「桜汰、高校はどうだ?」
朝食の席で、俺はちょうどトーストに目玉焼きを乗っけたところだった。
「あんた昔から好きねー、その食べ方」
淹れたてのコーヒーを置きながら、母親が向かいに座って言った。子供の頃に観たアニメ映画に憧れてやりはじめた食べ方だけど、今では単に食べるのが楽なのでやっている。
「ん、普通に楽しーよ」
「サッカーをやめたのは意外だったけどな」
「ほんとほんと。洗濯が減ってありがたいわ~」
海生と仲良くなりたいという理由だけで部活を変えたけど、思ってもみないところで変化はたくさん起きていた。
俺に関して言えば、体重が少しだけ減って、本を読むのが前より早くなった。クリアするのに夏休みまでかかったはずのゲームが、もう終わってしまった。球技大会の練習期間は文芸部は休みになっ**************************
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