゾミー落ち着いて、後2人迎えに行こ!あ、それとも2人だけで遊ぶ?」
ゾム「ん〜、、どうしようかなぁ、、」
シャークん「何言ってんすか俺も入れてくださいよ!ゾムさん!」
ゾム「ぅわっ!?」
窓枠に座りながら考えていると、後ろから聞き慣れた声が聞こえ、振り返る間もなく背中に
何かが乗る感触がした。
ゾム「しゃけさん!」
緑色「シャークんだやっほー」
シャークん「どうも!はざーす!」
正体はワイテルズ国のシャークんで、俺の上半身に自分で掴まりながら器用に片手で敬礼?をした。よう掴まってられるわぁほんま。どうなってんねんしゃけさんの筋肉、、、、怖、、、
ゾム「おはよしゃけさん今日も元気やな。後しゃけさんの筋力今日も怖いな」
シャークん「あざーすw。ゾムさんには叶わないっすけどねw!」
ゾム「いやいやいや無理無理」
シャークん「何が無理www」
緑色「そういえばあのサボテン来ないね」
ゾム「確かにそうやな、、まぁ彼奴総統やしなぁ。」
緑色「でも総統って基本暇なんじゃないの?」
シャークん「あ〜うちのnakamuもいつも暇そうだよ。総統ってあんまりすることないしな」
ゾム「あ〜やっぱり?あ、でもうちの甘党戦争大好きキチガイはいつも書類仕事に追われてんで。」
緑色「あ〜グルッペンさん?いつも逃げ回ってるからじゃないの?」
ゾム「正解!」
シャークん「wwww総統が仕事に逃げ回るって面白いなwうちのnakamuなんてほぼ毎日他人の仕事奪ってんのにw」
緑色「らだお君も部下の仕事奪いに行ってるよ。まぁ嫌だって帰されて終わりだけど」
ゾム「らっだぁさん乙ww、、nakamuさん凄いなw、、、、、にしてもいいなぁ、、うちの総統と交換してぇや。毎日トントンが可愛そうやねん」
緑色「あ〜睡眠不足だっけ?」
ゾム「そうそう。それにうちの屑がガバばっかりするからそれの直しもあるしな。」
シャークん「うわぁ、、、大変そう」
ゾム「ほんまにどうやったらそうなんねんってくらいガバってんねん。」
緑色「あーあぁ、、」
シャークん「大変そうだな我々だって」
ゾム「まぁ総統が戦争大好きマンやからな。万年戦争国って呼ばれとるくらいやし」
緑色「大変そう。無いと思うけどもし負けそうだったら何時でも連絡して!絶対飛んでいくから」
シャークん「俺も絶対助けに行くぜ!」
ゾム「うわぁ、、心強、、、国の最高戦力友達ってこんなに凄い」
緑色/シャークん「「wwwwww」」
ゾム「てか連絡手段無くね?」
緑色「確かに、、バレるの面倒だし軍のスマホだからLINE、電話番号交換しないしね」
ゾム「そうなんよなぁ」
緑色「どうするべきかな。、、、、あ!」
ゾム「どした?みどりくん」
シャークん「なになに?」
緑色「あのサボテンの人に買ってもらえば良くない?」
ゾム「、、、確かに!!あの人総統だしお金もってるやろ」
シャークん「あぁ〜!それ頭良いな!ねだってみようぜ!」
ぐちつぼ「俺がなんだってぇ!?」
3人でわちゃわちゃしていると窓の外から聞き慣れた声が聞こえて来た。
ゾム/シャークん「「ぐちつぼさん!」」緑色 「サボテン野郎!」
ぐちつぼ「どうも〜!サボテン野郎です!!じゃなくて誰じゃい!!今サボテン野郎って呼んだやつぅ!!」
俺達がそれぞれ名前を呼ぶと(なんか1人名前じゃない奴いるけど)元気にあいさつしながらぐちつぼさんが1人でツッコミを入れて窓から入って来た。あ、そういえば皆知ってるか?みどりくんの部屋って最上階から一個下の11階にあるんやで。分かりにくかったら高層マンション想像してもらって。あんな感じで角っこの一室やな。ちなみに足踏み外して落ちたら普通の暗殺者なら死亡案件やな。
ゾム/シャークん/緑色「「「wwwwwwww」」」
ゾム/シャークん「「みどりくん」」
緑色「えー皆酷いよー俺を売るなんてぇ」
ゾム「まぁまぁ落ち着いて落ち着いて。」
ゾム「あ、そうそうぐちつぼさん!」
ぐちつぼ「ん?なに?」
ゾム「スマホ買って?」
ぐちつぼ「、、、、ん?」
ゾム「スマホ買ってぇや。」
ぐちつぼ「、、、スマホ?」
ゾム「おん。お金もってるやろ?」
ぐちつぼ「、、、俺金欠なんだけど?」
緑色「え?総統なのに?」
シャークん「総統なのにお金無いとかあるんだ、、、」
