テラーノベル
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コメント
1件
うわあ、これすごく重い話だね…。ノイズの走った映像と、主人公の心のノイズがシンクロしてる感じがした。特に「死にたいって思ってる俺の方が大変なんだから」ってとこ、胸がぎゅっとなったよ。ラストの「そういうことか。なんとなく理解した。運命、。」って、あの子供たちの声と主人公の選択が繋がった瞬間なのかな…。不思議で切ない話、ありがとう🌙
『ねね〜、――ちゃん。』
『なぁに〜?――くん。』
私は今、ノイズが走っているような不思議な映像のようなものが脳内に流れた。
小さい子2人の会話だった。
不思議だった。
あの2人は全く知らない人だった。
あの場所も、空も、ノイズが走っているような空気も。
本当に、なにも知らなかった。
ノイズが走っているような不思議な映像が止まった。
30秒くらいだった。ノカ?
心配になった。
自分の体が変なのに乗っ取られたりしてないかとか、なにか病気になったのかとか。
今は昼の2時。
病院は空いてるはず。
行ってみよう。
――――――――――
「先生っ!僕の体は、大丈夫なんですか?」
「…..はぁ。..大丈夫。どこも悪いところは無い。健全だ。」
「ぇえ?でも本当に全く知らない映像みたいなものが見ぇ….」
「見えたのかもしれませんが、お体に異常は見られません。」
「えぇ〜。」
「とにかく、体調が急に悪くなられた時にもう一度来てください。」
「このような異常があった時も来て良いのですよね?」
「その場合、次はお祓いに行ってみては?では、有難うございました。」
「ぁ…..」
――――――――――
はぁ。あのヤブ医者もっ、友達って言うクズもっ、なんで信じてくれないんだ?
絶対体に異常があるはずなんだっ。
無いとおかしいんだっ。
――――――――――
友達とメールで愚痴った。
『あぁ~もうこの世からいなくなっってしまいたい。』
『えぇー!!なんで〜?
なんかあったぁ?話聞くよー!』
『なんもないけど、心配くらいしろよ。』
『してるよぉー!』
『嘘っぽい。お前なんて絶交だ。』
『えっ!、、、わかった。』
【――が――のメールを削除しました。】
――――――――――
はぁ。図星じゃねーか。
《えっ!、、、わかった》なんて。
本当の友達なら《わかった》なんて言わないはず。
必死に《やめて》とか抵抗するはず。
やっぱ俺に友達なんていない。
頼れる人なんて0人なんだよっ
――――――――――
トコトコ、トコトコ。
信号がチカチカとしていたので急ぎめにわたる。
自販機でペットボトルを買う時にお金を入れずにボタンを押してみる。
そして買った人が取り忘れたお金がないか確かめてみる。
目の前に歩いている人が遅かったら、どんな人でも「チッ」と舌打ちをした。
申し訳なさそうな顔を見たら、心が少しスッキリした気がした。
(死にたいって思ってる俺の方が大変なんだから。)と思っていた。
スランプと言って会社の資料は作らない。この方法を使えば社会は簡単だ。
そう思っていた。
――――――――――
どれだけ好き放題しても、
どれだけ借金しても、
どれだけ喧嘩を売って怒を買っても、彼は、この生活を変えなかった。
「あいつ、いらつくよな。」
「いつか妥当な罰を受けて欲しい。」
「どんだけ自分に自信があればあんな事が出来るんだ?」
「とてもじゃないほどの矛盾だな。」
「サイテー」、「最悪っ!」
彼と同じ町に住んでる人は、そんな声を上げていた。
――――――――――
『ねー、――くん!一緒に、ザザー、しようよっ!』
『良いね、僕もやってみたかったんだ!』
『早くザザーへ行こうよっ!早くっ早くっ!』
『そうだね、早く行こうか。』
まただっ、また見える、聞こえる。
今度はどこかに行くのか?
ノイズ音で肝心なところが聞こえなかった。
とりあえずお祓いに行ってみよう。
――――――――――
「すみません。お祓いをしてほしくて」
「、、、?、、特にあなたから悪霊や善霊の気配は感じませんが?」
「とにかく、お祓いしてください。」
「代金はいただきますよ?良いんですか? 」
「あ゛ぁ゛?たかがお祓いごときで金を奪うのか?たかがお祓いしか出来ないクズだから商売かw」
「すみませんね。それであればお帰りください。」
「はぁ?お祓いしてくだださいって言ってますよね?早くお祓いしてください。」
「は、はぁ。」
――――――――――
お祓いが終わって、「金は払わねぇ!」と言ったら、警察を呼ばれた。
そして、逮捕された。
俺は死にたい。俺は死にたい。
死んでやる!
食事の時間に、食事用ナイフで心臓のあたりをグサリ。
グサリ。
2回刺したところで俺の意識はプツリと切れた。
――――――――――
その時に、――くんと――ちゃんは、どうなったのか。
『ね〜あーくん、「飛び降り」へしようよ!早くっ!早くっ!』
『そうだね、行こうか。』
ノイズの晴れた映像が一瞬脳内に流れた。
そういうことか。
なんとなく理解した。
運命、。
そこで彼の意識はなくなった。