テラーノベル
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ワイワイと話し声の多い洞窟…
五条「失礼〜」
蹴破った扉から五条悟が出てきた。混乱の中
夏油「悟、なるべく最小限に」
五条「了解」
五条悟の放つ赫が開幕の狼煙となった。
夏油「はぁ…悟…あくまで目的は被害者の救出。被害者まで危険に晒す必要はない」
五条「へいへい…でも俺達死人だぜ?少しくらい好きにしていいっしょ」
夏油「…わかったよ、好きにすれば?」
虎杖「やったー!上がり! 」
釘崎「は!?マジかよ!」
伏黒「お前ら…」
冥冥「被害者救出に五条くんと夏油くんを選んだのは正解みたいだね」
与「あまりあばれていないのか?」
冥冥「…まぁ比較的」
与「なるほど…暴れているのか…」
冥冥「さて、張られていた結界の一つが崩壊、侵入が可能になった。」
伏黒「結界の状態変化…」
真希「現実世界で何かあったのだろうか…?」
冥冥「少なくとも今すぐには入らない方が…」
結界の外側の一部が剥がれ、そこには被害者の1人を持った何かが通った。
伏黒「速い!」
真希「これは…! 」
冥冥「誘われているね…仕方ない…入るしかないかな…」
虎杖「…」
伏黒「相手の思い通りでいいんですか?」
冥冥「既に烏を入れている。周囲に人質も呪霊もいない。最悪、真希で様子を見るよ」
真希「あたしか…」
冥冥「大丈夫かい?」
真希「心配されるまでもない。」
東「あのー…私達も行くんですか…?」
与「流石に残る人も決めた方がいい…万が一の場合もある、全滅は避けたい。」
冥冥「では、伏黒、釘崎、虎杖、東、私、真希で行く。」
東「え…」
三輪「(奈津菜ちゃん…頑張って…!)」
そのまま、東たちは黒い結界に溶け込むように入っていく。
伏黒「不気味なくらい呪霊の気配がありませんね」
真希「そうなのか?意外といるぞ?」
伏黒「よくわかりますね…」
冥冥「ある程度は烏に先を見させているから、呪霊の出現を先に報告できるよ」
足元の木の枝を東が踏み折る。
東「ッ!(三輪先輩〜付いてきてくださいよ〜私っ…私の居場所ないです〜)」
冥冥「気をつけて、居る」
大量の呪霊が唸りをあげてじっくりと東達を見つめている。
釘崎「…これは、案外楽かもね」
先頭冥冥より前方にありったけの釘を投げ刺し、呪霊一体一体を見てから、釘崎は言う。
釘崎「あんたら、ここより先に来たら…死ぬよ」
そんな話を呪霊が聞けるはずもなく、一斉に突撃する。
虎杖「挑発しただけじゃん…」
釘崎「鄒霊呪法 簪」
打った釘より先に足を踏み入れた者の腹や足を貫通する。呪霊の勢いが止まる。
釘崎「後はよろしく〜」
冥冥「おや?私の数少ない烏を今使うのは勿体無い。伏黒君の式神で足りると思うな…」
伏黒「はいはい…調伏したばっかなんですが?万象ッ!押し流せ!」
万象の放つ水に呪霊はゆっくりと押し流される。反対側の壁際に集まったところで伏黒は──
伏黒「大蛇、飲み干せ!」
大量にいた呪霊は大蛇の胃の中に入っていった。
冥冥「それじゃ、先を急ごう。」
真希「…」
釘崎「真希先輩?どうしました?」
虎杖「顔色悪いっすよ?」
真希「いや…嫌な予感が…」
冥冥「ッ!烏の生命反応が消えた…!まさか…!みんな──」
禪院真希の勘は…的中していた。
??「やぁやぁ…みんなお揃いで…」
真希「3度目か…」
ドブ「真希ちゃん…また会うとは思わんかったわ…」
虎杖「穿血!」
直哉は姿を消し、虎杖の穿血は空を切った。
ドブ「いったいわぁ…下手すぎて読めんかった。」
虎杖「ッ!」
ドブ「まぁいい…どうせどうでもいい事になるんやから。」
真希「また死にに来たのか?」
直哉「君は参加できへんで?学んだんや、俺も」
結界が展開される。が──真希は省かれる。
伏黒「ッ!」
釘崎「な…」
東「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
虎杖「真希先輩ー!」
冥冥「大変なことになったね…」
直哉「真希ちゃんは後でじっくりと殺るわ…」
領域が閉じる…完成する。
直哉「俺も見てたで、宿儺の開。無機物のみの出入りを禁止する…。名案やったで、呪力のない真希は無機物…。厄介な奴は居ない…。」
虎杖「ふざけ──」
冥冥「動かないほうが身のためだよ。」
ドブ「へぇ…そっちに言われるとは思ってなかった…。 」
キィンッ!