ゾム「悲しい現実が見えたなぁ、、、」
ぐちつぼ「うっ、、、やめろよ!!買うよ!!分かったって!!」
ゾム/緑色/シャークん「「「やったぁ!」」」
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ゾム「てかこれ聞いたらあかん気がするんやけどまぁ空気読まずに聞くわ。」
緑色/シャークん/ぐちつぼ「「「なになに?」」」
ゾム「皆月収いくらぐらい?」
緑色「、、、あ〜、、俺はねぇ、、うーーん、、ら銀行にある固有金庫見ないからあんまり覚えてないけど、月大体8000万くらい?」
シャークん「あ〜、俺もそれぐらいだな。大体8700~8800万」
ぐちつぼ「え?皆凄い貰ってんじゃん。俺なんて7400だよ?」
ゾム「7400円?」
ぐちつぼ「7400万!」
ゾム「あぁ、良かったぁ、、、これで7400円とか言われたらもう涙が、、、」
ぐちつぼ「いや思ってなくない?」
ゾム「、、、、えへへ」
ぐちつぼ「おーい!!!そこは思えよ!!!」
ゾム「まぁまぁ、ぐっち落ち着いてや。と言うかそれでも7400万って少なくね?」
緑色「ほんとだよね。総統なのになんでそんななの?」
シャークん「少なくね?総統なのに」
緑色「あ、総統って貰うって言うより税金を集めて配る側だからじゃない?」
ゾム/シャークん「「あぁ〜、、確かに。」」
ゾム「皆やっぱそれぐらいなんやなぁ。よし、スマホは俺が全員分買うわ。」
緑色「え?ゾミーが?」シャークん/ぐちつぼ「「ゾムさんが?」」
ゾム「おん。俺が1番貰ってるみたいやし、なんかぐちつぼさんに買わせるの可哀想になって来た。」
ぐちつぼ「うっ、、、すまん皆、、、俺が総統なばっかりに、、、、くぅ、、」
シャークん「ちなみにゾムさんはいくら貰ってんすか?」
ゾム「んー?秘密!」
シャークんがゾムに聞くと、ゾムは流れるように人差し指を口元に持っていき、イタズラっ子のように口を三日月のように広げ、誰もが好くであろう笑みを浮かべた。
ぐちつぼ「、、、えっ!?教えてくれないの!?俺達は教えたのに!?」
一瞬その笑みに惹かれたぐちつぼは、我に返り大声で叫んだ。
ゾム「ちょ、声大きい大きい響くやろ」
緑色「ん?大丈夫だよ。俺の部屋完全防音だし。」
シャークん「マジ?え?でもそれだったら襲撃された時どうすんの?」
緑色「その時はこの郡専用のスマホで全員にこのスタンプ送るよ。」
そう言うと緑色はスマホを取り出し、1つのLINEを開いて見せてくれた。
ゾム「へぇ〜可愛ええなこのスタンプ」
みどりくんの自作らしいお化けのスタンプで、可愛かった。
緑色「これが助けての合図なんだよね。他にも色々スタンプがあって時と場所に応じて使い分けるんだよ。」
ゾム/シャークん/ぐちつぼ「「「へぇ〜、、、凄いな」」」
緑色「へへー」
ゾム「wwww」
ゾム「でもホンマに緊急でスタンプ押せる所じゃなかったらどうすんねや?」
緑色「その時はね、この部屋だったら俺がとある言葉を発するとセキュリティが発動して皆に伝わるようになるよ」
ゾム「え、凄すぎて草」
緑色「へへ〜」
ゾム「wwww」
シャークん「ところでゾムさん月収は?」
ゾム「えぇ?秘密やで。」
ぐちつぼ「なんでだよ!?教えてくれてもいいじゃん!!」
ゾム「んふふっいつか教えてあげるわ。」
緑色「え〜、ゾミー俺達に秘密事つくるの、、?俺達親友でしょ、、?」
うるうるとした瞳で上目遣いをしてくる緑色はゾムやシャークんとは少し違った特有の末っ子感があり、確実に演技だとわかっていても無視したり払い除けることは出来なかった。
ゾム「、、うっ、、みどりくんずるいわぁ、、、、」
ゾムは緑色に弱く、この宝石のような瞳で見つめられると何事も断れなかった。
まぁ、ゾムに弟は居ないが、ぐちつぼを除き、この3人の中では確実に自分が1番お兄ちゃんで、緑色は末っ子だと思っている為、可愛い弟のお願いは断れないという考えを持っていた、というのもあるが。その考えを知っている緑色はそれを利用し、自分のいい方に持っていった。ある種策略家だと賞賛しても良いのでは無いか、とそれを知っているシャークんやぐちつぼは考えている。
緑色「、、教えてくれる?」
