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《side雫》
俺は最近転校してきたごく普通?の中学生。
まあ色々な理由があって琴音に彼女のフリをしてもらうことになった。
にしても琴音の奴…もう30分くらいたってるぞ授業はもう始まってるし…。
ちょっと探してみるか?
「先生!筆箱忘れたんで取りに行ってきます。」
ふぅ…。久しぶりに性悪なことしたな…。
大体、みんなこっから移動教室してるはずなんだけど…。
「え?」
そこには頭から血を流した琴音の姿があった。
俺は琴音を抱っこしてすぐに保健室に連れて行った。
俺が理由を説明すると先生は
「救急車を呼びましょう。多分階段から足を滑らせてしまったのかと。」
と電話をかけながら俺に言った。
いや、違う。多分亜美だ。
あくまで推測だが、亜美は俺のストーカーだ。ストーカーの顔を見たとき、女の顔だったし亜美と完全に一致した。
多分ファミレスに行ったとき、インスタに写真をあげたからその写真を見てなにか亜美の逆鱗に触れたのだろう。
とりあえずおみまいに行ったらそのことを琴音に伝えないと…。
「じゃあ琴音をお願いします。」
そして筆箱を持ったふりをして教室に行き、授業を引き続き受けた。
そしておみまいに行ったら琴音が目を覚ましていた。
「!雫…。」
「琴音、大丈夫か?」
ああ、琴音が無事で良かった…!
でも、こっからが問題だな…。亜美の奴をどうするか…。