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こちらはnmmn作品となっております
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配信など全て追えているわけではないので、口調が迷子になってしまうことがあります、ご了承ください。
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仕事が立て込んでおり、ようやくの休暇。
家に帰ると、そこにはもう先客がいた。
玄関のドアが開いた音に、ソファに寝転がっていた俺の恋人_ローレンが顔だけ向ける。
「うわ、顔やば」
「なんだローレン、先帰ってたのかよ。」
ソファに腰を落とした瞬間、ローレンが当然みたいに距離を詰めてくる。
「いやいや、どうした?俺疲れてるんだけど?」
「いいだろ別に」
軽く返されながらもそのまま肩に体重を預けられて、葛葉は小さく息を吐いた。
ぐっと寄りかかってきたローレンが、そのまま肩口に顔を埋める。
なんだか今日はいつもよりデレだな、コイツ
ちょっと茶化してやろう。
「つーか、そんなことしてさァ」
少しだけ覗き込むようにして、葛葉が口角を上げた。
「会えなくて寂しかったのかな?ローレンくん?♡」
いつもみたいにバカでかい声で反論すると思った。
けど返ってきたのは、
「……そうだよ、悪いかよ」
くぐもった声。
そのまま少しだけ押しつけるみたいに、距離が近くなる。
心臓の音がやけにうるさい。
「普通に、寂しくはあったよ」
一瞬、言葉に詰まってから、葛葉がわざとらしく視線を逸らす。
そしてもう一度ローレンの方へ視線を戻す。
「……は?」
「くっさんと全然会えなかったから、寂しかったよ、俺は」
コイツ、本当にローレンか…?
というかこうは言ってるが、ローレンだって最近忙しいは忙しかったろ。
寂しさなんて感じる時間無さそうに見えたが。
「お前も忙しかっただろ?」
誤魔化すみたいに言いながらも、離れる気はない。
「別に明日も休みなんだから、寝てりゃいいーのに」
いつものローレンなら、自分が疲れていれば恋人がなんだろうと休むはずだ。
しかしまた予想外の返答が来た。
「葛葉サンが帰ってくるの待ってたんですけど〜」
少しだけ顔を上げて、にやっと笑うローレン。
「俺健気っ」
さっきまでデレデレだったくせに、今じゃ小悪魔みたいに笑っている。
…猫みたいだな
「自分で言うモンじゃねェだろ」
そう言いながら、ふと視線が止まる。
耳元。
距離が近いせいで、やけに分かりやすい。
ほんのり赤くなってるのを見て、自然と笑みがこぼれる。
「……お前、ホント素直じゃねーやつ」
「は?」
おいおい、コイツ気づいてないのかよ。
「俺健気〜とか言ってんのに」
くいっと顎を上げて強制的に目を合わさせる。
「耳、真っ赤じゃねぇか笑」
「……は?なってねーし」
「なってンだよ」
「なってねぇって」
言い返したその瞬間、ふっと距離が詰まる。
「っ、——は、?」
言葉が最後まで出る前に、触れるだけのキス。
すぐに離れて、近いまま。
「……やっぱなってんじゃねェか」
ローレンの顔が一気に熱を帯びる。
逃げるみたいに顔を逸らそうとして、
「逃げんなよ」
また軽く顎を持ち上げられる。
「っ、待——」
二回目は、さっきより少しだけ長い。
舌は入ってこず、ただ唇同士が触れるだけ。
「……ほら」
目を細めて、楽しそうに。
「余計赤くなってんじゃん」
「うるせー……」
顔を隠すみたいにまた寄ってくるのを、そのまま受け止める。
少しの沈黙。
_するとローレンがふっと顔を上げた。
「あ、くっさん言うの忘れてた」
「なに」
「……おかえり」
一瞬、空気が止まる。
次の瞬間
「フッ……笑」
「え、笑うマ!?人が真剣に挨拶してんのにっ!?」
さっきまでの空気をぶち壊すみたいに、声を上げる。
「いやー、あのローレンが真面目に“おかえり”とか言うからよォ」
「ちょっとびっくりしたわ」
このバカ吸血鬼、俺をなんだと思ってんだ。
「あーあー今のでローレンくん傷つきました〜」
「もう言いませーん」
わざとらしく目を逸らして拗ねた振りをしてみる。
「わりぃって」
軽く返しながら、さっきより自然に距離を詰める。
今度は試すでもなく、ただ柔らかく触れるキス。
でも次は離れた時に、軽く唇を舐められる。
「ただいま、ローレン」
少しだけ間が空いてローレンが小さく息を吐く。
「……遅ぇよ」
「知ってる」
そう返しながら、また肩に寄ってくるのを受け止める。
さっきより静かで、でも離れない距離。
_ホントは“そういう気分”じゃなかったけど、
「……今日、そのまま寝んの」
ぼそっと落ちる声。
葛葉は一瞬びっくりした。
でもすぐに、その意味を理解して、
「なに、シてぇの?」
「…久しぶり、だし」
「まァ…ざっと2週間くらいか?」
少しだけ間を置いて、口角を上げる。
「……我慢できなかったタイプですか?笑」
その一言で、ローレンの顔が一気に赤くなる。
クソ、俺だけ欲求不満みたいな言い方しやがって。
「うるせぇ…!」
視線を逸らそうとするのを見て、
「……顔真っ赤」
軽く頬に触れて、そのままキスを落とす。
「ん……」
小さく息を詰まらせるのを見て、喉の奥で笑う。
「わかりやす」
「……うるさい」
さすがにウザすぎたので軽く肩を叩いた。
「はいはい笑……ほら、行くぞ」
さっきよりも強く手を絡めて寝室へ向かった。
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