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ATTENTION
・こちらはnmmn作品です。
・Irisの意味がわからない方は観覧をお控えください。
・こちらの物語のパクリ、朗読を硬く禁じます。
・キャラ崩壊有り
・上記の内容を踏まえた上でご観覧ください。
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「あにき〜、そろそろ中入ってきたら?流石にベランダは風邪引くよ」
そう言いながら後ろから抱きつけば、元々いるのが分かっているかのように首を竦める。
「それ、なにもってんの?」
「ん、あぁ、煙草。」
何となく後ろじゃ話しずらくて彼の横に移動する。
「珍しいね。やめたんじゃなかったん?」
「今日だけ、ええやろ。」
「まぁ、あにきがしたいならいいけど。」
ちらちらと視界にチラつくのは雨で、何となく今日は気温が低い。
そろそろ強引にでも室内に居れなきゃな
「寂しかった?」
何となく聞いてみた。
彼が喉に負担の掛かる煙草を吸うのは珍しいなと思ったから。
「……寂しかった。」
返ってきたのは100点満点の答えで、すっかり小さくなった煙草の火を落としながら目を合わさずに言葉を紡ぐ。
「そっか」
「……」
「なぁ、あにき。こっち向いてや」
「……ッ」
予想通りにりんごのように真っ赤で、今にも零れそうな瞳を見つめる。
「寂しかったんやろ?俺が慰めたるわ」
少し強引に数センチ空いた口に舌を入れれば、吐息混じりの声が聞こえる。
少しだけ煙草の味がしたが、彼の味と混ざって甘く感じた。
トントンと胸を押され、名残惜しくも口を離す。
元々可愛い顔が更に可愛くなって俺の興奮を掻き立てる。
「続き、しような」
語尾にハートが付く勢いで耳元で囁けば、それだけで赤くなる頬。
そんなんだから意地悪したくなるんだよ。