直哉「は?何で動けるんや?この小娘…」
東 奈津菜の術式を直哉は考えていなかった。いや、知らなかった。東 奈津菜の既行再演…その強み。
──────────────────
東 奈津菜の術式の最大の強み─
それは再現された動きは必ず行われる。
──────────────────
直哉「なるほど…俺の投射呪法と似て非なるものを感じる…。動きが単純…臨機応変には対応できるんか?」
東「ッ!」
華流 肆輪 断向日葵の少し長い硬直を利用され、良くも悪くも、動きを止められない術式の仇が出た。
直哉「どうや?その単純さが仇となり、カウンターに利用される気分は?」
東「シン・影流」
直哉「必殺を一時的に止めた…これで──」
東の頬にかすり傷が付く─
虎杖「くっ!(動け俺!反転術式前回で─!)」
冥冥「動けば身体が崩れる…」
伏黒「領域展開─」
伏黒恵の指が崩れる。
直哉「証印結ばずに何ができるんや?気になるわ」
伏黒恵の肉体は…覚えている。
伏黒「ハハッ…」
直哉「ッ!」
冥冥「指が生えた…」
直哉「まさか…!」
伏黒恵は、宿儺に受肉されてから…何度も反転術式を浴びた。肉体は覚えている…反転術式の使い方を─
伏黒恵は理解していた…必中必殺の領域の─
術式の付与を──
両面宿儺の領域、伏魔御厨子─
現実と生得領域の境界こそ伏黒は作れないが─
既に作られた結界を後から押し合いにする力を手に入れた。
伏黒「さぁ…どっちが勝つかな!」
その伏黒の台詞と共に、虎杖は走り出していた。
ドブ「ドブカスがぁ!禪院家の地位だけやなく!命も奪おうてか!?」
伏黒は、証印を結び続けることにより、領域の必中必殺の出力を維持している。
虎杖「うぉぉ…!」
東「壱、弐、虎杖さん…サポートします…」
虎杖「おう!(さっきの人…奈津菜だっけ?人のかわり具合がものすごいな…)」
直哉「(この2人は後でええ…厄介やが…速度出せば何回でもフリーになれる。動かんが、やらなきゃいけへん伏黒くん…こっちが大変やわぁ…)」
伏黒「はぁ…はぁ…」
冥冥「大丈夫かい?護衛するよ」
伏黒「ありがとうございます……はぁっ………大丈夫です…。」
直哉「あの護衛…あの烏が協力やわ…狙いがわかってる以上…迂闊に近づいたら腹割かれる…。」
─瞬蘭ッ!
一瞬、刃が届く…。浅く、弱い一撃だが、確かに届いた。
直哉「なんや…ダルッ…」
黒閃
直哉「何でついて来れるねん…君…」
虎杖「降りてこいッ…」
直哉の着地点に切り取り線のマークが触れる。
直哉「なっ…」
虎杖「解」
直哉「(なんやこれ…再生できひん…なるほど…魂か…!)」
虎杖「釘崎!」
※ドブと直哉は同一人物です。
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