1月7日。 午後9時。組織玄関。 加内。
「絶対やだぁぁぁぁ!!!!墻音いなくなったら誰にお菓子買いに行かせれば良いんだよ!?」狂唖さんはそう叫びながら墻音の体に抱きついた。「離れてください、時間もうないんです」「き、、狂唖さん〜、、」「おい、狂唖離れろ」「黙れよ!?咲久の分際で!!やだやだやだやだ〜!!俺も自腹して着いていく!!」「来るな」墻音君はそう狂唖さんを引き離そうとした。「、、まだ出発してなかったのか、、」「あ、遊馬さん」そこに来たのは遊馬さんだった。「翠!!!!お前の所為だからな!!墻音がフランスで誘拐でもされたらどうするんだ!!!!」「その時は月城が相手の骨8本折って終わりだろ、、狂唖、、そろそろ離せ、時間も迫ってる、月城は自分で行くことを決めたんだ、、お前が止めても無駄だ」「、、えぇ、、でも、、」「狂唖さん、お菓子は俺のデスクに大量にあります、、」「、、、、」「、、狂唖、そろそろ離せ、、」「、、じ、じゃあ、空港まで付いて行ってきて良い、、??」そう狂唖さんは遊馬さんに聞いた。「2時から会議だ」「ま、間に合うように帰ってくるから、、」「信じられない、、」「まぁ、まぁ〜良いじゃん!!」そこにいたのは専務だった。「、、!?ぎゃあ!!専務!!」「行ってきな〜、狂唖、でも会議に遅刻しちゃダメだよ」「わかった、絶対間に合うから、よし、行くぞ墻音」「引っ張るな」
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帰り道。 風磨。
「寒っ、、」今日も酷でぇ雪だな、、「こんな日は小我太に温めてもらうに限るなぁ〜!!」「ママ、変な人いる」「シッ!!見ちゃダメの、、」「、、、、」変な人、、「ん、、」、、可愛いピアスだな、、小我太に似合いそう、、「何でもない日にプレゼントあげちゃう的な??」ナイスアイディアじゃねぇか、、「このピアスにするか??」12万8000円、、「、、馬鹿馬鹿しい、、こんなの買うなら指輪買うわ」、、でもそれは確実に今日じゃねぇから、、てか本当いつプロポーズしよ、、「、、指輪か、、」ちょっとだけ見て帰るか、、
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組織玄関。 加内。
「ハハ、、狂唖さん、、ちゃんと帰ってくるかな、、」俺はそう遊馬さんに言った。「、、さぁな、、空港に迎えにいくのだけはごめんだな、、」
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「、、、、」指輪見たけどやっぱり今じゃねぇな、、もっと幸せの絶頂の時でないと、、「でも何かプレゼンあげたいな、、」尽くしたい、、「にー」「え」にに、、??「プレゼントにお困りのようねそこのイケメン君!!」「、、??」俺は後ろを振り向いた。そこには一眼見たらわかる、、好橆帰さんの姿があった。「、、え、、」「久しぶり」「、、い、、
好橆帰、、さん、、」「、、、、」「老けました??」「しばく」
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空港。 墻音。
「、、狂唖さん、、そろそろ行かないとヤバい」「んー、、本当だ、、」そう言いながらも、狂唖さんは俺の体から離れなかった。「、、狂唖さん、、もう2時過ぎてますよ、、」「んー、、後でごめんなさいするから、、」「、、ん??」、、狂唖さんが付けてるピアス、、「、、誕生日にあげたピアスですか」俺はそう狂唖さんの耳を触った。「ん、そうそう〜、、」「、、そっか、、サイズちょうどで良かった、、」「んー、、フランス遠い、、」「着いてくるな」「墻音〜ちゃんと食べてね〜、ちゃんと寝てね〜」「俺は沢山食べますし、沢山寝ます、、狂唖さんも、お菓子ばっか食べないでご飯食べてくださいね」「、、ん、、わかった、、」「、、、、」「、、??」俺は狂唖さんの肩に頭を沈めた。「、、??墻音??」「、、、、」、、何か良い匂いする、、同じくシャンプーのはずなのに、、「、、狂唖さんに何かあったらすぐ戻ってくるんで、、辛くなったら連絡してくださいね」そう俺は頭を上げた。「、、え、、俺毎日電話するからな、、出ろよ」「考えときます、それじゃあ」そう俺は狂唖さんに手を振った。
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