ゾム「はいはい。俺の月収は大体5億6000万やで。まぁ5年前からいくら貰っとるか見てないから正確には知らんけど。まぁ変わってないやろ。」
緑色「え、、、きも、、、」
シャークん「グルッぺンさん規格外、、、」
ぐちつぼ「え、、ゾムさんお小遣いくんね?」
ゾム「えぇ、、?いくら欲しいのぉ?ぐちつぼくん」
ぐちつぼ「ゾム兄さん俺2億欲しいの。」
ゾム「がっつり貰いに来るやんwwで言うか俺に弟は居らんわw」
ぐちつぼ「wwwwいやぁどう呼ぼっかなって、というか俺金欠なんだもん。」
ゾム「草ww」
緑色「可哀想、、、」
シャークん「ぐちつぼさん俺らより年上なのに1番月収低いんだな、、、」
ぐちつぼ「うっ、、、(18歳。)」
ゾム「あ、そっかぐちつぼさんって18やったっけ?(15歳)」
緑色「そうそう。1番おじさんだよね。(15歳)」
シャークん「でもまぁ言うて3歳ぐらいだからほぼ同い年だよな。(15歳)」
ゾム「ていうか歳的にぐちつぼさんお兄ちゃん側やん。弟にお金せびんなや。」
ぐちつぼ「うっ、、、刺さる、、弟達の言葉がすっごい刺さる、、、」
ゾム/緑色/シャークん「「「wwww」」」
ゾム「しかし誰も兄弟ではなく血の繋がりは一切ないという。」
緑色/シャークん/ぐちつぼ「「「それなぁ」」」
ぐちつぼ「ほんとに俺ら兄弟じゃないのか?」
緑色「ね。生き別れの兄弟って言われても全然納得するんだけど。」
シャークん「それな?全然納得する。」
ゾム「でも全然記憶無いんよなぁ。それに皆出身国違うやん?」
シャークん/ぐちつぼ「「そうなんだよなぁ」」緑色「そうなんだよね」
ゾム「まぁ似たもの同士で奇跡的に繋がったということやな。」
シャークん/ぐちつぼ「「そうだな。」」緑色「そうだね。」
ぐちつぼ「類は友を呼ぶとも言うしな」
緑色「サボテンと一緒にされるのは、、、ちょっと、、、」
ぐちつぼ「みどりくん!?」
ゾム「wwww」
シャークん「くふふっwwはははっwww」
ぐちつぼ「みんなぁ!!!どうして!!!」
ゾム「と言うか今日何して遊ぶ?今朝5時やけれども。」
緑色「うーーん、、今日は何して遊ぼう」
シャークん「、、、、、あ、そういえば俺さっきここに来る途中お祭りやってるとこ見たわ。そこ行こうよ。」
ゾム/緑色「「いいねぇ!お祭り!!いこいこ!」」ぐちつぼ「いいね!シャークんナイス!そこ行こうぜ!!」
ゾム「しゃけさんナイス!」
ゾム「じゃあお祭り行くの決定な!皆お金どれぐらい持ってる?」
シャークん「財布に5万くらい入ってる!」
緑色「俺も3万くらい!と言うかここ俺の国だからいくらでも出しに行ける!」
ゾム「みどりくんそういえばそうやったなwおっけ!皆結構持ってるんやな!ぐちつぼさんは?」
ぐちつぼ「俺は2万ぐらいです、、、」
ゾム「おっけ!ぐちつぼさんは俺が奢る!」
緑色「ゾミーはいくらぐらい持ってるの?」
ゾム「手持ち100万くらいは持ってるぜ!知らんけど」
緑色/シャークん/ぐちつぼ「「「めっちゃ持ってるじゃん。いや知らないんかい」」」
ゾム「wwwあたり前だよなぁ。みんなと遊びに行くんやからそれぐらいは持たないとな!」
緑色「ゾミー、、、かっこいい」
シャークん「ゾムさん、、尊敬してます」
ぐちつぼ「ゾムさん兄貴って呼ばせてください!!」
ゾム「、、、、いや、おだてても何も無いで?」
緑色「えへへ」シャークん/ぐちつぼ 「へへ」
ゾム「、、、、全く、、、ほら!1人1個くらいは奢ってやるからはよ行くで!」
シャークん「よっしゃ!ゾムさん優しい!!」
緑色「やったぁ!ゾミー優しい!」
ぐちつぼ「しゃっ!ゾムさんまじ神!!」
ゾム「ぐちつぼさんはマジで俺が出すわ。」
ぐちつぼ「え!あざっす!」
緑色/シャークん「「え?狡い俺達も。」」
ゾム「、、、、はいはい。わかったわかった。皆奢ってやるから、そんな圧かけてくんな。」
緑色/シャークん/ぐちつぼ「「「wwwwww」」」
コメント
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兄/弟呼びは私に効く・・・
うわあ…15歳で5億6000万って…いいな欲しいぃ…(º﹃º)
うわぁ尊すぎて溶けるぅ(え?)てかゾミ月収5億やばすぎ笑たw