気づいたら神社にいた。
どうして神社に来たのか、
どうして来るまでの記憶がないのか、
覚えてない。
「ん?そこに誰かいるのかい?」
と狐のお面を被っている男が言う
「ここの神社の人ですか?」
そう聞くと
「ここの神社の主ですよ」
なぜか男はニヤリと笑ったような気がした
「道に迷ったのかい?」
と男にたずねられる
「そんな感じです」
「そろそろ暗くなる、家にかえりなさい」
そう言って男は
鈴のような物を渡してきた
不思議そうに僕が見ていると
「もし、危なくなったら、この鈴を鳴らすといい」
「きっと神様がお助けになってくれるよ」
「僕は宗教とか興味ないよ?、、」
男は笑う。
「ははは、宗教とかじゃないよ」
「ただのお守りさ」
あれ?急に目眩が……
視界が歪んでいる
男に一瞬尻尾や耳が見えた気、、、が、
、、、、、、
ーこんなことがあってから数年ー
あの後、気づいたら家にいた。
アレは夢だったと思うようにしてたけど、
夢とは違うと思う、なぜなら、、、
夢の中に出てきたはずの、すすが僕の手の中にあったから
そう僕は鈴を握りしめていたからだ。
本当にあの人は人間だったのか
あの夢はなんだったのか
今の僕にはわからない
学校に向かおう
コメント
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お、気づいたら復活しとる(((((