テラーノベル
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配信画面には、レンタルした体育館。
今日の企画は、チャンネル登録者数も多く、運動神経抜群を自称する若手インフルエンサー「マッスルボーイズ」(←ダサwww by主)とのドッジボール対決生配信だ。
相手のリーダーは、カメラの前で腕を組みながら完全に女研メンバーを舐めきった態度で笑っている。
「いや〜、女研の皆さん? 運動とか普段しないダラダラトーク系グループでしょ? 悪いけど俺ら容赦しないんで、生配信で公開処刑になっちゃったらゴメンね〜?」
「特にその真ん中にいる前髪長いリーダー君、ふにゃふにゃしてて弱そう〜」
「あぁ!?なんですとぉ!!??」
いつものトーンでわざとらしく吠えるニキ。しかし、その瞳の奥のスイッチは、舐め腐った相手の態度と、後ろで悔しそうにしている女研メンバーを見た瞬間にカチリと切り替わっていた。
「よっしゃ、ニキ! お前が頼みの綱やからな! あのイキり倒しとる鼻へし折ったれ!」
しろせんせーがカメラ外からゲキを飛ばす。
「試合、スタート!!」
まちこりーたのホイッスルで試合が始まった。
最初は相手チームの猛攻だ。時速100キロは出ていそうなガチの剛速球が、りぃちょやキャメロンを襲う。二人は必死に避けるが、相手はニヤニヤしながらどんどん当てていく。
「いったぁ!!」
「うわっ!?」
次の標的はしろせんせー。
「おっせぇなwww。ろくに運動してなかったっしょ。インキャくんだったのかなぁ??」
その言葉にニキの目が据わり、眼光がより鋭くなる。
「ッ、、、あー、当たってもた。スマンな、ニキw」
馬鹿にされたしろせんせーは、わざと当たりにいったか、当たっただけか。アウト。
残り一人。ニキのみ。
「ほらほら!w 最後の一人だな、ジャージくんww」
相手の副リーダーが、ニキニキの顔面を目がけて全力のストレートを放った。
――その瞬間だった。
ニキニキの姿が、残像を残して横にスライドするように消えた。
あまりの超神速の回避に、投げた男が「え!?」と目を見開く。ボールは空を切り、転がったボールをニキニキがスッと拾い上げた。
「……よし」
地を這うような、冷徹極まりない低音。
ニキニキがボールを片手で持った瞬間、スタジオの空気が文字通りドロリと重くなった。
チャット欄のスピードが異次元の速度に跳ね上がる。
@ゲスト:うわあああ!ニキニキのスイッチ入った!!
@リスナーA:相手チーム逃げて!!それは普通の男の子じゃない!!
@おなけん最高:狂犬モードキターーーー!!!
「いくよ」
ニキニキが右腕を振り抜いた。
ドォン!!!!!という、大砲でもぶっ放したかのような爆風の音が体育館に響き渡る。
放たれたボールは、もはや目視不可能な漆黒の流星と化して相手コートへ突き刺さった。
バシィィィン!!!!!
「ぶふぉっ!?」
相手の副リーダーの腹部に直撃し、男はそのまま勢いよく後方の壁まで吹き飛ばされて悶絶した。
あまりの威力に、相手チーム全員が恐怖で硬直する。
「な、なんだ今の……!?」
「次」
ニキニキの猛無双が始まった。
ボールを拾う動きはすべて目にも留まらぬ超神速。相手が投げてくる剛速球も、ニキニキは首をわずかに傾けるだけ、あるいは片手でパシィンと何気なくキャッチしてみせる。
そして、ニキニキが投げ返すたびに、大砲のような爆音とともに相手メンバーが一人、また一人とコート外へ文字通り弾き飛ばされていく。時間にしてわずか1分。相手チームで残ったのは、完全に腰が抜けてガタガタ震えているリーダー格の男一人だけになった。
「ひ、ひぃ……! バケモノかよ……っ!!」
男は恐怖のあまりボールを抱え込み、後ずさりする。
ニキニキはゆっくりと歩み寄る。その足音がやけに重く響く。
18号が静かに「ラスト」と呟き、りぃちょとキャメロンは「いけー!ニキニキ!」「いける!!いけるよー!!!」と大興奮だ。
男がヤケクソになって全力で投げたボールを、ニキニキは一歩も動かず、左手だけでバシッと完璧にノーバウンドキャッチした。
ゆっくりと顔を上げるニキニキ。
前髪の隙間から覗くその顔は、頼りない変態リーダーの影など微塵もない、冷酷で圧倒的な absolute――完全にラスボス級の冷徹な顔だった。
瞳の奥から漆黒の雷光のような鋭い光を放ちながら、口元だけを「ニィッ……」と獰猛に歪ませ、男を冷たく見下ろす。
「……うちのメンバー舐めといて、無傷で帰れると思ってねぇよな?」
心臓が止まるほどの凄みがある超低音。
直後、ニキニキの右腕がしなった。
ドゴォォォォンッ!!!!!
光速を超えるほどの超剛速球が、相手リーダーの胸元へ直撃。男は悲鳴を上げる間もなく後方のマットごと吹き飛び、壁に激突して完全に目を回した。
試合終了。女研チームの圧倒的圧勝。
チャット欄は阿鼻叫喚。喜狂哀楽(伝わる人には伝わるネタ)入り混じるコメントの嵐
@僕はマキ、美少女だよ⭐︎:かっこよすぎて全人類惚れたわ!!!!!
@イソノップ物語『野球』:あのラスボス顔マジで国宝級だろ……!!
@ハッピー星のイカピー:相手チームのプライドが粉々に粉砕されてて草
「はい! というわけで女研チームの勝ちーー! あははは! みんな見た!?」
次の瞬間には、いつものニキさんスマァイルを浮かべ、カマラに向かってキメ顔をしていた。
「いや、おまッ、、、ちょ、ちょっとは手加減したれ! 相手失神しとるわ!!」
しろせんせーの戸惑い混じりのツッコミが体育館に響き渡る。キャメロンとりぃちょは「あの投げるスピードどーなってんの!!??」「避け方かっこよすぎでしょ、、、!!」と男子高校生ならではの好奇心を二十代で発動し、いつものキャラに見合わないかっこよさで戦いを制したニキさんにちょっとだけトゥンクと来た女性陣。相変わらず衝撃を対処しきれないしろせんせー。そんなみんなを見て、ニキさんは幸せそうに「ふふっ」と小さく息を吐くのでした。
コメント
1件
いやもう、この第2話、めちゃくちゃ熱かったわ!!🔥 普段ふにゃふにゃしてるニキさんが、メンバー舐められた瞬間にスイッチ入って「ラスボス顔」になるギャップが最高すぎる。「うちのメンバー舐めといて無傷で帰れると思ってねぇよな?」のセリフ、痺れた…。 ドッジボールなのに大砲の爆音とか残像残す回避とか、配信画面の盛り上がりもリアルで、読みながら思わず「よっしゃ!」って声出たわ。 最後の切り替えの速さとしろせんせーのツッコミで笑いも取ってて、バトルとコメディのバランス完璧だった。続きめっちゃ気になる!
#ニキ総受け
ゆーと🎲💎🐇🐱
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